巨大な城門が目の前で閉ざされる瞬間、マシンディケイダーのエンジン音が最後の雄叫びを上げた。
大翔が背後で悲鳴をあげる。重厚な鋼鉄扉の隙間に滑り込む際、肩がかすった感触が伝わってきた。
内部は想像以上に荒涼としていた。
高い天井に吊るされたシャンデリアは蜘蛛の巣に覆われ、大理石の床には酒瓶や血痕が散乱している。
「……随分と派手な歓迎だな」
俺が呟くと同時に足元で何かが軋む音がした。
革靴だ。ハイヒールの踵部分が床板に食い込んでいる。
「うっ……」
大翔が喉を詰まらせた。彼の視線の先―玄関ホールの中央には女性の死体が横たわっていた。
城内の腐敗した空気が鼻腔を刺す。
「どうなってるんだ……」
大翔が低く唸った。視線の先には七体ほどの死体が転がっている。どの遺体の周りにも淡紅色の花弁が散らばっていた。百合の香りが微かに漂う。
「罠か?それとも……」
考察は中断された。
足音だ。
廊下奥から疾走する影。赤いドレスが翻り、ハイヒールの踵が石床を蹴りつける音が近づく。
「見つかった!早く!」
金髪を乱した女性が叫んだ。必死な表情に汗が光っている。
「捕まえろ!」
そう、彼女を追う構成員。
「来るぞ!」
大翔が叫んだ時にはすでに遅かった。十数人の黒服が通路の両側から現れる。拳銃やナイフを構えた殺気立つ集団だ。
「どうする?逃げますか?」
大翔が問うた瞬間──
「ふん」
俺は前に出た。
迫る男の腹を右膝で打ち抜く。胃液を吐き出しながら吹き飛ぶ体。
「なっ……!?」
驚愕する構成員の顎を掌底で打ち砕く。骨が砕ける乾いた音。
「どけ」
残り九人が一斉に突進してくる。壁際に追い詰められた赤いドレスの女が悲鳴をあげた。
「させるか!」
大翔の拳が飛んでくる敵の顔面を捉えた。一撃で昏倒する男。
「お嬢さん、こちらへ!」
彼が女を背後に庇う間に、俺は左右の敵へ回し蹴りを繰り出す。
肉と骨が砕ける感触と共に三人が崩れ落ちた。
「お前は意外と使えるな」
俺が言うと大翔が肩をすくめた。
「学校では優等生ですから」
残る敵へ向け、俺は低く構える。
「さて」
構成員のひとりが袖から奇妙な印章を取り出した。漆黒の印鑑──怪人スタンプだ。
「くたばれ!」
自らの腕に押し当てる。青白い閃光と共に筋肉が膨張し、爪が鋭く尖った。
「変身完了……!」
獣人のような姿に変わる男が咆哮した。牙が剥き出しになり、両腕に鱗が浮かぶ。
「お前らも変身しろ!」
他の構成員も次々とスタンプを押す。蝙蝠男、岩人間、昆虫女──バラエティ豊かな怪人が完成する。
「チッ」
舌打ちしながら俺は戦闘態勢を整えた。
「それじゃ、やるとするか」「あぁ」
そう、俺と大翔は互いに変身に必要なアイテムを腰に巻く。
『KAMENRIDE』『CHEMYRIDE』
俺達は、同時にカードを構え。
「「変身」」『DECADE!』『LE-LE-LE-LEGEND』
それと共に、仮面ライダーへと変身を完了する。
3rd舞台となる世界は?
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魔法少女リリカルなのは
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魔法少女まどか☆マギカ
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アカメが斬る!
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ブルーアーカイブ
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戦隊レッド異世界で冒険者になる