ヒューマライズによって引き起こされるテロ。
それは無事に解決する事が出来た。
基地へと潜入した緑谷を初め、彼らの活躍もあり。
そして、ゼータもまた、彼らの迎えに行く。
だが、その前に。
「・・・さて、色々と聞きたいけど、なんで私にこれを渡したんだ、スウォルツ」
「ほぅ、気づいていたか」
それと共にゼータの背後から現れたのはオーロラカーテン。
オーロラカーテンから現れた人物の名はスウォルツ。
この世界ではない別の世界において、王となろうとした男がそこにいた。
「しかし、こうして会うのは、これで二度目だな」
「そうだね、最初に会った時は、アナザーガッチャードの力を渡された時だね」
そうしながらも、ゼータは警戒しながらも睨む。
かつて、ゼータが手にしたアナザーライダーとしてのガッチャードの力を渡した張本人という事もあり、彼が何を企んでいるのか。
それを確認するように見つめる。
すると、スウォルツは不敵な笑みを浮かべる。
「何、今回はただ興味があっただけだ。再びガッチャードの力を手にした時、お前はアナザーライダーになるのか、それとも本物のライダーになれるか」
「わざわざ、こんな時に狙うのは趣味が悪いと思うけどね」
そうしながら、ゼータはその手にあるガッチャードライバーを見つめる。
「さて、貸した物を返して貰いたいが」
「そうだね、元の持ち主には返すつもりだけど、お前に渡すつもりはないが」
「ふむ、それはつまり」
そうしていると、ゼータの後ろに現れたのはオーロラカーテン。
それを見たスウォルツは少しだけ顔をしかめる。
「・・・なるほど、こうして会うのは初めてか、もう1人のディケイド」
「よぅ、ゼータから聞いた時には、まさかとは思ったが、本当にいたんだな、スウォルツ」
そこから、ツカサが現れ、そのまま対峙する。
「それで、わざわざ会いに来たようだが、お前にとって俺は恨みのある存在ではないか?」
スウォルツの不敵な笑みと共に呟いた言葉に対して、ツカサはため息を吐きながらも。
「まぁ、否定は出来ないな。お前のせいで、俺は自分の世界から存在を消され、今もこうして呪われた身体になっているからな」
スウォルツに対して、これまでの恨み言を言うように。
けれど。
「だけど、お前のおかげで俺はこうやって新しい大切な存在と出会えた。その点で感謝している」
「・・・なるほどな、ディケイドの力を手にしながら、アナザーにならなかった訳はそういう訳か」
それだけ言うとスウォルツはそのまま背を向けて、眼前にオーロラカーテンを歩き出す。
「また会おう、新世代の創造主よ」
スウォルツは肩越しにそう言い残し、オーロラカーテンに溶けていく。残像すら残さず消えた空間を、ツカサはしばらく見つめていた。
「……行ったか」
ツカサの肩の力が抜けたのを見て、ゼータも緊張を解く。腰に装着したガッチャードライバーが微かに熱を持っている。あの男がこの世界に現れた理由が、単なる覗き見ではなかったことを肌で感じていた。
「何を言われたんだ?」
「気にするな。奴なりの皮肉だ」
森の木々の間に沈んでいく夕日が、二人の長い影を地面に伸ばしていた。
「結局、あいつは何がしたかったんだ?」
ゼータがぽつりと呟く。疲れきった声にはかすかな苛立ちが混じっていた。
「さあな」
ツカサはポケットに手を突っ込みながら空を見上げた。
「だが少なくとも……」
彼が言葉を途中で切った。オーロラカーテンが微かに震え、空間の亀裂が閉じていく音だけが二人の間に流れた。
ゼータは無言でツカサの傍に歩み寄った。アタッシュケースを片手に持ったまま、もう一方の手を彼の肩に乗せる。
「終わったね」
「ああ」
短い返事。それでも十分だった。二人の間には言葉以上のものが流れている。テロ組織との戦いも、スウォルツの挑発も、すべてが過去のものになろうとしていた。
3rd舞台となる世界は?
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