ISーインフィニット・ストラトスー 新たな機動戦士 作:八神刹那
西暦2189年。人類は矛盾を抱えながらも新たな世界、宇宙へと旅立った。
それから約100年後。
地球から遠く離れたコロニージュピター。主に新型のMSを開発するのを専門にしているコロニーから一機のMSが出撃した。
VATー000 ジルヴァニス ウラノスフェーズ(ウラノスF)である。黒を基調にし、所々に赤いラインが入っている。
「本当に敵なんですか?」
パイロットのリュージ・ムラクモがオペレーターに聞く。昼寝をしていたところに下された命令のだあまり機嫌はよくない。コックピットに乗り込み、機器を起動させる。
『わからない。だが、アラートがなっていてしかも、デブリの中を高速で動いている奴がいる!』
モニターを見るとデブリの中を明らかにおかしい速度移動しているアンノウンが確認できる。
「何だよ、こいつ」
カタパルトから発進したジルヴァニスはデブリの中に光る紫の光が見える。
「あいつか」
リュージは素早く、高威力のビームライフル、ブラスターライフルを構えさせる。
モニターに敵機と思われる機体が映った。
「MA!?」
素早く、ロックオンするがその機体は変形し、MSになる。
「さて、何のようだ?」
リュージがオープンチャンネルで問いかけるが答えが入ってこない。それどころか正体不明の敵機は両手を広げる。
「何のまねだ?」
リュージが怪訝そうに、見ていると、全店周囲のモニターに意味不明な文字羅列が映り出す。
「なんだよこれ!」
なにが起きているのかわからず、計器を触っていると、機体全体に衝撃が走る。
「んな!?」
何かに引っ張られる感覚。すると、
「オチャカイノハジマリ! スベテハオナジマツロヲタドル! キミハセカイヲカエラレル?」
どこからか意味不明な老若男女を合わせた合成音が聞こえる。
「何なんだよ一体!」
全ての計器が狂い、操縦桿すら利かなくなり、機体は何かに引っ張られる。
『スベテハハジマリノサカイニモドリ、ヒトツニナル。ワガナハソロモン。スベテノハジマリナリ』
最後に聞こえたはあの合成音。リュージの意識は遠くなり、暗闇に飲まれた。
IS学園内の浜辺で織村千冬はため息をつきながら海岸線を眺めていた。
「まったく、あいつはよけいなことを。普通、ただ置いてあるISに触るか」
ため息をつきながら先日、彼女の実弟が、起こした事件を思い出す。
ISとは宇宙空間での活動を前提にしたパワードスーツであり、その性能は開発者の意図かどうかわからないがISは世界の軍事バランスを崩し、世界のあり方を一変された兵器だ。
「それより、なぜ、あいつにISが‥‥‥」
ISは女性にしか扱えないはずの代物なのだが千冬の弟はそれを動かしてしまったのだ。その後、それはそれは大変な事が起きたのである。
「さて、そろそろ戻るか」
が学園に戻ろうとすると、奇妙な感覚が全身を駆け巡った。
「なんだ?」
不意に空を見上げる。視界に映ったのは
「あれは!?」
IS。しかも、どの国の特徴にも当てはまらない機体だ。紫のISの手には少年が握られている。ISは千冬の真上に来ると少年は落とした。
千冬は何とか少年はキャッチし、再び、空を見上げる。だが、そこには紫のISの姿はなかった。
「あれは一体‥‥‥」
千冬が少年をみる。男にしては長めの神で毛先が赤い。年齢は弟と同じくらいだろうか。
千冬は少年を肩に担ぐようにし、連絡用の端末を取り出す。
「私だ。すぐに医務室を開けといてくれ」
といって千冬はIS学園へと戻っていった。
「