ミリタリー✖️東方Project   作:ポーラン

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【祖国への忠誠と国際情報戦の中で】

 

【回想:マクファーソン准将の告白】

深夜、野戦指揮所。

簡易ベッドに腰掛けるマクファーソン准将は、静かにウイスキーグラスを傾けていた。

 

部下のアレン少佐が沈黙の中で問いかける。

 

「准将、FOGLフォグ部隊の作戦、あれは……本当に敵を誘き出すためだけのものだったんですか?」

 

マクファーソンは、かつての記憶に目を細めた。

 

「コルバー大佐──あの時、私の副官だった。

 冷静で、忠実で、何よりも“仲間思い”だった。

 だが……一度、組織に裏切られた者は、“義”を信じられなくなる」

 

「彼は裏切ったんですね……」

 

「いや、“裏切らされた”んだ。

 そして、今回のFOGLの任務は──その亡霊のような男と、奴が繋がった“本当の裏切り者”を、暴き出すことだった」

 

【FOGL部隊の作戦:影の包囲網】

その“影”は動いていた。

 

レーダーサイト【ゴッドアイ】。幻想郷周辺の空域を監視するNATOと自衛隊共同のレーダー施設。

そこに、ある「誤情報」が意図的に流された。

 

「ゴッドアイに、高度機密通信端末を設置した要員が存在する」

「ロシア連邦軍の一部、自由ロシア軍と連携している可能性あり」

この情報を受け取った者がいた。

その名は──コルバフ大尉。元ロシア空挺軍出身、現在は亡命者を装い自由ロシア軍に潜伏していたが、

裏ではロシア正規軍・対外情報庁SVRの二重スパイとして動いていた。

 

霊夢の手に渡ったデータ端末は、**FOGL部隊が彼を誘導するために作成した“疑似リークデータ”**だった。

 

そして――彼は動いた。

 

【ゴッドアイ レーダーサイト】

「対象が接近中!」

「衛星監視、カメラ13番に切り替え!」

 

暗視スコープ越しに映る一人の男。

腕に刺青。ベレー帽。スラブ系の軍服を改造した装備。

 

「コルバフ大尉……お前が裏切り者か」

 

FOGL隊員は無言でレーザーポインターを照射。

次の瞬間、周囲にステルス展開していたNATO憲兵と自衛隊特殊警備隊が一斉に突入した。

 

「手を挙げろ!ロシア対外情報庁の関与が確認されている!」

 

「くっここまでか……!!」

 

拘束されたコルバフはなおも暴れたが、すでに脱出ルートも支援者も、用意されていなかった。

 

「これが、お前の選んだ“二重の裏切り”の末路だ」

MPに拘束され

FOGL部隊の隊長が、無線に向かって呟いた。

 

【公安調査庁・情報保全隊の報告】

東京都内・政府合同庁舎、極秘会議室。

 

公安調査庁の特別担当官が、スクリーンに資料を映し出した。

 

「今回のコルバフ大尉の背後には、ベラルーシ財閥【ペトロヴィッチ・グループ】と親ロ派議員団の金の流れが確認されています。

 資金は、中東経由で武器商人──イラン・コルドファー支部に流れていた可能性があります」

 

自衛隊情報保全隊・幹部が続ける。

 

「また、幻想郷内部で不審な活動を行っていた“観光客風の男”が、北朝鮮・偵察総局の関係者と確認されました。

 連中は“革マル派の日本人活動家”とも接触していた記録がある」

 

「つまり……幻想郷は、“誰にでも利用され得る地政学的空白地帯”と見られている」

 

誰かが呟いたその言葉に、室内は重苦しい沈黙に包まれた。

 

【博麗神社】

「つまり……この端末を私に持たせたのは、“彼”を誘き出すためだったのね」

 

霊夢は、夜の神社で一人呟いた。

 

「でも……それにしてもおかしい。“彼”が私たちに近づいてきた時、迷いがあった。

 本当に“敵”として来たのか、それとも――」

 

「――それは私たちも、まだ判断がつかない」

 

声がした。FOG隊の影が再び鳥居に現れる。

 

