「へぇ、さすがはプロというだけはあるね」
そうしながら、ゼータはラブラバが行っているハッキングの様子を見ていた。
ラブラバが操作するパソコンの画面の速度は速く、素早く打ち込まれていく文字。
その動作はまるで機械のように的確かつ正確なものであり、そのスピードは相当なものだった。
(なるほどねぇ。だからこそ捕まらないのか)
そんな彼女の技術に感服するゼータ。
しかし、それは同時に脅威でもあるという事実もあるだろう。
「それで? 一体何を見つけたのかしら」
そう尋ねると、ラブラバは自信満々といった様子で答える。
「ふっふーん♪ これなんかどうでしょう!」
そう言って彼女が見せてくれた映像には———
そこには確かに一人の女性が映っている。
しかしそれは普通ではない。
全身黒色のスーツに身を包み、頭部も同じく真っ黒な布で覆い隠されているのだ。
それよりも今は目の前の状況について考えるべきだと思ったからだ。
「それで? この人が?」
「はい。名前は『クイーンビー』と名乗っています」
その答えを聞いて驚く。
まさか本名で名乗っているとは思わなかったからだ。
しかし驚きはそれだけでは終わらなかった。
「・・・やっぱり、似ているな」
「ナックルダスター」
「・・・やっぱり、似ているな」
ナックルダスターは目を細めながら映像を見つめていた。
「ナックルダスター?」
ゼータが不思議そうに尋ねると、ナックルダスターは静かに口を開いた。
「この犯人、前に起きた事件の犯人にそっくりだ」
「前に起きた事件?」
ゼータは興味深そうに尋ねる。
「ああ。四年前の事件だ。あの時は高校生だったが、今見ている映像と容姿がまったく変わっていない」
ジェントルが首を傾げながら言う。
「でも、どうしてそんなに似ているんですか?」
ナックルダスターは肩をすくめて答えた。
「さあな。ただ、こいつが犯人なら俺にも殴る理由ができたってだけだ」
「待ってよ」
ラブラバがパソコンから顔を上げて言った。
「もしかして、同一犯だと思ってるのかしら?」
「それはない」
ナックルダスターは腕を組みながら答えた。
「断言できるんですか?」
ゼータが怪訝な表情で尋ねる。
「当たり前だ。四年前の犯人は高校生だった。それが今でも高校生のままなんてありえない」
「でも、見た目は変わってないみたいだけど……」
ラブラバは困惑した様子で言う。
「確かに姿形は同じかもしれんが、人間は成長する生き物だ。四年も経てば外見にも変化が表れるはずだ」
ゼータは腕を組みながら考え込む。
「なるほど……じゃあこの映像に映ってる人物は別人ってことですか?」
「恐らくな」
ナックルダスターはため息混じりに言った。
「だが、気になることがある。なぜ、わざわざ、俺の娘の姿を真似たんだ」
「は?」
ゼータの目が点になった。
3rd舞台となる世界は?
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