悪魔と呼ばれ慣れて 2nd   作:ボルメテウスさん

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ワールドヒーローミッション Ⅰ

ヒューマライズ。

そのテロ組織に関する情報は以前から出ていた。

世代を経るごとに混ざり合う“個性”が人類を終焉に導くとする思想「個性終末論」を掲げる謎の集団。

世界中の個性保持者の殲滅をもくろむ彼らは、個性を強制的に暴走させ崩壊へと導く「個性因子誘発爆弾」を世界各地に仕掛ける。

それによって、行われた数多くのテロ。

その現場で、ゼータは。

 

「・・・本当に反吐が出るよ」

 

そこにいる犠牲者の彼らを見つめながらも、呟く。

現場において、既に多くの人々が犠牲になっており、未だに個性因子誘発爆弾による煙が舞っている。

だが、ゼータの身体には影響はなかった。

 

「そこの人、悪いけど、この事は少し黙っておいてくれる」

「えっと、あなたは」

「プロヒーロー、まぁ今は隠密行動中だけどね。安全な場所までは、運ぶから安心して」

 

そうしながら、この災害の中で生き残った人物を2人、連れて行く。

最も、その扱いはかなり差があるから。

 

「なっなんでっなんで個性を持っている奴が生きているの!」

 

それは、このテロを起こしたヒューマライズの団員の女性。

彼女は混乱しながらも、ゼータを見つめている。

本来、この現場において、個性を持つ者は死が免れない。

だが、ゼータは、その傾向は全くなかった。

 

「そうだね、なんでだろうねぇ。お前らのくだらない終末論が間違っていたからじゃないかなぁ」

 

彼女は、特に気にせずに呟く。

この世界の異形の大半が、個性因子と呼ばれる物に関係しており、それを暴走させる個性因子誘発爆弾。

だが、ゼータには、個性はない。

そもそも、この世界の住人ではない彼女にとって、この爆弾は全くの無意味だった。

そういう意味で、ゼータは助かったと思うべきか。

それとも。

 

「・・・まぁ、どっちにしても、あんたには容赦なく自白させて貰うから」

 

どちらにしても、ゼータは怒りを隠す様子はなかった。

地獄のような光景が広がっており、それはゼータにとっては忘れたくても忘れられないトラウマを刺激する。

そして、それを引き起こしたのは、その悲劇を引き起こし、自分の両親を殺した教団とまるで似た存在。

 

「なんで、こんな事に、なんで街がこんな事を」

 

それと共に聞こえた青年の声もまた、ゼータの怒りを増やすのに十分だった。

ヒューマライズの言葉、それはただ一部の者達の自己満足でしかない事。

それが、目の前にいるように『無個性』の人々にとっても災害でしかない事。

燃え広がる街を見ても、それが理解出来る。

故に、ゼータは。

 

「今、かなり怒っているから」

3rd舞台となる世界は?

  • 魔法少女リリカルなのは
  • 魔法少女まどか☆マギカ
  • アカメが斬る!
  • ブルーアーカイブ
  • 戦隊レッド異世界で冒険者になる
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