焦げ付いたコンクリートの臭いと微かに漂う血の香り。廃墟と化した街並みには無数の黒焦げのボディスーツが転がっていた。異能解放軍の構成員たち──いずれも“個性”をフル活用した痕跡が残る。彼らの多くが戦闘不能状態で捕縛され、公安所属の特殊隊員たちが順次回収していく。
俺は瓦礫の頂でライドブッカーを鞘に戻し、息をついた。
「……片付けは終わったか」
「お疲れ様でしたぁ」
上空から朗らかな声と共にホークスが羽根を靡かせて降りてきた。赤い羽根が煤けた風景の中でひときわ鮮やかだ。
「まったく、4人で主力全員叩き潰すとか反則ですよ。僕らが着いた頃にはもう終わってるんですから」
「報酬は別枠だ。要求は通せよ」
「わかっていますとも」
そうしながらも、ホークスはそのまま俺の横に立つ。
「にしても、本当に底が見えない人ですねぇ、ディケイドさんは」
「いきなり何を言っているんだ」
「いえいえ、そちらのゼータとは同じ仕事をよくしますからね。彼女とは別の意味でな」
「まぁ、そう言われたら、否定は出来ないがな」
俺は、そう言いながら、ホークスに眼を向ける。
「それで、何か分かるか?」
「さすがにたった数時間だけでは分かる範囲はあまりありませんが。ですが、幾つか見えてきました。それだけは分かりますね」
「と言うと?」
「ヒューマライズの1件、覚えていますか」
それを聞いて、俺は頷く。
「正直に言って、疲れたよ。まさか全世界のあちらこちらに行ったり来たりしたから」
「そういう意味では、本当にお疲れ様です。だけど、問題はヒューマライズと共に分かった事ですけど、厄介な事が1件」
ホークスは、その手に持ったスマホを俺の方に投げた。
俺はそのまま、スマホを受け取ると共に眼を見開いて、驚く。
「・・・これは一体、何なんだ?」
「ゴリーニファミリーってのは知っていますか」
「さぁな」
「まぁ、それはそうでしょう。海外で活動しているいわゆるマフィアのような存在です。けれど、最近になって分かった事が一つあるんですよ」
「分かった事?」
疑問に思った俺の声に対して、ホークスは。
「ここ最近、怪人スタンプを販売しているのが、このゴリーニファミリーではないかという情報を掴みました」
「なんだって」
その言葉に、俺は思わず眼を見開く。
「ここ、日本では既にディケイドさんがほとんど全滅させたこの組織が主に行っていますが、海外で配っているのは、このゴリーニファミリーだという情報があります。実際、あのヒューマライズに怪人スタンプを売った繋がりが、この組織に見られました」
「まだまだ、問題は山程あるって事か」
3rd舞台となる世界は?
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