単行本・大怪獣時代は人間に厳しい時代です   作:アイアイホイホイおさるさん

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はじめに

 【年表】

 1954年・ファーストコンタクト

 米軍原子力潜水艦ノーチラス号が未知の巨大不明生物と遭遇し、轟沈。

 生き残った船員の発言により、その巨大不明生物には大戸島に伝わる荒神「ゴジラ」の名前がつけられた。

 ビキニ環礁にてゴジラ撃滅のため核実験を名目にした作戦が展開されるも効果なし。ゴジラは行方を眩ませる。

 同年、この事をきっかけに未確認巨大不明生物の調査・研究の為の組織としてモナークが設立される。

 

 1962年・髑髏島調査

 ベトナム戦争終結に伴いモナーク調査隊が髑髏島に出発。

 壊滅状態の島と巨大類人猿型怪獣「グレイトエイプ」の死体の山を発見。

 生き残った現地民により、島の外から来た怪獣による仕業である事が発覚。詳細は不明だが、恐らく上記のゴジラによるものと推測される。

 

 1964年・インファント島調査

 核実験の舞台となったインファント島にて現地民の存在が確認され、調査隊が派遣される。

 島には現地民の他、鱗翅目型怪獣「モスラ」の卵とモスラを神として崇める「一族」と接触。

 以後インファント島はモナークの監視下に置かれ、「一族」からもモナークへの参加者が出る。

 

 1964年・イスラ・デ・マーラ危機

 メキシコの火山島イスラ・デ・マーラにてカルト教団によるテロが発生。火山に眠る鳥類型怪獣「ラドン」を目覚めさせようとするも失敗。組織は壊滅した。

 教団の保有していた資料と現地の遺跡等により、かねてより存在が囁かれていた未知の宇宙怪獣モンスターゼロ(仮称)の実在がほぼ決定的となり、モンスターゼロには改めてキングギドラの正式名称が与えられる。

 

 ………以降の怪獣の発見例は数が多すぎて追いきれないため、重要事項を除いて中略する………

 

 1998年・地球防衛軍設立

 その年のアメリカ独立記念日、当時のアメリカ大統領ホイットモアは自国が極秘裏に未確認飛行物体=UFOの残骸を手に入れ研究していた事、ロシアや中国といった大国も同じ残骸を保有し研究している事を全世界に暴露。

 ホイットモアは「地球は狙われている、我々は団結して戦わねばならない」と国連並びに世界各国に呼びかけ、人類の存続と地球を守る為の超法的行動を可能とする機関「地球防衛軍」を設立させた。

 ………後にインターネット上にて、ホイットモアはこの時から怪獣優生思想に偏りつつあったモナークに危機感を感じ、後に目覚める怪獣達と戦うために防衛軍を無理矢理立ち上げた。という陰謀論が流れたが、憶測の域を出ていない。

 関係ないがホイットモアは後の大統領選挙を前にして何者かに暗殺されている。 

 

 2014年・ゴジラ再び、サンフランシスコの惨劇

 モナークの管理下にあった怪獣・ムートーの番が突如として覚醒。

 それを倒すべく、これまで行方不明だったゴジラが再び表舞台に姿を現した。

 ゴジラと二頭のムートーはハワイ、サンフランシスコと海を股にかけた激闘を展開し、最後はゴジラがムートーを倒して勝利を収めた。

 しかしゴジラとムートーの戦いによりサンフランシスコは壊滅し、数多の死者を出したこの事件は後に「サンフランシスコの惨劇」と呼ばれるようになる。

 そしてこれまで歴史の影で怪獣達を調査・管理してきたモナークであるが、ここまで大規模な事件が起きてしまえば流石に隠しきれず、米政府はモナークと怪獣達の存在を世界に向けて公表。

 ………この事件を境に、世界は大怪獣時代へと突入していく事となる。

 

 2016年・シン・ゴジラ事件

 東京湾アクアラインにゴジラが出現。当初は姿の違いから別の怪獣と思われたが、蒲田より上陸し、品川にて「まるで進化だ」と言えるほどの変異を遂げ、ゴジラに似た姿へと変貌。最初の上陸は、そのままゴジラが東京湾へと逃げた事で終了。

 日本にゴジラ襲来という未曾有の危機に、政府は巨大不明生物災害対策本部………略して「巨災対」を結成。ゴジラ対策に乗り出す。

 その後政府内閣がゴジラから逃げ遅れて全滅する等の危機を乗り越え、淡路島にてゴジラの生命活動を凍結させる「ヤシオリ作戦」を展開。見事成功し、ゴジラ凍結に成功したが………

