朝起きたらBW2の主人公になってました(全年齢版) 作:とも667
コウキくん、ジムに挑みます。
色々あって『ヒロイン図鑑』をもらったコウキ。とりあえずコウキは、ヒオウギシティに戻ることにした。
「おーい、コウキ!!」
「あ、アデクさん!!」
「言い忘れておった。お前さんならわかっておるとは思うが、ジムリーダーは強い。だが、お前さんとポケモンが力を合わせれば、かならず勝てる!!」
アデクはコウキに、激励の言葉をかけている。コウキもそれでやる気が出てきた。
「はい、頑張ります!!」
「いい報告を待っておるぞ!!」
「さて……頑張らないとな」
コウキは頬を叩いて気合を入れ、ヒオウギジムへと向かう。コウキは、ここで戦うジムリーダーを知っていた。
「チェレン……懐かしいな」
昔の思い出を懐かしみながら、歩いていると……人と肩がぶつかった。
「あっ、すみません」
「あ、こ、こちらこそ……」
「オカルトマニア? カロスの服装だったな……」
カロスから旅行に来たのだろうか。そう思いつつ、コウキはヒオウギジムへと向かう。
「トレーナーズスクール、ここだな」
コウキはその中に入って、ジムに一直線に歩いていく。そこでコウキは、ジムの中から声が聞こえてくることに気づいた。
「それじゃ、これがベーシックバッジだ」
「ありがとうございました」
「あなたもジムに挑戦してたんですね。おめでとうございます」
コウキがそう言うと、エリートトレーナーはコウキを一瞥し……すぐに去っていってしまった。
「クールな人だなぁ……あ、お邪魔します」
「ようこそ!! 僕はチェレン、ヒオウギシティのジムリーダーをやってます。いや、やっているというよりは、なりましたと言ったほうが正しいな」
「チェレンさん、初めまして。僕の名前はコウキ、ポケモントレーナーになりたての男です」
コウキも自己紹介を返す。そしてチェレンが、ジムトレーナー達に指示を出し始めた。
「自己紹介も終わったことだし、ジムとして君を迎える準備をしないと。二人とも、チャレンジャーを迎えるよ。持ち場に移動して」
「はい!!」
「あの二人に勝てたら、僕が相手をしますから」
コウキにそう言って、チェレンは奥に行った。そしてコウキは、迷わず前に出る。内心コウキはドキドキしていた。
『これがジムの緊張感か……!! くぅ~、ワクワクするな!!』
「よし、準備はいいみたいだな!! いくぞ!!」
「よろしくお願いします」
コウキはこうして、初めてのジムに挑戦することになった。コウキの鍛え上げられたポケモンの前には、ジムトレーナーのポケモンも敵わない。
「チャオブー、『つっぱり』!!」
「チャブゥゥゥ!!」
──ズダダダァァン!!
