厳重に警備された秘密会議室では緊張感が張り詰めていた。
「オール・フォー・ワンが超常解放戦線に合流した」
エンデヴァーの重厚な声が空気を震わせる。
それは、ここに集まった全てのプロヒーローたちにとって、悪夢の再来に他ならなかった。
「ツカサくん」
名前を呼ばれて意識を引き戻す。正面にはオールマイトが険しい表情でこちらを見据えている。
「君の素直な意見を聞かせて欲しい」
そう、この場において、誰よりもそれを知る者として。
「オール・フォー・ワンは、今も仮面ライダーとしての力を持っていると思うかい」
この場にいる全員が、俺が仮面ライダーである事を知らされ、信頼されている面々。
故に、それは重要な事になる。
そして、その答えは。
「最悪な事に、残っている可能性はありますね」
「あの時の悪夢の再来か」
「それ以上の可能性はありますが」
そう、エンデヴァーは、あの時の出来事を思い出す。
神野でのオール・フォー・ワンとの戦いの被害は凄まじく、多くの人が犠牲になり、死者も数多く出ていた。
それは全て、ディケイドの力を使った結果だった。
「あの時は、よく暴走する事なく止まってくれた。けれど今度はそう簡単にいきませんよ」
「どういう事だ」
「それについては」
その話を聞いていたイータが前に出る。
「ツカサの持っているディケイドの力のコピーといえるダークディケイド。その原理は未だに分からないけど、もしも、それがオール・フォー・ワンの個性に含まれるとしたら、かなりヤバいと思うよ」
「オール・フォー・ワンの個性に組み込まれている」
「オール・フォー・ワンは、個性を奪うのと同時に個性を与える事が出来る。それはつまり」
「・・・仮面ライダーの力を分け与える事が出来るという事」
それを聞いた全員が驚愕する。
「変身出来るライダーをなるべく少なくしたくなくても、その個性と相性と良いライダーに変身、さらには怪人スタンプによる強化があれば。その力はプロヒーローを簡単に倒せる力を持つ可能性はある」
「向こうもまた、数より質というわけか」
「それだけで終わらない可能性もある」
「ん」
「個性を奪う力を悪用される可能性はいくらでもある。下手をすればこの場にいる全員が」
「全員が奪われる前に決着をつけなければならない」
重苦しい沈黙が支配する会議室。窓の外には夕暮れが忍び寄り、茜色の光が長い影を床に投げかけていた。その影の中で、エンデヴァーの拳が卓を叩く。
「一刻の猶予もない、これを最後の戦いにする為に」
3rd舞台となる世界は?
-
魔法少女リリカルなのは
-
魔法少女まどか☆マギカ
-
アカメが斬る!
-
ブルーアーカイブ
-
戦隊レッド異世界で冒険者になる