悪魔と呼ばれ慣れて 2nd   作:ボルメテウスさん

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騎馬戦・開幕前

雄英体育祭第二種目「騎馬戦」。

 

会場中央のスピーカーからアナウンスが響く。

 

「各チームの代表者はコチラまで集合! 馬車作り開始の前に騎馬を組んでもらいます!」

 

緑谷出久はまだ興奮冷めやらぬ表情で立ち上がった。障害物競走で奇跡の1位を掴み取ったものの、騎馬戦はどうなるか分からない。

 

なにより1000万ポイントという途方もない数字が自分に課せられている。

 

「3人目、ここまで麗日さんと発目さんのおかげで、なんとかなったけど、最後の1人は」

 

出久が考え込んでいると、不意に背後から肩を叩かれた。

 

「おい緑谷」

 

振り返るとそこには轟焦凍が立っていた。

 

「えっ、とっ轟っ君!?」

 

予想外の人物に驚きの声を上げる出久。

 

「お前、チームメンバー決まってないだろ?」

 

「う、うん。まだ僕だけ……」

 

「なら俺を入れろ」

 

あまりに唐突な申し出に思考が停止する出久。障害物競走で接戦を演じたライバルが急にチーム加入を求めてきたのだ。

 

「いやいやいや待ってよ! 君だって2位で150万ポイント持ってるでしょ!? なんで僕のチームなんかに……」

 

焦る出久を遮るように轟が続ける。

 

「ポイントなんて、俺も高いから、誰と組んだって、同じだ。それこそ、一位のお前と組んでもな」

 

あまりに自然な言い方に却って違和感が募る。

 

「それは、そうなんだけど」

 

「何よりも、この場で最も戦いたいと思った奴はお前。ただお前と戦いたい。だが……」

 

轟の口調が微妙に緩慢になり、視線が宙をさまよう。

 

「……ここで負けてもらったら、俺が困る。俺の中の悪魔がそう言っている」

 

その言葉に凍りつく一同。

 

「「「悪魔ぃ???」」」

 

麗日も発目も騎馬は、思わず呟く。

 

「・・・俺の師匠からの教えだ。自分の迷った時には、自分の中の欲望である悪魔に従えって」

 

「なっなんというか、変わった師匠だね、それって、もしかしてエンデヴァーなの?」

 

「それは絶対に違う」

 

思わず出久は聞いてしまうが、思いっきり否定する。

 

「・・・それと、緑谷」

 

「どうしたの?」

 

「俺が言うのも、なんだけど、マジでそいつを入れるのか」

 

そうして、轟が見つめた先には、発目がいた。

 

発目は首を傾げた。

 

「何か?」

 

「・・・師匠から聞いていたけど、かなりヤバい奴だと聞いていたぞ」

 

「えっと、その師匠って、一体」

 

すると、発目は今、理解したように手を叩く。

 

「あぁ、なるほど!あなたの師匠、もしかしてディケイドさんですか!私の師匠からも聞いていました」

 

「えっ、ここで発目さんも!」

 

「というよりも、轟君の師匠がディケイドって事はもしかして」

 

「はい!私の師匠はイータさんです!」

 

その発言と同時に出久も納得してしまった。

 

轟の強さと、氷を高い応用する姿は、ディケイドの戦い方に似ていた。

 

そして、発目の暴走気味な所はテレビでよく見るイータと似ていた。

 

「マジであの人はやべぇ」

 

「轟君からヤベぇって言葉が出るなんて!」「どんだけヤバいの」

 

その発言が気になる所で。

 

「とっても良い人ですよ、私の実験によく付き合ってくれました」

 

「あの人の実験に平気で付き合っている時点で、こいつもやべぇけどな」

3rd舞台となる世界は?

  • 魔法少女リリカルなのは
  • 魔法少女まどか☆マギカ
  • アカメが斬る!
  • ブルーアーカイブ
  • 戦隊レッド異世界で冒険者になる
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