「ミィィィ……」
ミニスカートのミネズミが気絶した。これで、コウキの勝利だ。
「ありがとうございました」
「あぁ、負けちゃった……強いね、キミ」
「それほどでもありませんよ。それではチェレンさん、お願いします」
それを見ていたチェレンが、冷静にコウキのポケモンを分析する。
『チャオブー……もう進化させている。それにまずルリリを出して、しっかり経験値を与えているようだ。知識不足なども全く見られない……できる』
「あぁ、わかってる。君にとっては初めてのジム挑戦だが、僕にとってもまだ二回目だ。さっきの人は強かった、執念のようなものを感じる程に……まるで昔の僕のようだったよ」
「昔のチェレンさん……ですか」
コウキはそう言ったが、昔のチェレンのことを知っている。ひたすら強さを求め、負けには意味などないと考えていた、上昇志向の塊。
「おっと、おじさんの昔話をしても面白くないよね。それじゃ……お互い悔いを残さないよう、ベストを尽くそう!!」
「はい、よろしくお願いします!!」
「さてと……よし。やるぞ!!」
チェレンも頬を叩いて、気合を入れ直す。コウキもそれを見て、ボールを取り出した。
「いけ、ルリリ!!」
「ゆけっ、ミネズミ!!」
「ルリィ!!」
「ミッズゥ!!」
二匹がバトルフィールドに出現する。そして、ルリリを出したのを見てチェレンは考える。
『やはり出してきたな。経験値が目的なんだろう……それなら、交換した後の隙で『ふるいたてる』をして、それから攻める!!』
「今だ、ミネズミ!! 『ふるいたてる』!!」
「甘い!! ルリリ、『あまえる』だ!!」
それを聞いて、チェレンが驚愕する。交換すると踏んで、変化技の指示を出してしまった。無防備なミネズミに、ルリリが近づいて……
「なにっ!? ミネズミ!!」
「ルリリィ~♪」
「ミ、ミッズゥゥ……」
「これで変化技の分はチャラだな!!」
ミネズミの攻撃ががくっと下がる。攻撃+1が-2されて、差は-1だ。
「くっ……!! まさか読み違えるとは……!!」
「ルリリ、すかさず『バブルこうせん』だ!!」
「ミネズミ、『みきり』!!」
「ルリィィィッ!!」
──ダババババッ!!
バブルこうせんを見切ったミネズミが、綺麗にバブルこうせんを躱す。それを見て、コウキが不敵な笑みを浮かべた。
「いいぞ、ルリリ!! 戻ってこい!!」
「まさか……攻撃を当てるのが目的ではなかったのか!?」
「バブルこうせんは、前方に泡の光線を発射する攻撃……だから、それを推進力にすれば目くらまししながら戻ってこれる!!」
コウキの狙いはそこだった。それがわかって、チェレンは冷や汗を流す。
『このトレーナー、本当に初心者なんだよな? まるで、何十年もポケモントレーナーをやっていたようなテクニックだ……!!』
「行ってこい、チャオブー!! 『ニトロチャージ』だ!!」
「……ミネズミ!! 『たいあたり』で迎え撃て!!」
『ふるいたてる』をしてもやられるだけ。そう判断して、チェレンはHPを削ることを優先した。二匹が接近していき……正面衝突する。
「チャアァブッ!!」
──ズドォォン!!
「ミッズゥゥ!!」
「そこだ、チャオブー!! 『ニトロチャージ』で追いつけ!!」
チャオブーがもう一度炎を纏い、吹っ飛ぶミネズミに追いついた。そして、そこでコウジが指示を出す。
「チャオブー、『つっぱり』だ!!」
「チャブゥゥゥッ!!」
──ズダダダァァン!!
「ミズゥゥゥ……」
ミネズミは、つっぱりの連撃を受けて戦闘不能になった。それを見て、チェレンがミネズミをボールに戻す。
「……想像以上だな。とても初心者とは思えない」
「ありがとうございます」
「だけど僕は!! ジムリーダーとして、君の壁でありたい!! 行け、ヨーテリー!!」
チェレンがヨーテリーを繰り出す。それを見てコウキは、脳内であの曲が流れ始めるのを感じた。
『チェレンの闘志を感じる……だけど俺達の闘志も負けてはいない!! 勝負だ、チェレン!! 『勝利は目の前』だぜ!!』
「ヨーテリー!! 『ふるいたてる』だ!!」
「ワンワンッ!!」
「チャブッ!!」
チャオブーは、仕掛けようと体勢を低くした。しかしコウキは冷静に、仕掛けるタイミングを見計らう。
「待て、チャオブー。『まるくなる』だ!!」
「チャオ? チャオッ!!」
「……仕掛けてこない、か」
チェレンは自分の作戦が読まれたことに、またしても冷や汗を流す。
『今のチャオブーはニトロチャージを二回放ったあと。だから、素早さが二段階上がっているはずだ。仕掛けてきたら、それを利用してチャオブーに勢い余らせるつもりだったが……ここまで読んでくるか!!』
「……ヨーテリー!! もう一度『ふるいたてる』だ!!」
「もう一回『まるくなる』だ!!」
『ふるいたてる』は、一回で攻撃と特攻を一段階上昇させる。それに対して『まるくなる』は、防御力を一段階上昇させる技。そしてチェレンのヨーテリーは、特殊技を覚えていない。
『これ以上やっても無駄、か……!!』
「行け、ヨーテリー!! 『たいあたり』だ!!」
「ワウーンッ!!」
それを見て、コウキも仕掛けるべきタイミングだと察した。コウキも満を持して、攻撃の指示を出す。
「チャオブー!! こっちも『たいあたり』だ!!」
「チャブゥゥゥッ!!」
「ニトロチャージじゃない……!?」
コウキは一度同じ戦法を、ヒュウにされたことがあった。だから、同じ手は食わない。スピードの遅いたいあたりならば、急停止が効くから。二匹が接近して……ぶつかる。
──ドガァッ!!
