焦凍の入学から1週間が経った。今は雄英での学生生活に集中している弟子に心配をしながらも、俺はヒーローとしての仕事をこなしていた。
「つーかーさぁー」
「んっ?」
事務所で、久し振りに作業するとずるずると何時ものように白衣を身に纏っているイータが話しかけてきた。
「どうしたんだ?イータ」
「実は雄英の防衛システムの一つを任された」
イータはにっこりと笑みを浮かべた。
「それでね、ツカサに手伝って欲しい」
「手伝うって?」
「雄英の防衛システムのテストよ。もし何かあった時のためにね」
「了解だ。で、具体的には何をすればいい?」
「簡単なこと。私と一緒に雄英に行って、防衛システムをチェックするだけ」
「分かった。で、いつ行くんだ?」
「今すぐ」
「はぁ?」
俺は思わず声を上げた。
「今すぐ行くのか?」
「そうよ。時間は有限なの。一秒たりとも無駄にできないわ」
イータは相変わらずマイペースだった。
「まあいいや。準備するから少し待ってくれ」
俺はそう言って立ち上がった。
「ああ、そうそう。ツカサ」
「ん?」
「焦凍のことだけど」
「焦凍のこと?」
「ええ。最近どうなの?元気にしてる?」
「ああ。元気にしてるよ。雄英で楽しくやってるみたいだ」
「そう。それなら良かったわ」
イータはホッとしたように笑みを浮かべた。
「二つの個性を同時に使っている所を実験したいからぁ」
「そういうのは止めておいた方がいいぜ」
そんな会話を行っていると。
「んっ?」
突然事務所に警報が鳴る。
それが何なのか疑問に思い、確認しようとすると。
「雄英に侵入者、緊急信号だね」
イータは呟く。
それを聞くと、俺は瞬時にオーロラカーテンを使い、移動する。
雄英に到着すると、必死に走る男子学生がいた。
汗だくの顔で何かを叫びながら、こちらに向かって走ってくる。その足取りは不安定で、焦りが全身から滲み出ていた。
「プロヒーローのディケイドとイータ!」
男子学生は俺たちの姿を見るなり足を止めた。息を切らせながらも、必死に言葉を絞り出している。
「なんでここに」
「警報が鳴ったから、駆けつけた。一体何が起きたんだ?」
俺は男子学生に問いかける。
その言葉と共に尋ねると、彼は一瞬だけためらったような表情を見せた後、すぐに顔色を変えた。
「USJに、ヴィランが現れました!」
彼の叫び声が空気を震わせる。USJ?あの広大な敷地にヴィランが侵入したのか。
しかし、周囲を見ても、まるでそれに気づいていない様子。
頭の中で素早く状況を整理する。雄英の警備システムが反応するほどの事態となれば、すでに大規模な戦闘が始まっている可能性が高い。
「・・・分かった、俺達がすぐに向かう。正直に言えば、オーロラカーテンで送りたいが「いいえ!むしろディケイドの個性ならば、皆の安全がすぐに確保出来ます!お願いします!」あぁ、そっちも頼んだ」
それと共に、俺はすぐにオーロラカーテンを展開する。
「俺がすぐに向かって、応戦する。君はすぐに学校へ向かって、応援を」
「はいっ」
彼はそう言うと、すぐに走り出した。背中には不安が滲んでいたが、彼の決意は固かった。
3rd舞台となる世界は?
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戦隊レッド異世界で冒険者になる