ゼータは、他の3人よりも隠密行動を徹していた。
この状況で、最重要に位置する存在を逃がさない為に。
彼女自身の役割は、このデトネラット社の情報を得る事。
その為には、派手に動きすぎて敵に勘付かれる訳にはいかない。
ツカサと別れてすぐのゼータは、人の目に留まらない様に暗い路地などを選んで素早く進んでいた。
しかし—
「むっ!」
路地を抜けたところで唐突に飛んできた何かを屈んで避けた。
「……あれは」
視線を巡らせれば、先ほどまで自分がいた場所に深々と突き刺さった後。
「前回もそうだけど、こうしてまた見つける事が出来たとはな」
それと共に現れた存在に眼を向ける。
「へぇ、あの時に気絶したヴァルゴ・ゾディアーツじゃないか」
そこに立っていたのは、ゼータがかつて戦ったヴァルゴ・ゾディアーツが、そこにいた。
「あの時、怪人スタンプは破壊したはずだけど、まさかわざわざ新しいのを手に入れたのかい?」
「あの時のはあなたとあなたの相棒によって、破壊されてしまいました。ですが、今回はその相棒がいない。ならば」
その一言を告げると共にヴァルゴ・ゾディアーツが取りだしたのは、複数の怪人スタンプ。
「これ以上、あの方を失望させる訳にはいかないのだから」
それと共に、複数の怪人スタンプを次々と装填する。
怪人スタンプが押された事によって、ヴァルゴ・ゾディアーツの姿が徐々に変わっていく。
「ほう……」
ゼータは眼前に現れたヴァルゴ・ゾディアーツの変貌に僅かに眉をひそめた。前回とは明らかに違う気配。甲冑の装飾はより華美でありながら機能美を湛え、背部の羽はまるで生きているかのように蠢いている。
「天使と蜂の怪人って訳か」
ゼータはその見た目から瞬時に判断した。エンジェル・ロイミュードの純白の甲冑とハチオーグの黒光りする節足が融合し、禍々しい聖職者のようなシルエットを形作っている。両手には六角形の紋様が浮かぶ盾と、針のように尖った刀身を持つ長剣が握られている。
「天使も蜂もどっちも上に従う存在って訳か、まぁ」
既にゼータもまたプログライズキーを取り出し、腰にドライバーを巻いた。
「けれどね、何度来ても同じ事だよ、変身」
それと共にゼータはすぐに変身する。
だが、ゼータはその状況に考えていた。
この状況で、あまり時間をかける事が出来ない。
だからこそ。
「丁度良いかもしれないね、ここで試してみるのも一つの手かもしれないな」
同時に、ゼータは腰にあるアイテムに眼を向ける。
それはこれまで使用していなかったアイテムに。
3rd舞台となる世界は?
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戦隊レッド異世界で冒険者になる