「チャブッ……!!」
「キャンッ!!」
「そこだ、仕掛けろ!! 『ニトロチャージ』!!」
コウキはチャオブーに、チャオブーの一番欲しかった指示を出す。チャオブーが笑みを浮かべて炎を纏い……怯んだヨーテリーに、突貫する。
「しまった、避けられない……!!」
「チャアァブゥゥッ!!!」
──ズゴォンッ!!
「キャイィィン!!」
怯んだヨーテリーには、高速で突っ込んでくるチャオブーを避けられず……為す術なく、当たってしまった。それをみすみす見逃す程、チャオブーもコウキも甘くはない。
「チャオブー、トドメだ!! 『つっぱり』ッ!!!」
「チャブゥゥゥッ!!!」
──ズダダダダァァァン!!!
「キャウゥゥーン……」
──ドサッ。
静かな音と共に、ヨーテリーが倒れ込む。そして、少しの静寂の後……審判が叫んだ。
「ヨーテリー、戦闘不能!! チャレンジャーコウキの勝利です!!」
「……やったぁぁぁぁ!!」
「チャブゥゥゥゥ!!」
二人が跳んで跳ねて喜ぶ。チェレンは、それを見て……笑った。
「……そう!! これが、ポケモン勝負なんだよ!!」
「ありがとうございました!!」
「ジムリーダーとして……二人目のチャレンジャーが君でよかった。素直にそう思える、素晴らしい戦いでした!!」
コウキとチェレンは握手をした後、チェレンが賞金とジムバッジを手渡す。
「これはささやかな賞金と……そんなポケモンと、君の強さを称えるための、ベーシックバッジだ!! 是非受け取って欲しい!!」
「……これが、ベーシックバッジ!! ありがとうございます!!」
「そして、これも受け取ってほしい!! 『ふるいたてる』の技マシンさ!!」
コウキはそれを受け取って、またお礼を言う。
「ありがとうございます!!」
「このイッシュ地方には、八つのポケモンジムと八つのジムバッジがある。君もポケモントレーナーなら、全てのジムバッジを集めなよ!!」
「はい、ありがとうございました!!」
コウキはそう言って、ジムを出ていった。それを見て……チェレンが呟く。
「トウコ、君にも見て欲しいな……きっと彼は、君をも超えるチャンピオンになるよ」
「ふぅ……!!」
「おーい!! どうだった、ジムリーダーとのポケモン勝負?」
ベルにそう聞かれて、コウキは自慢気にさっき手に入れたベーシックバッジを見せつけた。
「ベーシックバッジ!! すごいすごい、ポケモンと旅を始めたばかりなのに!! あなたにはトレーナーの才能があるよ、絶対!!」
「そうですかね? ありがとうございます」
「それじゃ、私からはこれ!! 『おんがえし』の技マシンだよ!! ポケモンが懐いてれば懐いてるほど、威力が上がる素敵な技なの!!」
コウキはそれを受け取って、お礼を言った。
「ありがとうございます……あはは、なんか今日はお礼してばっかりだな」
「ふふっ……それにしても、チェレンったら」
「ベル!! 二年ぶりだね」
ベルは、いきなりチェレンが出てきて、すごく驚いている。
「うひゃあ!? ど、どうしたの?」
「せっかくだからライブキャスターの登録を、と思ってね」
「いいんですか? 是非とも!!」
コウキはライブキャスターに、チェレンを登録する。
「これで僕のライブキャスターから、君に連絡ができるね」
「あ、それなら私も!! ……よし!! 一緒にアララギ博士も登録しといたよ!!」
「色々ありがとうございます……ん?」
