悪魔と呼ばれ慣れて 2nd   作:ボルメテウスさん

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個性による変化(ツカサ&ゼータ)

「ちっ……面倒なことになったな」

 

採掘場の荒涼とした大地に降り立った俺は、目の前の男を睨みつけた。炎は消えたが、代わりに露わになったその顔は予想以上の衝撃を与えた。全身に渡る皮膚移植痕――まるで別人のように整えられた端正な顔立ちだ。しかし、その目に宿る狂気は消えていない。

 

「おぉ?ここが新しい戦場か。なかなか趣があるじゃねぇか」

 

男はくすくすと嗤う。フードを脱ぎ捨てたその姿は、どこか不自然な若さを纏っていた。

 

「いきなり攻撃しようとは……」

 

ゼータが俺の横で構えをとる。彼女の視線は鋭く男を捉えていた。

 

「お前、名乗れよ」

 

俺が促すと男は大げさに肩をすくめた。

 

「名前ねぇ……。そうだな、荼毘って呼んでくれよ」

 

「……荼毘?」

 

その響きに何か引っかかりを覚えた。

 

その名前は、偽名であるだろう。

 

だが、それよりも気になるのは、その眼。

 

かつて、俺と轟と最初に会った時と同じ、父親であるエンデヴァーに恨みを抱いていた時と同じ眼をしている。

 

「エンデヴァーの家族か」

 

その瞬間、男の表情が微かに変化した。一瞬の驚愕のあと、唇が歪んでいく。

 

「へぇ……なんでわかった?」

 

「1年前、轟……焦凍のコーチをしてたからな。その時の目つきとそっくりだ」

 

「ふふっ……」

 

男――荼毘は突然笑いだした。腹を抱えるような乾いた哄笑だった。

 

「ホントに……最高の師匠と最高の才能に恵まれたんだなァ、アイツは」

 

彼の声には怨嗟と羨望が入り混じっていた。

 

その言葉から、やはりこの男は轟家の関係者だと確信した。

 

「まぁ、関係ないがなぁ!!」

 

同時に、奴がその手に怪人スタンプを自らの身体に押し込む。

 

それと共に、溢れ出る炎が採掘場を照らし出す。

 

そして変化が始まった。

 

肉体が歪み膨張し、青白い炎が鱗のように体表を覆う。

 

鳥のような嘴状の仮面に変わり果てるその姿は……

 

「……ウィザードのフェニックスだと?」

 

記憶にある赤い不死鳥が青に染め替わっている。だが核となるデザインは同一だ

 

「ああ、正解だよ」

 

青き焔翼が威嚇するように拡げられた。

 

「フェニックスっ、怪人スタンプが影響するとはいえ、まさか青いフェニックスになるとはな」

 

その変化に関して、俺は知っている。

 

仮面ライダーエターナル。

 

その変身アイテムであるエターナルメモリが選んだ持ち主によって、その炎の色も変わる。そして、その力を最大限に発揮すれば、その炎の色は青。

 

「まさしく、その再現という訳か」

 

この世界、個性による変化に対して、俺は思わず苦笑いをしてしまう。

3rd舞台となる世界は?

  • 魔法少女リリカルなのは
  • 魔法少女まどか☆マギカ
  • アカメが斬る!
  • ブルーアーカイブ
  • 戦隊レッド異世界で冒険者になる
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