悪魔と呼ばれ慣れて 2nd   作:ボルメテウスさん

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この世界における彼は

まず仕掛けたのは王蛇だった。ベノサーベルを振り回し、獣のような俊敏さでオールマイトに斬りかかる。オールマイトは咄嗟に身を翻し、紙一重で回避――だが。

 

ゲンムが背後から接近していた。キメワザスロットホルダーを稼働させ、赤黒い粒子を放出する。

 

『マイティクリティカルストライク!』

 

必殺技の衝撃波がオールマイトに炸裂する。しかし――彼は寸前のところで避ける。

 

「甘いな」

 

そのまま身を屈め、ゲンムの腹部へ拳を叩き込む。鈍い音と共にゲンムが吹き飛ぶ。だが空中で体勢を立て直す。

 

その隙を狙うようにアークゼロが接近する。四肢を機械化したその動きは予測不能で、オールマイトが距離を取ろうとするのを許さない。

 

『データに基づく最適解を選択』

 

無機質な合成音声と共に放たれた掌打がオールマイトの防御を貫く。火花が散り、純白の装甲に亀裂が走った。

 

「ッ!?」

 

オールマイトの体勢が崩れる。その瞬間を待っていたように、王蛇がソードベントを発動――鞭のような刃が雨あられと降り注ぐ。

 

避けきれずにオールマイトの左腕にダメージが蓄積する。

 

「オールマイトっ、カードを」

 

「・・・あぁ」

 

そう、オールマイトは、その手にあるカードを構える。

 

「あなた方の力っお借りします!」『1号!執行!ジャスティスオーダー!』ゴゥンッ!

 

「――行くぞ」

 

その低い宣言が合図だった。

 

アークゼロの掌から放たれた黒紫のエネルギー弾がオールマイトの胸に迫る。常人なら反応すらできぬほどの速度だ。

 

オールマイトの膝がわずかに曲がる。

 

ダンッ!

 

床を蹴る音と同時に体が垂直に跳躍。5メートルほど上昇し、エネルギー弾が虚空を貫いた。

 

落下が始まる。だがまだ終わっていない。

 

オールマイトの両脚が一直線に伸びる。まるで一本の槍のように。

 

「ライダァァァ……!」

 

空中で回転しながら加速。

 

アークゼロが防衛体勢を取ろうと両腕を構えた――遅い。

 

「キックッ!!!」

 

必殺の一撃がアークゼロの胸部を直撃。装甲板が蜘蛛の巣状にひび割れ、衝撃で半径2メートルの床タイルが粉砕された。アークゼロが吹き飛び、壁にめり込む。

 

それにより、アークゼロは、瞬く間に消滅する。

 

「・・・なるほど、確かにこれは相性は良いな」

 

そう呟きながら、見つめる。

 

ゼインが使っていた平成・令和の仮面ライダーの、その多くは多種多様な能力を持つ。

 

だが、これまでのオールマイトの戦い方は、身体能力を軸にした戦い方が最も得意と見える。

 

それを言えば、昭和ライダーの多くは、自らの身体を武器に戦う者達が多く、オールマイトとの相性は良い。

 

「この世界における昭和ライダー。それが、オールマイトかもしれない」

 

そう、その戦いを見ながらも、俺は。

 

「オールマイト!ナイトアイ!」

 

「あぁ、ここは」『私達が引き受ける』

 

そう、未だに迫る脳無達が変身するアウトサイダーズを前に、その声は未だに変わらなかった。

3rd舞台となる世界は?

  • 魔法少女リリカルなのは
  • 魔法少女まどか☆マギカ
  • アカメが斬る!
  • ブルーアーカイブ
  • 戦隊レッド異世界で冒険者になる
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