ライブキャスターが鳴り始めて、コウキが画面を起動する。通話相手はアララギ博士だ。
「ハーイ、コウキ!! 私がアララギよ!! ベルから聞いたわ!! ポケモン図鑑を受け取ってくれて、本当にありがとう!!」
「あっ、初めまして!! こちらこそ、ありがとうございます!!」
「あなたのおかげで、私達とポケモンは更に仲良くなれるわ!!」
そこでベルが楽しそうに話し始めた。
「博士、こっちは面白いですよ!! 二年前は確認できなかったポケモンが、たくさんいますね!!」
「ベル、遠くまでおつかいありがとうね。そしてチェレン、ジムリーダーはどうかしら?」
「アララギ博士、お久しぶりです!! 相変わらずお元気そうで。ジムリーダーですか? 難しいですね……いつものパートナーなら」
愚痴をこぼすチェレンに、博士は笑う。
「まぁ、チェレンったら……ギリギリの勝負をすることで、挑戦者とポケモンの絆を深めさせるジムリーダーになるんでしょ?」
「ギリギリの戦いは、今のところできていませんけどね……今まで二人来ましたが、どちらにも完敗しました」
「大丈夫ですよぉ!! チェレンは新米ジムリーダー、私はポケモン博士のタマゴ、コウキはまだポケモントレーナーになりたてだけど、いつもポケモンがいてくれますから!!」
ベルがそう言うと、博士がそれに続ける。
「そうよ、ベル!! 私達の世界は、ポケモンとの世界なの!! みんなそのことをいつも考えて、その上で自分のやりたいこと、できることをポケモンと追い求めてね!!」
「わかっていますよ、博士」
「特に、コウキ!! ポケモン図鑑も大事だけど、まずはポケモンとの旅を、心ゆくまで楽しんでね!!」
コウキはそう言われて、頷く。
「もちろんです!!」
「それじゃ、私は研究があるので失礼します!! バーイ、コウキ!!」
「切れた……すごいな、ライブキャスターって」
コウキがそう言うと、ベルが嬉しそうに言う。
「でしょ? ライブキャスターって、ホントすごいよね!! あ、私に電話してくれたら、ポケモンがどれくらい懐いてるか教えてあげるよ!!」
「ふむ、それなら僕はポケモンの特性やタイプの相性について、知っていることを教えてあげるよ」
「二人とも、色々とありがとうございます……あ、ヒュウ兄さん!!」
ヒュウはチェレンのところに、一直線に走ってきた。
「ジムリーダーだな!! 早速だけど挑戦だぜッ!!」
「君も手強そうなトレーナーだね……了解!! ではポケモンジムにおいで」
「なんだよ!! 絶対に勝つからなッ!!」
コウキは感情的なヒュウを見て、少し呆れたような顔をする。
「ジムリーダーって、想像以上に大変だねぇ」
「それで、どうするのお? サンギタウンを超えた先のタチワキシティなら、別のポケモンジムもあるけど?」
「もちろん、そこに行きます!!」
コウキはそう言って、走っていった。まずは、アデクのところにいい報告だ。
「アデクさん!!」
「言わずともわかる!! チェレンに勝ったのだろう? お前さんならやれると思っておった!! だが天狗になるなよ、ポケモントレーナーは一生成長し続けるのだ!! ポケモンと共にな!!」
「はい、わかってます!!」
コウキはそう言って、アデクの家を出て……20番道路を走り抜ける。そこでコウキは、一匹のポケモンを捕まえた。
「チャオブー、手加減して『たいあたり』」
「マユゥゥゥ!!」
「よし、モンスターボールだ!!」