 

 同年・二"種"目のゴジラ

 ………が、モナークは上記の状態変化等これまでゴジラに見られなかった特徴を持つ事や、その後の詳しい調査により、モナークが追っていたゴジラとこのゴジラは全くの別種であると発表。

 モナークとしては「人間ごときに片付けられるような怪獣はゴジラではない」としてゴジラの威厳を守るための行動だったらしいが、世間的にはむしろ「あんなのがまだいるのか!?」と危機感を煽る事となり、世界中で対怪獣を目的とした軍備拡張の機運が高まる。

 尚個体区別のため、にモナークにより二頭目は「シン・ゴジラ」という識別コードが新たに与えられ、本事件も「シン・ゴジラ事件」と呼ばれるようになる。

 

 2017年・プロジェクトメカゴジラ

 この頃を前後してより激化し出した怪獣災害に対抗するため、防衛軍の各国支部は民間から公的までの様々な機関と連携しての対怪獣兵器・戦術の開発競争が激化。

 名目上は都市を襲う怪獣たちや将来的なゴジラの撃滅の為であったが、各国支部はそこで開発した兵器を使いゴジラ亡きあとの国家の覇権を握らせるという目論見の元動いていた。

 そのトップをリードしていた日本支部が開発した対怪獣巨大搭乗型ロボット兵器(イェーガー)の名を取り、後にこの一連の開発競争は「プロジェクトメカゴジラ」と呼ばれるようになる。

 

 2019年・アメリカ崩壊

 アラン・ジョナ一派を始めとする怪獣優生思想を掲げる環境テロリスト達による大規模サイバーテロにより一時的に各国の機能が停止。ネットワークが遮断された。

 それと同時にゴジラがついにニューヨークに出現し、それに応えるかのようにメキシコのイスラ・デ・マーラ火山が噴火しラドンが覚醒。

 二大怪獣による襲撃を前に、アメリカ軍並びに防衛軍は保有する全ての戦力を投入し、自国の防衛のために戦った。

 が、それを持ってしても二大怪獣の大破壊を前には無力であり、軍は大敗。国としての機能が成り立たなくなる程の打撃を受け、世界大国の一角は呆気なく崩壊した。

 

 2020年・最後の砦、日本以外ほぼ全部沈没

 アメリカ崩壊を皮切りに世界中で怪獣達が覚醒。各地の防衛軍は敗退を続け、いくつもの国家が崩壊し、数え切れない程の人命が喪われた。

 そんな中、残ったのは怪獣の襲撃がほとんど無かった日本と奇跡的に無傷で済んだ上海。防衛軍は日本支部を臨時の本部とし、日本と上海生き残った戦力を集中し。ここを人類防衛の最終ラインとして怪獣の襲撃に備えた。

 

 同年・キングギドラ来襲、日本最後の日

 ついにゴジラが日本に向けて侵攻を開始。防衛軍による迎撃が開始されようとしたその時、突如として巨大隕石が地球に落下。

 隕石は宇宙怪獣キングギドラとなり、防衛軍に対して攻撃を開始。同時にゴジラも到達し、防衛軍は二大怪獣の激突に巻き込まれる形で総崩れとなり、手も足も出ずに壊滅。

 そしてこの戦いで日本は国家存続に必要な全てを失い、長きにわたる日本国の歴史はここで幕を閉じた。

 軍と国家を巻き込んだ二大怪獣の激突はキングギドラが勝利。ゴジラが一時ダウンという形で決着がつき、キングギドラはそのまま上海を目指し飛び立った。

 

 同年・敗北、文明崩壊

 上海最終防衛ラインにキングギドラが到達。

 防衛軍は最後の切り札として、持てる技術の全てを結集して組み上げた対怪獣最終兵器・メカゴジラを起動。上海を舞台にメカゴジラ対キングギドラの決戦が繰り広げられた。

 メカゴジラはキングギドラを追い詰めるも、あと一歩の所で復活したゴジラが参戦。二大怪獣の猛攻を前にメカゴジラ=文明の象徴は倒れた。

 ゴジラとの遭遇から66を年を経て、国家の多くは機能を失い、防衛軍は壊滅し、最後の希望たるメカゴジラは倒れ、人類と怪獣の地球の覇権を賭けた決戦は人類の敗北に終わった。

 人類は種の存続の為、選ばれた人々を恒星間航行ロケットに乗り込ませ、地球外へと旅立った。

 戦いを終えたゴジラとキングギドラは、その多くの力を使い果たし休眠。一部怪獣信奉者曰く「人類が再び邪念に満ちた文明を築いた時に鉄槌を下すため」との事だが、真相は定かではない。

