轟の周囲で、炎が唸りを上げた。
それは彼自身の個性の炎ではない。龍騎サバイブの力――生き残るために燃え上がる、暴力的な炎だ。
サバイブの炎は止まらない。
プトティラの氷結衝動と噛み合い、轟の身体の内側で循環している。
凍らせ、燃やし、砕く。そのすべてを同時に成立させる、明らかに常軌を逸した力だ。
轟が踏み込むたび、地面が焼け、次の瞬間には凍りつく。
炎は突進力、氷は制御。
龍騎サバイブの炎が主導し、轟の個性がそれを補強していた。
だが――ダークディケイドは、笑った。
ゆっくりと腕を上げる。
重力操作。空間圧縮。衝撃波。
すべてが個性による攻撃だが、動きに一切の無理がない。
(……負担が、ない)
ディケイドの器が、オール・フォー・ワンの個性を完全に支えている。
全盛期に近い力で、連続使用してやがる。
轟の渾身の一撃。
龍騎サバイブの炎を最大出力まで高め、氷で一点に収束させた斬撃――
しかし、それは一瞬で砕け散った。
攻防は刹那。
あまりにも短く、残酷。
ダークディケイドは肩をすくめ、嘲る。
「借り物の力で、ここまでか」
その瞬間、轟が静かに言った。
「……油断し過ぎじゃないのか」
俺は、もう動いていた。
砕けた炎と氷――その“残滓”の中を踏み込み、
レジェンダリーコンプリートフォームの力を解放する。
「通りすがりで終わると思うなよ……!」
拳に集束するのは、龍騎サバイブの炎を増幅した破壊の衝動。
カードが共鳴し、装甲が唸る。
「――はぁぁぁッ!!」
振り抜いた拳が、ダークディケイドの胸部に直撃した。
爆炎が炸裂し、衝撃波が校庭を薙ぎ払う。
オール・フォー・ワンの身体が宙を舞い、瓦礫を巻き込みながら吹き飛ばされた。
俺は息を吐き、前を見据える。
「コントロール、上手くなっているな!」
「勿論!まだ鍛錬しているから!」
瓦礫の向こうで、オール・フォー・ワンがゆっくりと立ち上がる。
あの圧……まだ余力がある。
なら――ここで決める。
俺は一歩前に出て、轟を見た。
「轟。次は二人で行く」
「……はい、師匠!」
頷いた瞬間、俺の身体に“分離”の感覚が走る。
『REVI! FINAL KAMENRIDE!
CYCLONE! JOKER! EXTREME!』
漆黒の衝動が形を成し、拳に集束する。
無駄のない、ジョーカーの戦闘本能。
続けて、轟の側で風が爆ぜる。
『VICE! FINAL KAMENRIDE!
CYCLONE! JOKER! EXTREME!』
緑の疾風が炎と氷を巻き込み、荒々しく加速する。
衝動を力に変える、バイスの咆哮。
二つの力が交差した瞬間、
白いX字の光が戦場を切り裂いた。
情報、判断、衝動、加速――
すべてが噛み合う。
俺と轟は、並んで前を向いた。
同時に、俺達はハイタッチをし、最後の戦いが始まる。
3rd舞台となる世界は?
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魔法少女リリカルなのは
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魔法少女まどか☆マギカ
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アカメが斬る!
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