「燃やすしかないよなぁ!」
フェニックスが高らかに咆哮すると、全身から青白い炎が津波のように放射される。
採掘場全体が地獄絵図と化した。岩盤は真っ赤に溶け、空気すら陽炎で歪む。
(炎の出力が高い……だが)
ライドブッカーから新たなカードを取り出し、ドライバーに挿入。
「これならどうだ?」
『FORM RIDE WIZARD FLAME DRAGON』
ウィザードドラゴンの胸部にウィザードラゴンの頭部を具現化させ、ドラゴンの口から強力な火炎放射を行い、炎を相殺する。
「やるじゃないか!さすが魔法使い!」
フェニックスが楽しげに笑う。けれど俺には余裕なんてない。
「でもな――」
奴が手を振るうと――
「ッ!」
全身を焼き尽くす青炎の奔流!
回避不能の範囲攻撃!
防御する暇もなく俺は吹き飛ばされ採掘場の岩壁に叩きつけられる。
「くっ……」
肺が焼け付き呼吸すらままならない。
全身の痛みで呻きが零れる。
(まずい……この火力は想像以上だ……)
だがそのとき――
「ツカサ!」
ゼータが叫ぶ。
「フェニックスは無限に再生する」
それと同時に、フェニックスの腕が再生していく。
「だからこいつは格闘戦が苦手だ。なぜなら再生のために魔力を消費しすぎるからだ」
ゼータが考察を口に出すと、フェニックスが嘲笑う。
「ハッ!再生?そんな便利なものじゃない!これは呪いだよ!」
フェニックスが憤慨する。
「いくら傷付いても戻ってしまうんだよ……それがどれだけ苦しいか……お前みたいな英雄には分からない!」
怒りの炎がフェニックスの周りを踊る。その姿には哀愁が見えるが――
俺はそれに同情なんてしない。
「だったらこれで決着つけるしかないよな」
俺は新たなカードを取り出す。そして――
『KAMEN RIDE FOURZE』
「はぁ?それが勝機か?お前が変身したフォーゼなんて火力のある必殺技すら無いはずだ!」
「それはどうかな?」
『FORM RIDE FOURZE FIRE』
フォーゼファイヤーステイツ。
宇宙服のような装甲はそのままに、その右腕にファイヤーステイツ専用の武器【ヒーハックガン】を握る。
「はぁ?」
それに対して、フェニックスは疑問を持つ。
「まさか、お前……その銃で戦うって訳か?」
採掘場の熱気が肌を焼く。フォーゼファイヤーステイツの特殊装甲が温度差を感知し、微かに唸りを上げる。
「……試してみるか?」
瞬間、青白い炎の柱が炸裂。まるで生き物のようにうねりながら迫る熱波。通常の装甲なら熔解必至の一撃だが。
「なっ」
フェニックスは絶句した。俺の右腕を覆うファイヤーアーマーが炎を吸収し始める。表面に赤いラインが閃き、高温粒子が体内エネルギーへ変換されていく。
「炎をっ吸収だとっ」
そうして、俺は笑みを浮かべる。
「お前の憎しみも正面から受け止めてやるよ」
3rd舞台となる世界は?
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魔法少女リリカルなのは
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