 

 推定2030年・地球奪還作戦

 10年後。地球に残った人々と、ゴジラによる支配をよく思わない怪獣達、そして歴史の裏で暗躍していた外星人勢力による連合が結成。

 上海にて対怪獣巨大要塞基地「アスカ」の建造がスタートした。

 

 

 【怪獣】

 ・ゴジラ

 種別:怪獣王、巨神の王、破壊神、大自然の化身、クソ王、圧政者

 全高:108m

 重量:90000t

 外見:レジェンダリー版ゴジラ(2019)

 〈概要〉

 地球の怪獣達を統べる最強の怪獣。

 体内に原子炉のような機関を持ち、あらゆる攻撃を跳ね返す体表と巨体により、ただ歩くだけでも都市部に甚大な被害を与える。

 邪念を持ち地球環境を破壊すると判断した相手は、人類はもちろんの事、怪獣や同じゴジラでさえも容赦なく叩き潰す大自然の化身。

 ………ではあるが、その基準ははっきりしておらず端から見れば気まぐれで他種を滅ぼして回っている殺戮者であり、表面上彼に付き従っている怪獣も恐怖心から従っている者か、またはゴジラの威を借りるために利用している者がほとんどの所謂「他人の気持ちがわからない王様」。

 他にもゴジラ族はいたが上記の理由でほとんど滅ぼしてしまい、彼以外ほとんど生き残っておらず、彼に付き従わない怪獣達からは「クソ王」等の陰口を叩かれている。

 現在はギドラ共々持てる力を使い果たし、海底神殿で休眠中。

 〈コンセプトワード〉

 神聖円卓領域のアルトリア・ペンドラゴン(ランサー)

 オーマジオウ

 赤犬(ワンピース)

 ラオウ

 圧政者

 暴君

 DV親父

 毒親

 

  ・モスラ

 種別:怪獣女王、幽玄巨蛾、守護神、巨大蛾怪獣、クソ王のカキタレ

 翼長:224.8m

 重量:不明

 外見:レジェンダリー版モスラ(2019)

 〈概要〉

 鱗翅目に似た特徴、生態を持つ怪獣。ゴジラと共生関係にあり、遠く離れていようと意識を失っていようと交信できる。

 怪獣全体で見ても戦闘力は低めだが、翼を発光させて引き起こす様々な奇跡を起こす「神の光」のような説明不能の能力を持つ。その起源はインドネシアのインファント島にあり、彼女と交信する「一族」の存在等、古くから人間と交流があった心優しい怪獣でもある。

 にも関わらずゴジラの他怪獣や人間に対する虐殺行為を黙認している理由としては、単なる共生関係に留まらない特別な感情を持っているからという噂があるが、真偽は不明である。

 また無性生殖でもあり、生まれてくる個体は全てメスである。

 〈コンセプトワード〉

 変身しないタイプの鹿目まどか

 奮起しないタイプの来栖川姫子

 サラ・ザビアロフ

 悪役令嬢物の乙女ゲー主人公

 絵本のお姫様

 弱いヒロイン

 深窓の令嬢

 共依存

 

 ・ラドン

 種別:炎の悪魔、空の大怪獣、翼竜怪獣、ゴマすりクソバード、チンピラ野郎

 全高:46.9m

 重量:不明

 外見:レジェンダリー版ラドン(2019)

 〈概要〉

 メキシコのイスラ・デ・マーラ火山で休眠していた鳥類に酷似した怪獣。

 地元の人々から「炎の悪魔」と呼ばれており、その名の通り溶岩を思わせる高熱の肉体を持つ。飛翔時に発生する衝撃波は火砕流を彷彿とさせる熱風の波となり、自身の周囲の物を焼き尽くす。

 モスラと並んでゴジラの側近のような立ち位置にいるが、その性格は残忍かつ狡猾で、一方的に相手をいたぶる戦いを好むサディスト。

 また地球の怪獣で唯一「ゴジラの熱線が効かない」という特性を持ち、その事から当人も表面上はゴジラに付き従っているものの、いずれ寝首をかいて王の座を奪おうと画策している。

 〈コンセプトワード〉

 スタースクリーム

 アリー・アル・サーシェス

 スカー(ライオンキング)

 メキシコのマフィア

 戦闘狂

 卑怯者

 殺し屋

 

