ミリタリー✖️東方Project   作:ポーラン

9 / 145
第7章:アリスとの接触

ドイツ・ラムシュタイン空軍基地北西―現地時間 05:43

 

ドイツ軍による第一次調査隊が幻想郷と呼ばれる場所へ出発してから

約数日後……

 

異常空間に覆われた森林地帯で、展開された

NATO多国籍調査隊「Global Force」は、米軍が極秘裏に投入した秘匿部隊「Ghost Army」と合流し、深部への潜入を開始していた。

 

その指揮を執るのは、マクファーソン准将。

米陸軍特殊作戦軍(SOCOM)出身。コロンビア・

イエメン・アフガニスタン、イラク、シリアにおける数々の対テロ作戦を指揮し、「静かなる猛将」と呼ばれた男である

 

彼のすぐ側には、若くして情報戦と現地対応の両面で優秀な戦績を誇るアレン少佐、そして都市戦・極地戦闘に精通する指揮官、ラミレス大尉の姿があった。

 

「環境異常、重力0.94G、電磁パルス値変動大。これは地球上の空間じゃない……」

 

アレン少佐が端末を確認しながらそうつぶやく。

ラミレス大尉は身構え、サーモ・グラフィーを通じて前方に“人影”のようなものを捉える。

 

その時だった。

 

霧が晴れ、森の中に、まるで人形劇の舞台のような家屋が現れた。扉が音もなく開き、中から現れたのは――

 

金髪、青い瞳。西洋風のドレスに身を包み、両手には糸で操られた人形を従えた少女だった。

 

「ようこそ、幻想郷へ。あなたたちは初めてよね?」

 

隊員達が即座にM4・SCARの銃口を向けられたが、

マクファーソン准将はそれを制した。

彼の目は少女――アリス・マーガトロイドと名乗った存在の眼差しを見逃さなかった。

 

「ふむ…間違いない、報告にあった少女だ…敵意はない……むしろ、導こうとしている。」

 

森の周囲には先に到着したと思われるドイツ軍の簡易的な

拠点が設けられていた

 

第17歩兵連隊との合同任務開始

 

アメリカ統合作戦本部は急遽、アリスとの交渉・協力関係構築を最優先任務に変更。

アリスは「幻想郷」と呼ばれる異世界の住人であり、ラムシュタインに起きた空間置換は、“向こう側でも起きた歪み”によるものであることを明かす。

 

マクファーソン准将はアリスの協力のもと、合同部隊を二手に分けて進軍させた。

 

第1分隊(Global Force主導):異常空間の物理的・科学的調査、およびルート確保。アレン少佐指揮。

第2分隊(Ghost Army主導):人型生命体の接触・交渉と、必要時における対処。ラミレス大尉指揮。

アリスは、その両方の案内役として、彼らを幻想郷の“辺縁”へと導いていく。

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。