公安特捜班鳥取・風の挽歌‐倉吉着14時23分の行方不明者‐ 作:新庄雄太郎
「ほう、彼女は東京から新幹線に乗って京都へ向かい、次の日に鳥取へ行ったのか。」
と、高杉は言った。
「ええ、彼と友人と一緒に京都へ行き、次の日に鳥取へ行っていたそうです。」
「と言う事は、黄金週間で新幹線に乗って京都と鳥取へ旅行していたことが分かった。」
「本当ですか、それは。」
「日程は2泊3日で、京都と山陰へ行っていたそうだ。」
「ええ、市原は失踪した彼女と婚約した記念に旅行したんだそうだ。」
と、写真を見て松本は言った。
「市原さん、この2人の男性は?。」
「ああ、こいつは俺のダチだよ。」
「名前は、分かりますか。」
と、南は市原に言った。
「そうだな、名前はな坂口秀人と三谷 隆吉だよ。」
「その友人に聞いていますか。」
早速、南と高山は市原の友人の坂口と三谷に話を聞くことにした。
「ああ、旅行へ行くときは一緒だったぜ。」
「俺もその女知ってるぜ。」
「えっ、間違いなく旅行は一緒だったんですか。」
と、2人は南と高山に言った。
「ええ。」
「ただ、隆吉は京都駅で別れたけどね。」
と、坂口は言った。
「えっ、京都駅で別れたって。」
「あいつは、富山へ行っていたからね。」
「ほう、なるほど富山へ行っていたんですか。」
「ええ、彼の実家は富山なんですよ、中学の頃に父親を亡くされて、母とおばさんの家に妹と住んでいるんだよ。」
「それで、愛に行くから京都駅から富山行の特急に乗って行ったから。」
「ほう、なるほどね。」
「京都で友人と別れた後に、京都から特急「スーパーはくと」に乗って鳥取へ行ったんですね。」
と、小海は言った。
市原が話した京都・山陰旅行は次の通りだった。
1日目 東京から新幹線に乗って京都へ、東寺と金閣寺を観光 京都市内のホテルで1泊
2日目 京都から鳥取へ、京都駅から特急「スーパーはくと」に乗って鳥取へ
3日目 帰りは特急「やくも」と新幹線「のぞみ」に乗り継いで帰京
「なるほどね。」
「と言う事は、友達は鳥取へ行かず富山へ行っていたのかね。」
「ええ、駅でダチを見送ったのは覚えているよ。」
と、坂口は言った。
「そうですか、じゃあ見送った後に特急「スーパーはくと」に乗って鳥取へ行ったんですね。」
「ええ。」
「なるほどね、彼女が最後にあったのが黄金週間の旅行が最後だったんですね。」
「ええ、そこで京都の友人にも会ってきました。」
「なるほどね。」
「それから、市原さん。」
「はい。」
「実は、倉吉辺りで赤井ハードトップに乗った男に会って車に乗せたって。」
「それで、相手の方は。」
「わからない。」
「それで、赤井クーペに乗った男に心当たりはありませんか?。」
と、南は市原に言った。
「えっ、さぁね心当たりないな。」
「そうか、心当たりはないか。」
果たして、彼女は何処へ行ったのだろうか?。