 ・キングギドラ

 種別:宇宙超怪獣、超ドラゴン怪獣、三頭邪龍、黄金竜、生きた絶滅現象、なんか急に来て居ついたやつ

 全高:158.8m

 重量:141000t

 外見:レジェンダリー版キングギドラ(2019)

 〈概要〉

 三つの頭を持つドラゴンのような姿をした、地球外に起源を持つ宇宙怪獣。

 絶大な戦闘能力を持ち、重力操作、放電、自己再生と特殊能力を挙げればきりがない。三つの頭は其々が独立化した人格を持ち、中心の首が司令塔、右が攻撃的、左は好奇心旺盛。

 理由は不明だが知的生命体とその文明を嫌悪しており、宇宙の調和を乱すと判断しては今まで数え切れない数の文明を片っ端滅ぼしてきた、宇宙全体で恐れられている存在でもある。

 また古代の地球でゴジラと交戦した事もあり、その様を見た古代人の記憶が時が経つに連れて創作物や神話に登場するドラゴンに影響を与えたとされる。

 メカゴジラ撃破後は人類文明が再起した時に叩き潰すべく地球に居座り、南極で眠りについた。が、この事が理由で外星人間で地球がマークされる事になる。

 〈コンセプトワード〉

 ギルガメッシュ(fate)

 木原マサキ

 鬼舞辻無惨

 パプテマス・シロッコ

 傲慢

 圧政者

 

 ・メカゴジラ

 種別:個体によって様々

 全高:個体によって様々

 重量:個体によって様々

 外見:個体によって様々

 〈概要〉

 対怪獣ロボット兵機(イェーガー)の内、ゴジラを模して作られたものの総称。共通して他のイェーガーとは一線を画す高い性能・戦闘力を持つとされる。

 厳密な定義としては、日本のプロジェクトメカゴジラで建造された試作機を含む複数の機体が該当するとされており、上海での最終決戦にて起動したメカゴジラはその完成型である。

 文明崩壊後、各個人や勢力の手に渡った機体の他、既存の兵器をそれらしい外見に改造した偽物も出回っている。

 イェーガーの種別として「メカゴジラタイプ」とも呼ばれる。

 〈コンセプトワード〉

 イェーガーをMSとした時のガンダムタイプ

 

 ・グレイトエイプ

 種別:大猿怪獣、巨大猿怪獣、巨大なる魔神

 全高:個体によって様々

 重量:個体によって様々

 外見:個体によって様々

 〈概要〉

 類人猿の特徴を持った怪獣の種。

 かつてゴジラに戦争を仕掛けて負けたとされ、生き残った個体は髑髏島に逃げ延びたもののそれも全滅し、死体となって見つかった。

 既に絶滅している種ではあるものの、成長すればゴジラにも匹敵する種が生まれていたという説もあり、モナークや防衛軍で研究されていた。

 〈いいわけ〉

 物語のコンセプト(某怪作へのアンサー)的にコングの存在は扱い切れないと判断した為に出さないようにするために絶滅させてしまいました。ごめんなさい。

 

 

 【用語】

 ・モナーク

 1954年のゴジラとの遭遇を切っ掛けにアメリカで誕生した組織。主な目的は怪獣を調査・研究し人々の安全のために役立てる事………なのだが、怪獣という存在に魅了され怪獣優生思想に走り、環境テロリストに情報を流したり、わざと怪獣を目覚めさせようとする不届き者もいる。

 また2014年まで秘密結社だった事、公に出るようになってからも秘密主義が強かった事から、防衛軍からもあまり信用されていなかった。

 文明崩壊前後の記録は残されていないが、おそらく後ろ盾である米政府を失った事や、結果的に人類が敗北した事で存在意義を失い自然消滅したと思われる。

 

 ・地球防衛軍

 1998年のホイットモア大統領の宣言により、国連内部に新たに発足された超法組織。英語表記のEarth.Defense.Fourth.の頭文字を取って「EDF」とも。

 2014年以降は対怪獣組織として舵を切り、世界各国から集めた軍事力・科学力を持って人類を守るために怪獣に立ち向う。が、その性質上攻撃的な思想に走りやすく、上記のモナークとは協力する立場でありながら衝突する事が多かった。

 イェーガーやコンバットフレームを始めとする様々な兵器を開発したが、そのどれを持ってしてもゴジラ撃滅には至らず、2020年の日本支部壊滅とメカゴジラ敗北をもって組織は壊滅。

 しかし2030年に各地の残党が結集し、上海に新たに建造中の要塞アスカを持って、再び再起を始めている。

 

