「ちっ……面倒なことになったな」
採掘場の荒涼とした大地に降り立った俺は、目の前の男を睨みつけた。炎は消えたが、代わりに露わになったその顔は予想以上の衝撃を与えた。全身に渡る皮膚移植痕――まるで別人のように整えられた端正な顔立ちだ。しかし、その目に宿る狂気は消えていない。
「おぉ?ここが新しい戦場か。なかなか趣があるじゃねぇか」
男はくすくすと嗤う。フードを脱ぎ捨てたその姿は、どこか不自然な若さを纏っていた。
「いきなり攻撃しようとは……」
ゼータが俺の横で構えをとる。彼女の視線は鋭く男を捉えていた。
「お前、名乗れよ」
俺が促すと男は大げさに肩をすくめた。
「名前ねぇ……。そうだな、荼毘って呼んでくれよ」
「……荼毘?」
その響きに何か引っかかりを覚えた。
その名前は、偽名であるだろう。
だが、それよりも気になるのは、その眼。
かつて、俺と轟と最初に会った時と同じ、父親であるエンデヴァーに恨みを抱いていた時と同じ眼をしている。
「エンデヴァーの家族か」
その瞬間、男の表情が微かに変化した。一瞬の驚愕のあと、唇が歪んでいく。
「へぇ……なんでわかった?」
「1年前、轟……焦凍のコーチをしてたからな。その時の目つきとそっくりだ」
「ふふっ……」
男――荼毘は突然笑いだした。腹を抱えるような乾いた哄笑だった。
「ホントに……最高の師匠と最高の才能に恵まれたんだなァ、アイツは」
彼の声には怨嗟と羨望が入り混じっていた。
その言葉から、やはりこの男は轟家の関係者だと確信した。
「まぁ、関係ないがなぁ!!」
同時に、奴がその手に怪人スタンプを自らの身体に押し込む。
それと共に、溢れ出る炎が採掘場を照らし出す。
そして変化が始まった。
肉体が歪み膨張し、青白い炎が鱗のように体表を覆う。
鳥のような嘴状の仮面に変わり果てるその姿は……
「……ウィザードのフェニックスだと?」
記憶にある赤い不死鳥が青に染め替わっている。だが核となるデザインは同一だ
「ああ、正解だよ」
青き焔翼が威嚇するように拡げられた。
「フェニックスっ、怪人スタンプが影響するとはいえ、まさか青いフェニックスになるとはな」
その変化に関して、俺は知っている。
仮面ライダーエターナル。
その変身アイテムであるエターナルメモリが選んだ持ち主によって、その炎の色も変わる。そして、その力を最大限に発揮すれば、その炎の色は青。
「まさしく、その再現という訳か」
この世界、個性による変化に対して、俺は思わず苦笑いをしてしまう。
3rd舞台となる世界は?
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戦隊レッド異世界で冒険者になる