さて、イータの無慈悲な分析結果は思った以上の成果をもたらしてくれたようだ。
少女の血肉を銃弾に加工するという、常軌を逸した行為。死穢八斎會のやっていることは、もはや単なる犯罪組織の域を超えている。
「イータ、仁」
俺が呼びかけると、二人がこちらを向く。特に仁の眼差しは鋭く、静かな怒りを湛えている。
「ああいう趣味の悪い奴らには、それ相応の対応が必要だ。違うか?」
仁は拳を固く握りしめて頷いた。
「もちろんだ。あの子供の為にもな。あんな胸くその悪い商売、野放しにはできねぇよ」
俺は頷き、声を落として告げる。
「俺は死穢八斎會を潰すことに決めた。まずは内部情報を徹底的に洗い出す必要がある。そのためには……仁、お前の力が必要だ」
「俺の力?」
「そうだ。お前の個性『二倍』を使わせてもらおう」
俺は机上のモニターに映る死穢八斎會の構成員の写真を指差した。
「これらの奴らの複製を作って欲しい」
仁の瞳がわずかに見開かれる。
「具体的には?」
「ゼータが既に何人かの構成員を捕らえている。今もオーロラカーテンの向こうにあるアジトで拘束中だ。事前に警察や現地のヒーローと協力をしている」
俺はさらに付け加える。
「複製を作ったら、その偽者を死穢八斎會のアジトに潜入させる。内部の連携パターンや幹部が揃う時刻、拠点内の配置……ありとあらゆる情報を集めろ」
「なるほどな。影武者を使ってスパイさせるってわけか」
仁はニヤリと笑うが、その笑みは皮肉っぽい。
「悪いな、こんな事に使って」
「気にするな!あんたには恩義があるからな!何よりもこんな事は看過できるわけないんだよ」
その瞳に宿るのは義憤だ。少女の命を弄んだ罪に対し、純粋な怒りが燃えている。
「これだけでも、ボスに感謝だ。本当に」
「礼なら全てが終わった後に言ってくれ。まずはやるべき事をやろう」
俺は冷静に命令を下す。
「了解だ。俺の出番ってわけだな」
仁は腕をまくり、やる気に満ちた表情を浮かべた。
「頼んだぞ、仁。そしてイータ」
イータもまた無言で頷き返す。二人の協力があれば、死穢八斎會の闇を白日の下にさらす日も近いだろう。
俺は改めて決意を固めた。たとえどんな手段を用いても、この腐敗した組織を完膚なきまでに叩き潰す。
「それじゃ、俺はそろそろ会議の為に向かうよ」
「おうよっ!」
「指示は、ゼータから受けるように。イータは仁に仕事を押しつけないように」
「・・・えぇ」「よっしゃぁぁ!」
俺からの一言にイータは残念そうに、仁は腕を上げて、喜んでいた。
3rd舞台となる世界は?
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魔法少女リリカルなのは
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