 ・外星人勢力

 地球外知的生命体………つまる所の宇宙人達の事。

 それまでは人類の歴史に極秘裏に度々干渉するに留まっていたが、文明崩壊後は人類存続の為に表立った行動を開始し、積極的に人類や地球怪獣に関わっている。

 純粋な善意から利権、果てはその後の侵略など思惑は様々だが、皆共通して文明の天敵であるキングギドラの撃滅を最終目的として行動しており、勢力の中にはキングギドラに故郷を滅ぼされて流浪の民となった者達もいる事から、一応「現在は」信用できるとされている。

 一説には、ホイットモア大統領の宣言で明らかになった各国が保有していたUFOの残骸も、彼らが提供したものという噂がある。

 

 ・巨神

 一部のより強力な怪獣に対して使われる敬称。有名所ではゴジラ、モスラ、ラドン等が該当するとされる。読みは「タイタン」。

 しかし公的な分類という訳ではなく、怪獣優生思想に染まった人間がそれらの怪獣を他と差別して持ち上げて使う際の一種のスラングであり、定義も非常に曖昧である。

 逆の意味で上記以外の怪獣、特に弱いものを侮蔑する時に使う「巨獣」という言葉もあるが、こちらも定義は非常に曖昧。

 

 ・怪獣優生思想

 巨神(taitan)は何をやっても倒せないし止められない、むしろ巨神(taitan)が目覚めたのは地球規模の自然破壊を行う文明人共に制裁を加えるためだ。といった感じの主張と、それに基づく怪獣こそが正義で人間が悪であるという考え。

 怪獣研究者が怪獣の持つ雄大さや神秘性に魅了されてこの思想を持つパターンが多く、モナーク職員の多くもこの思想を持っていた。

 

 ・共存派

 上記の怪獣優生思想を掲げる人々により形成された、怪獣に対する一切の抵抗をやめ、自然の元に共に生きようと主張する派閥。

 聞こえこそいいが言っている事は「怪獣に地球の覇権を明け渡せ」と同義であり、2016年以降は下記の抵抗派に押されて現象していたが、文明崩壊により自分達が正しいと証明された為に人類間に爆発的に広まっている。

 怪獣に対する自衛・防衛を妨害したり、人類の居住地に怪獣を誘導したりとテロリストまがいの行動を取るため問題になっている。

 

 ・抗戦派

 上記の共存派とは逆に怪獣に対する徹底抗戦を掲げる人々の派閥。全ての怪獣、及びその王であるゴジラを撃滅し、地球を人類の手に取り戻す事が最終目的。

 しかし「そのためなら何をしてもいい」と考える者もおり、民間人に対する威圧行為の他、自分達に従わない者達は同じ人間であろうと容赦しない。

 そんな特性ゆえに極右的思想の者も多く、共存派とは別ベクトルで問題のある思想でもある。

 2014〜20までは主流を占めていたが、文明崩壊後はゴジラやキングギドラといった強豪に「わからせ」られた為に勢いは落ち着いている。

 

 ・逃亡派

 上記の二派のどちらも嫌がり、もう怪獣に怯えるのも嫌だから地球を捨てて宇宙に旅立とうという派閥。

 勢力としては一番小さく、注目されていなかった。が、それを逆手に取り両派閥に目をつけられる事なく地球外逃亡計画を推し進め、防衛軍敗退後は選ばれた人々と共に地球外へと逃亡した。

 

 ・コンバットフレーム

 テロリストとの市街戦を想定して作られた5m〜20mの搭乗型兵器で、両手に武器を搭載し、多少の飛行が可能な人型ロボット。

 対小型怪獣並びに怪獣の巣穴内での空間戦闘等の有用さが明らかになり、たちまち地球防衛軍の主力兵器となった。

 代表例としてはタンクから変形する「ガンヘッド」や飛行能力に特化した「ヴァルチャー」等がある。

 文明崩壊後は流出した機体が個人や武装組織でも使われている。

 

 ・イェーガー

 上記のコンバットフレームを量産や汎用性を前提とした「リアルロボット」とするなら、こちらはコスト度外視で怪獣との直接対決を想定して作られた巨大搭乗型決戦兵器、つまり「スーパーロボット」。

 その大きさは80m前後を基本とし、怪獣相手にパンチやキックの格闘技、並びに強力な必殺武器で立ち向かう。

 全世界に配備されたが、アメリカ壊滅から最終決戦にかけてそのほとんどが失われた。代表例としてはアメリカの「ジプシーデンジャー」の他、「メカゴジラ」もここに含まれる。

 残った機体もコンバットフレームのように個人や武装組織に流出する等して問題になっている。

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