公安特捜班鳥取・風の挽歌‐倉吉着14時23分の行方不明者‐ 作:新庄雄太郎
「班長、鳥取へ行かせていただけないでしょうか?。」
と、南は高杉に言った。
「えっ、鳥取へか。」
「はい。」
「彼女の行方不明と関係しているんではないかと思われます。」
「ほう、なるほどね。」
「そう言えば、彼女は京都へ行って鳥取へ行ったんじゃないのかな?。」
と、高山は言った。
「えっ、京都。」
「ところで、京都で友人は居ました。」
「ええ、確か名前は美樹原明日香って言っていたな。」
と、市原は言う。
「その女性はどう言う関係なんですか?。」
「高校時代の友人だったかな、芽美が高校2年の頃に京都へ転校したからな。」
「それ、いつ頃なんですか?。」
と、南は市原に言った。
「確か、高校2年だったかな。」
「よしっ、さっそく鳥取と京都へ行ってみます。」
次の日、南と高山は午前7時00分発の東海道新幹線「のぞみ203号」に乗って京都へ向かった。京都に到着したのは9時21分である。
京都市内
「ここみたいですね。」
「うん。」
早速、南と高山はそこのマンションへ向かった。
「えっ、芽美が来ていたかって。」
「ええ、今日とに友人がいると聞いたんですが。」
「高校の時は、クラスは一緒でしたけど2年の頃に父と離婚して京都へ来たの。」
「ほう、なるほどね。」
「芽美に何があったんですか?。」
と、明日香は言った。
「実は、昨日から行方不明になっているんです。」
「えっ、芽美が!。」
「はい、置手紙を残してひとり旅に出たらしいんです。」
「彼女はよく行きそうな場所は分かりますかね。」
と、高山は明日香に言った。
「そうね、今年の黄金週間で京都と鳥取へ旅行したの、その時に私はかず君と一緒に行ったのよ。」
「ほう、なるほどね。」
「主任、そろそろ鳥取へ行きますか。」
「ええ。」
そして、南と高山は京都駅から10時51分発の特急「スーパーはくと5号」に乗って鳥取へ向かった。
南と高山は、砂丘近くの海岸へ向かった。
「何、砂丘の海岸で女性の死体だと。」
と、さっそく南と高山は現場へ向かった。
「何だね、君は。」
「東京中央鉄道公安室の南 達仁と言います。」
「同じく、高山です。」
と、二人は手帳を見せた。
「私は鳥取県警捜査一課・警部の木下です。」
「倉吉署の山根です。」
「同じく、岡本です。」
と、挨拶をした。
「あれっ、主任。」
「芽美じゃありませんよ、別人ですよ。」
「何っ、芽美じゃないっ。」
「それで、死因は?。」
「恐らく、溺死と思われます。」
「被害者は飯山 美穂か。」
と、南は言った。
「わかった、諦めずに彼女を探そう。」
「ええ。」
そこへ、1人の女性がやって来た。
「美穂!、美穂ーっ!。」
「おいっ、入っちゃいかん。」
「私、この女と友人なんです。」
「えっ。」
「じゃあ、あなたはその女性とは友人なんですね。」
「はい、学生時代の時の一番の友人なんです。」
「なるほどね。」
「では、あなたは学生時代の親友なんですね。」
「ええ。」
「やはり、倉吉署管内で起きた女性拉致事件と関係しているんですかね。」
「えっ、拉致事件って。」
「ええ、倉吉署管内で女性が拉致事件が起きてね、犯人はスポーツカーに乗った男に連れ去って女性を拉致して逃走する事件か起きていたんだ。」
「ほう、なるほどね。」
「人殺し!。」
と、彼女は言った。
「人殺しって、あの男が。」
「美穂は自殺なんかしないわ。」
「きっと、あの男に殺されたんだわ。」
「その男が犯人なのかな?。」
鳥取県警・鳥取警察署捜査本部
「死因は、溺死と判明しました。」
「つまり、この事件についてなんですがどういう状況なんですか。」
と、南は言った。
「はい、倉吉署管内で女子学生の拉致事件がありまして、砂丘で起きた事件と関連が強かったので我々も捜査していました。」
「ほう、なるほどね。」
「この女性を探しているんですが。」
「ほう。」
「その女性の行方不明と一連の拉致事件と関係しているんでしょうか?。」
「ええ、一昨日から置手紙を残して行方が分からなくなったんです。」
「それも考えられますね。」
と、木下警部は言った。
「よしっ、この事は高杉班長に報告しておこう。」
「ええ。」
そして、我々は東京へ戻った。
彼女は、何処へ行ったのだろうか?。