悪魔と呼ばれ慣れて 2nd   作:ボルメテウスさん

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HEROES:RISING Ⅷ

「な……なによあれ!?」

 

爆轟の怒号と共に地面を叩く落雷。デルタは右腕で爆煙を払いながら前進し、爆轟と緑谷に並んだ。三人の間に火花が散る。

 

「テメェ……何モもんだぁか? なぜ助けた?」

 

爆轟が警戒心むき出しでデルタを睨む。その目はかつてない敵意に満ちていた。

 

「あぁ役に立たねぇ奴は引っ込んでろ!」

 

デルタは簡潔に答え、ナイン——否、変貌したギーツキラーに視線を戻した。

 

「こっちはあの獲物を仕留めるのに忙しいですから!」

 

「あぁてめぇから先にやろうかぁ!」

 

「あぁ、やってみるですか!」

 

「ちょっ、駄目だよ二人とも!」

 

緑谷が慌てて二人を制止する。

 

その声は届いていた。だが──

 

「仲間割れかい? 愉快だね!」

 

ナインの狂った笑いが空気を震わせた。九本の尻尾が蛇のように蠢き、雷雲を呼び寄せる。

 

「くそっ……」

 

爆豪の歯噛みと共に青空が割れ、雷が一直線に降ってきた。

 

それを見たデルタは、瞬時にレーザーレイズライザーの銃口を空に向けた。

 

「喰らえです!」

 

高純度の光線が雷雲を貫き、一瞬だけ蒼穹が露わになる。だがその隙間に再び黒雲が押し寄せた。

 

「この野郎……個性かぁ!?」

 

爆豪が掌から爆破を放つが、ナインの周りに展開された九本の尻尾に吸収される。

 

「効かない……?」

 

緑谷が呻いた。

 

「ちっ、面倒ですね。あいつの9本の尻尾を個性を使っているです」

 

「やっぱり、そうですよね、これまでの個性は一つしか使えなかったけれど、あの9つのマントがその役割を果たしている」

 

「バリアみたいな奴もそのうちの1つというわけかぁ!」

 

デルタは周囲を伺いながら確認した。

 

そのナインの九尾はそれぞれ異なる力を秘めているという事。

 

実際に見た限りでは攻撃、防御といった違いもある事に気づく。

 

「なら、それぞれ1本ずつ奪っていくですかね」

 

「あぁ!おい、邪魔するな!」

 

「そうですか、なら勝手にするがいいです!あぁデルタの獲物なので!!」

 

そうして2人は再びナインに攻撃を開始する。

 

爆豪は爆破で煙幕を作りながら接近。

 

その陰から飛び出したデルタが無双セイバーで尻尾を切ろうとする。

 

しかしナインは残り8本の尻尾で迎撃した。

 

「ウオォォ!?」

 

デルタの渾身の一撃も虚しく弾かれる。

 

「まずい!みんな!」

 

緑谷の警告と共に4本目の尻尾が地面を叩いた。

 

直後に大地が隆起し岩槍が生える。

 

「ちぃ……」

 

爆豪は跳躍して回避するがデルタは間に合わない。

 

(まずい……!)

 

岩槍が目前に迫ったその時──

 

「プロテクトプリーズ!」

 

緑谷の叫びと共に金色の結晶盾が出現。岩槍の進行方向を変えた。

 

「ナイスガッツ!」

 

デルタは盾の上を転がって反対側へ飛び降りる。

 

その着地点に既に5本目の尻尾が到達していた。

 

「させねぇ!」

 

爆豪が再び煙幕を展開し視界を塞ぐ。

 

(この連携……使える!)

 

デルタは初めて相手を仲間として認め始めた。

 

その矢先──

 

「くははは! 遊ぼうじゃないか!」

 

ナインの哄笑と共に6本目の尻尾が熱波を撒き散らす。

 

三者は再び散り散りとなった。

 

「どうすれば……!」

 

緑谷が呻く。

 

爆豪は既に次の策を考え始めていた。

 

そしてデルタは──

 

(このままじゃ埒が明かねぇ……)

 

レーザーレイズライザーを握り直し、狙いを定める。

 

「あぁ!難しい事を考えるのは面倒です!」

 

「あぁ、だったらどうするんだぁ!」

 

それに対して、デルタは。

 

「デルタを弾丸でやってやるです!」

3rd舞台となる世界は?

  • 魔法少女リリカルなのは
  • 魔法少女まどか☆マギカ
  • アカメが斬る!
  • ブルーアーカイブ
  • 戦隊レッド異世界で冒険者になる
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