コウキがモンスターボールを投げた相手は、クルマユだ。コウキは草タイプが欲しかったので、そのためのものだ。
「レベル上げは……タチワキコンビナートでやるか」
「おーい!!」
「あ、ベルさん。どうしました? そんなに慌てて」
ベルは忘れていたことを思い出したのだ。コウキの持っている、ポケモン図鑑のパワーアップ。
「ごめんね、コウキくんに託したポケモン図鑑のパワーアップを忘れてたよ!! その名も、生息地リスト!! これ、すごいんだよ!! ちょっと図鑑を借りるね!!」
「……いけましたか?」
「生息地リストは、エリアごとにどんなポケモンがいるか確かめることができる、ポケモン図鑑のモードなんだよ!!」
コウキは、バレなかったことに安堵した。ヒロイン図鑑……誰でも触れるようになっているのではないかと思ったが、どうやら自分以外には見えていないらしい。
「便利ですね……あ、こうやって使うんだ」
「そうそう、上手!! ポケモン図鑑を埋めることは、あなたの世界を広げること!! だから色んな場所に行って、色んなポケモンに出会ってね!! じゃあね」
「ありがとうございましたー!! ……好感度レベル9か」
コウキは、ヒロイン図鑑を見てみる。すると、情報が一部追加されていた。
「こんな感じなのか……どういう仕組みなんだか」
コウキはそう言いながら、タチワキシティへと歩いていった。
一方その頃、プラズマフリゲートにて。船上で、ヴィオの驚愕の声が響いた。
「なんだと!? その少年が、ゲーチス様を知っていた……!?」
「は、はい。どうやらそうらしく……一体どこから漏れたんでしょうね?」
「チッ……また、どこの誰ともわからぬトレーナーか。トウコ……奴には煮え湯を飲まされた。となると、早めに排除しておいた方がいいか……」
そう言いながら、ヴィオはゲーチスとアクロマへの報告のため……船の奥へと歩いていった。
「……アクロマ様。報告は以上です」
「なるほどっ!! その子供は何故か秘密を知っていて、しかも強そうなポケモンを連れていた……と!!」
「そのような報告になっております。あの辺りに強いポケモンはいないはず……一体どうなって?」
ヴィオの懸念を他所に、アクロマは探究心をどうしようもなく刺激されていた。
「素晴らしい……!! そんな場所に、そのような異分子がいるとは!! 是非とも会ってみたい、そして聞いてみたいっ!! ポケモンの力を引き出す、その方法を!!」
「ア、アクロマ様……?」
「もう下がって構いませんよ、ヴィオさん」
そう言われて、ヴィオが一礼して部屋を出た。
「……あの人には、危機感というものがないのか? 秘密が漏れているんだぞ?」
ヴィオはブツブツと呟きながら、ゲーチスのいる場所へと向かった。そして、ゲーチスの部屋。
「なんだと!? その、よくわからないトレーナーが!?」
「は、はい。そのようで……ひっ!?」
──ガンッッ!!!
「裏切り者をすぐに探しなさい!! 見つけ次第、海に放り込め!!」
ゲーチスは杖で床を強く突いて、ヴィオを怒鳴りつける。そう言われてはヴィオも従う他ない。
「は、はっ!!」
「……有り得ぬ、有り得てはならぬ。今度こそ絶対に、どこの誰ともわからぬ、くだらぬトレーナーなんぞに、私の邪魔はさせない……!!」
ゲーチスは自分の部屋で、杖で地面を突きながらブツブツとそう呟き続けていた。そして結局、裏切り者は見つかることがなかった。
次回、タチワキシティ。