「霊夢。幻想郷が誰の手に落ちるのか、それを決めるのは君たちだ。

 だが、我々は“秩序”の側に立っているつもりだ。少なくとも今は、な」

 

 

 

場所:【ブラック・ゾーン】

 

蒼白いランプが揺らぐ地下の拘束室。

立っていたのは、元ロシア連邦軍・現・自由ロシア軍の将校たち。

 

中央には、厳しい顔つきの男──ウォルコフ少佐。

彼の前に、手錠をかけられた男が座っている。裏切り者、コルバフ大尉。

 

ウォルコフ(少佐/自由ロシア軍)

『なぜ……裏切ったんだ? コルバフ』

彼の声は、かすかに震えていた。

過去、同じ部隊で死線をくぐった仲間に向けるには、あまりに辛すぎる問いだった。

 

背後に控える人物たち

名前所属役職・背景

ハルコフ大佐元ロシア軍第27親衛歩兵連隊引退後、亡命。ウォルコフのかつての上官。冷徹な現実主義者。

マルコフ大佐自由ロシア軍元ロシア内務省OMON。反プーチンを掲げ自由ロシア軍を組織。

ディミトリ少佐自由ロシア軍家族をクリミアで失い、脱走。戦術と市街戦に精通。

ミハイル中尉自由ロシア軍若年だが正義感が強い。元ロシア空挺部隊。

カティンスキー中佐ウクライナ軍幻想郷派遣調整官。ウクライナ側の自由ロシア軍支援窓口。

 

コルバフ大尉の背景と動機

 

本名:アレクセイ・コルバフ

所属遍歴:ロシア空挺軍 → GRU特殊偵察 → SVR(対外情報庁)スリーパーエージェント

任務:幻想郷の防衛情報・指揮命令系統の攪乱。自由ロシア軍壊滅工作。

動機(表面):裏切りによって得た「祖国の再信頼」

動機(真実):幻想郷が「未来の戦場」として利用されると察知し、その中心にいたいという“野望”

最後の言葉:

『俺は裏切ってなどいない。

俺は“国の命令”に従ったまでだ。

問題なのは、お前たちが“国”を変えたことだ──それが裏切りじゃないのか?』

 

FOGL部隊の個別設定

 

コードネーム本名所属前歴専門コメント

ノースホークウォルコフ・アレクセイ旧ロシア空挺軍情報分析・心理操作元自由ロシア軍→CIA入り。コルバフの旧友。

イプシロン3セリム・ファラジイスラエル特殊部隊対テロ標的捕捉尋問・情報奪取のプロ。感情を持たないよう訓練されている。

レッドスモークアンソニー・マーチン英SAS狙撃・破壊工作独自の正義感を持ち、独断行動が多い。

グリッドファイアリナ・モラレス米デルタ電子戦・暗号解読感情を表に出さず任務に忠実。霊夢の手腕を評価している。

公安・自衛隊・霊夢の幻想郷治安連携構想

 

 

「幻想郷が国際諜報戦の舞台となりつつある」

→ 日本公安調査庁・自衛隊情報保全隊が警戒を強める

 

霊夢との会話(博麗神社にて)

霊夢

『……外の連中の話、だんだん面倒になってきた。

でも、黙ってたら今度は私たちが“危ない側”になるんでしょ?』

 

公安調査庁・特別対外協力官

『ええ。だからこそ“あなた方”の正当性を世界に示すべきです。博麗霊夢、これは幻想郷の未来の話です』

 

朝田三佐

『警務隊は霊夢さんを「事実上の連絡責任者」として扱うことにしました。

正式な協定はないが、行動判断の中核として尊重します』

 

構想内容(連携計画)

公安+霊夢らによる「幻想郷治安維持連携機構(G-SIC)」創設

拠点:博麗神社・守矢神社・人間の里に前線拠点

構成員:自衛隊警務隊、公安連絡員、霊夢・早苗・阿求・華扇ら幻想郷住民代表

目的:仮想敵国工作員の識別と排除

市民(住民)保護

軍事勢力との緩衝・交渉窓口

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