吟遊詩人の詩 作:ホメロス
欲を言えば『初代皇帝は何を見る』と同じくらいのびて欲しいですね。
本作はホメロス自身が過去について語るように進んでいきます。
投稿時間をミスったので消して正しい時間に直しました。
御迷惑おかけして申し訳ございません。
(あれ?何も見えない)
ワタクシが最初に感じたのは深い深い暗闇でした。
まあ、盲目なので当然ですね……光の無い世界というやつです。
「ああ、この子は目が見えないのですか…」
「私と君の子だ、きっと大丈夫さ」
困惑していたワタクシの耳に入って来たのは父と母の声でした。
母の名は叙事詩・叙情詩の神であるカリオペ、父は……名は伏せますが、半精霊の方だったそうです。
「その子がお前たちの子か」
「あ、父上……」
その時、また新たな声が聞こえてきました。
その声の主こそギリシャの主神でありワタクシの祖父、大神ゼウス様だったのです。
「しかしゼウス様、この子は目が見えないようなのです」
「そのようだな……では、優れた耳と魔力を感じ取る力を授けよう」
ゼウス様がそう言ったとき、ワタクシの周りは変わりました。
目は見えないのに周囲をハッキリと捉えることができ、聞こえないような音を聞き取ることができるようになったのです。
「これでいいはずだ」
「ありがとうございます父上!」
「ありがとうございます!」
これくらいでワタクシはようやく冷静になってきました。
(体の自由がきかない、それに以前のことが思い出せない……どうなっているんだ?)
ワタクシはギリシャの世界に転生しましたが、転生する前がどうのような存在だったかは覚えておりません。
転生の代償か何かだとは思いますが、大人の思考力を子供時代から持てたという点が私の転生チートなるものなのかもしれませんね。
「この子の名は何というのだ?」
「ゼウス様、この子はホメロスといいます」
この時、私は初めて自分の名を知りました。
そして……特に何事もなく月日はたちました。
え?何かなかったのかって?いやぁ……ワタクシは英雄ではないので……
「あの……母上?その……ワタクシ、明らかに年が止まっているように思えるのですが……」
「あら?まあ
「ゼウス様に会うのですか……」
そうしてワタクシは母上に連れられてゼウス様に会いに行きました。
ちなみにワタクシは母上に育てられており、父上とは偶に会う程度でしたね。
「ふむ……この子はどうやら不老のようだ」
「父上!つまりホメロスは神ということでしょうか!?」
「いや、人間であろう。寿命はないが、不死というわけではないようだ」
ワタクシがこんな見た目*1な理由がこれですよ。
ステンノ様やエウリュアレ様らが所持している『女神の神核』と似たような体質でしてね?
鍛えようがなにしようが9歳から体に一切の変化が起きていないんですよ……ワタクシ、複雑。
とまあ、ワタクシの誕生秘話でした。
少々早いですが此度はこれで終わりにしましょう……
史実との相違点Ⅰ
史実において記載の無い父は人間と精霊のハーフであり、ホメロス自身も神代の出身。
ホメロスの種族は人間ですが、人間の血は四分の一しかありません。
『初代皇帝は何を見る』と『吟遊詩人の詩』をよろしくお願いします。
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低評価を多数頂いたらエタると思います。