悪魔と呼ばれ慣れて 2nd   作:ボルメテウスさん

149 / 193
隠密

ゼータは、他の3人よりも隠密行動を徹していた。

 

この状況で、最重要に位置する存在を逃がさない為に。

 

彼女自身の役割は、このデトネラット社の情報を得る事。

 

その為には、派手に動きすぎて敵に勘付かれる訳にはいかない。

 

ツカサと別れてすぐのゼータは、人の目に留まらない様に暗い路地などを選んで素早く進んでいた。

 

しかし—

 

「むっ!」

 

路地を抜けたところで唐突に飛んできた何かを屈んで避けた。

 

「……あれは」

 

視線を巡らせれば、先ほどまで自分がいた場所に深々と突き刺さった後。

 

「前回もそうだけど、こうしてまた見つける事が出来たとはな」

 

それと共に現れた存在に眼を向ける。

 

「へぇ、あの時に気絶したヴァルゴ・ゾディアーツじゃないか」

 

そこに立っていたのは、ゼータがかつて戦ったヴァルゴ・ゾディアーツが、そこにいた。

 

「あの時、怪人スタンプは破壊したはずだけど、まさかわざわざ新しいのを手に入れたのかい?」

 

「あの時のはあなたとあなたの相棒によって、破壊されてしまいました。ですが、今回はその相棒がいない。ならば」

 

その一言を告げると共にヴァルゴ・ゾディアーツが取りだしたのは、複数の怪人スタンプ。

 

「これ以上、あの方を失望させる訳にはいかないのだから」

 

それと共に、複数の怪人スタンプを次々と装填する。

 

怪人スタンプが押された事によって、ヴァルゴ・ゾディアーツの姿が徐々に変わっていく。

 

「ほう……」

 

ゼータは眼前に現れたヴァルゴ・ゾディアーツの変貌に僅かに眉をひそめた。前回とは明らかに違う気配。甲冑の装飾はより華美でありながら機能美を湛え、背部の羽はまるで生きているかのように蠢いている。

 

「天使と蜂の怪人って訳か」

 

ゼータはその見た目から瞬時に判断した。エンジェル・ロイミュードの純白の甲冑とハチオーグの黒光りする節足が融合し、禍々しい聖職者のようなシルエットを形作っている。両手には六角形の紋様が浮かぶ盾と、針のように尖った刀身を持つ長剣が握られている。

 

「天使も蜂もどっちも上に従う存在って訳か、まぁ」

 

既にゼータもまたプログライズキーを取り出し、腰にドライバーを巻いた。

 

「けれどね、何度来ても同じ事だよ、変身」

 

それと共にゼータはすぐに変身する。

 

だが、ゼータはその状況に考えていた。

 

この状況で、あまり時間をかける事が出来ない。

 

だからこそ。

 

「丁度良いかもしれないね、ここで試してみるのも一つの手かもしれないな」

 

同時に、ゼータは腰にあるアイテムに眼を向ける。

 

それはこれまで使用していなかったアイテムに。

3rd舞台となる世界は?

  • 魔法少女リリカルなのは
  • 魔法少女まどか☆マギカ
  • アカメが斬る!
  • ブルーアーカイブ
  • 戦隊レッド異世界で冒険者になる
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。