「凄いぜ……!」
フェニックスに変貌した荼毘が両腕を広げた。全身から青白い炎が噴き出し、採掘場の岩盤を焦がしていく。その熱波が肌を焼くようだ。
「これが……これが俺の力なのか!?」
奴自身も初めて見る力に狂喜乱舞している。その姿はまるで玩具を与えられた子供のようだ。
フェニックスの指先から青い火球が放たれた。灼熱の塊が唸りを上げて迫る。
だが――
「変身」
腰に巻かれたネオディケイドライバーが起動し、カードを装填
『KAMEN RIDE DECADE!』
俺の身体を光が包み込み、さらに続けて一枚のカードを取り出す。
『KAMEN RIDE WIZARD!』
それと共に、目の前にウィザードの紋章が刻印されていく。
赤色の魔方陣が眼前に展開し、迫り来る火球を受け止めた。
魔方陣内部で青い炎が渦を巻き―――
「……ッ!?」
フェニックスの目が見開かれた。
ディケイドウィザードの手が輝くと、炎はエネルギーへと転換され吸収されていた。
「へぇ、火炎吸収という訳か。さすがは魔法使いの力だ」
相手の得意技を利用するのは基本中の基本だ。
「面白い!本当に楽しいな!こんな力があるなんて!」
フェニックスは炎翼を大きく広げ、高らかに笑う。
その笑い声が採掘場に反響する中、俺は次の一手を考えていた。こいつがどこまで力を持っているのか……
「さぁ、ショータイムだ」
その宣言と共に、青い不死鳥が咆哮をあげた。
フェニックスの両掌から迸る炎の奔流。
「ツカサ!気をつけて!」
ゼータが警告を飛ばす。が――
「問題ない!」
俺は左足を軸に半回転。
迫る炎を紙一重でかわす。
身体は羽のように軽い。
フェニックスは休むことなく炎を放ち続ける。
灼熱の雨が採掘場を舐め尽くす中、俺はライドブッカーを剣モードに切り替え跳躍。
「行くぜ!」
空中で身体をひねり、炎の網を縫うように着地。
その動作に合わせて刃を振り抜く――!
ガキィン!!
「おっと?」
火花が散る。フェニックスの右腕から突如として現れた青い剣が俺の攻撃を受け止めていた。
「ほう……自分で武器を作るタイプか」
「当然だろ? これが俺の〝個性〟なんだからさぁ!」
剣同士が火花を散らしながら押し合う。
互角の力。
いや――
フェニックスの剣が青い炎で、その刀身をさらに長く伸びさせた!
「本当に凄いよなぁ!怪人の力はよぉ!」
「あぁ、そうだな、だからこそ聞きたい。お前はその力を誰に向けたいんだ」
「見て貰う為だよ!ヒーローに俺の存在をなぁ!」
そう、自らの心の叫びが響き渡る。
3rd舞台となる世界は?
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魔法少女リリカルなのは
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戦隊レッド異世界で冒険者になる