悪魔と呼ばれ慣れて 2nd   作:ボルメテウスさん

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最終決戦目前

厳重に警備された秘密会議室では緊張感が張り詰めていた。

 

「オール・フォー・ワンが超常解放戦線に合流した」

 

エンデヴァーの重厚な声が空気を震わせる。

 

それは、ここに集まった全てのプロヒーローたちにとって、悪夢の再来に他ならなかった。

 

「ツカサくん」

 

名前を呼ばれて意識を引き戻す。正面にはオールマイトが険しい表情でこちらを見据えている。

 

「君の素直な意見を聞かせて欲しい」

 

そう、この場において、誰よりもそれを知る者として。

 

「オール・フォー・ワンは、今も仮面ライダーとしての力を持っていると思うかい」

 

この場にいる全員が、俺が仮面ライダーである事を知らされ、信頼されている面々。

 

故に、それは重要な事になる。

 

そして、その答えは。

 

「最悪な事に、残っている可能性はありますね」

 

「あの時の悪夢の再来か」

 

「それ以上の可能性はありますが」

 

そう、エンデヴァーは、あの時の出来事を思い出す。

 

神野でのオール・フォー・ワンとの戦いの被害は凄まじく、多くの人が犠牲になり、死者も数多く出ていた。

 

それは全て、ディケイドの力を使った結果だった。

 

「あの時は、よく暴走する事なく止まってくれた。けれど今度はそう簡単にいきませんよ」

 

「どういう事だ」

 

「それについては」

 

その話を聞いていたイータが前に出る。

 

「ツカサの持っているディケイドの力のコピーといえるダークディケイド。その原理は未だに分からないけど、もしも、それがオール・フォー・ワンの個性に含まれるとしたら、かなりヤバいと思うよ」

 

「オール・フォー・ワンの個性に組み込まれている」

 

「オール・フォー・ワンは、個性を奪うのと同時に個性を与える事が出来る。それはつまり」

 

「・・・仮面ライダーの力を分け与える事が出来るという事」

 

それを聞いた全員が驚愕する。

 

「変身出来るライダーをなるべく少なくしたくなくても、その個性と相性と良いライダーに変身、さらには怪人スタンプによる強化があれば。その力はプロヒーローを簡単に倒せる力を持つ可能性はある」

 

「向こうもまた、数より質というわけか」

 

「それだけで終わらない可能性もある」

 

「ん」

 

「個性を奪う力を悪用される可能性はいくらでもある。下手をすればこの場にいる全員が」

 

「全員が奪われる前に決着をつけなければならない」

 

重苦しい沈黙が支配する会議室。窓の外には夕暮れが忍び寄り、茜色の光が長い影を床に投げかけていた。その影の中で、エンデヴァーの拳が卓を叩く。

 

「一刻の猶予もない、これを最後の戦いにする為に」

3rd舞台となる世界は?

  • 魔法少女リリカルなのは
  • 魔法少女まどか☆マギカ
  • アカメが斬る!
  • ブルーアーカイブ
  • 戦隊レッド異世界で冒険者になる
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