その出会いは、本当に偶然だったかもしれない。
偶然に見かけた場所。
その屋上には、二人の人間がいた。
その人間が誰か分からない。
だが、その人間に、襲い掛かろうとした灰色の怪物に、俺は見覚えがあった。
「オルフェノク、またあのスタンプか」
それが、この世界が俺を呼んだ原因。
四年前から、このスタンプを全て破壊する事を目的に、俺はこの世界で活動していた。
「さっさと始めるか」『KAMENRIDE_DECADE!』
俺の手元にある、カード。そのカードを一枚抜き取り、それをベルトへ差し込む。
そして、俺はディケイドへと変身し、灰色の怪物に向かって走り出した。
灰色の怪物が俺に向かって突進してくる。
だが、その程度では俺には敵わない。
俺はそれを軽々と避けて、その怪物の背中に強烈なキックを食らわせた。
その怪物は数メートル先まで吹き飛ばされた。
「おいおい、これでもまだダメージがないのか」
その怪物はすぐに立ち上がり、再び俺に向かって突進してきた。
俺は再びそれを避けようとしたが、その瞬間、灰色の怪物の姿が一瞬だけ歪んで見えた。
「何だ?」
一瞬の違和感。だが、それはすぐに消え失せた。
俺は再びその怪物に向かって走り出し、今度はパンチを放った。
だが、その怪物はそれを防ぎ、反撃してきた。
「くっ!」
俺はその攻撃を受け止め、そのまま押し返した。
しかし、その怪物は俺の力を逆手に取り、俺の腕を掴んできた。
そして、そのまま俺を投げ飛ばした。
「ちっ!」
俺は空中で体勢を立て直し、着地した。
それと共に、俺はそのまま屋上の二人を見る。
「君は」
それと共に、かなり細身の人間が俺を見る。
もう一人は緑髪のそばかすの少年。
二人が、俺を見て、驚いていた。
ディケイド。
その名は、ヒーロー名として登録しているから、この姿の名を出す訳にはいかない。
だからこそ。
「通りすがりの仮面ライダーだ」
それと共に、怪物はこちらを見つめる。
「さて、どうやら、取り込んだのはアルマジロ・オルフェノクという訳か」
怪人スタンプは装填した者に最も相性の良い怪人の力を与える。
おそらくは、目の前にいるアルマジロ・オルフェノクの個性はアルマジロ。
それと相まって、かなりの力を発揮している。
だが、一番厄介なのは、オルフェノクの本能。
それは、人を殺したいという本能があり、目覚めたばかりの頃には、それに逆らうのは難しい。
「だから、速攻に終わらせる」
同時に、俺はファイズのカードを手に取り、そのまま構える。
『KAMENRIDE_ FAIZ!』
そして、それをベルトに挿入すると同時に、俺の周囲には無数の光の粒子が現れ、俺を包み込んでいく。
そして、光が晴れた時、そこには黒いボディスーツに赤いラインが走った姿に変わっていた。
「姿が変わった。あのようなサポートアイテムは見た事がないが」
「あれ、さっきの動作」
そうしている間にも、アルマジロ・オルフェノクは、その手に持つ剣をこちらに向かって、襲い掛かる。
それに対して、俺はライドブッカーをガンモードに切り替え、引き金を引く。
銃弾がアルマジロ・オルフェノクに向かって飛んでいくが、アルマジロ・オルフェノクはそれを回避し、更に速度を上げて突進してくる。
だが、俺はそれを予測しており、横に一歩移動することでその攻撃を回避し、同時に拳を叩き込んだ。
アルマジロ・オルフェノクは吹き飛ばされ、そのまま壁に激突する。
だが、やはりアルマジロ・オルフェノクはすぐに立ち上がり、再び俺に向かって来る。
俺は再びライドブッカーをソードモードに切り替え、アルマジロ・オルフェノクの攻撃を受け止める。
そして、そのまま押し返す。
その力に押されながらも、アルマジロ・オルフェノクは叫び声を上げた。
「さて、トドメだ」
「まさかっ」
細身の男は何かに気づいた様子。
だが、それよりも早く、俺はカードを装填した。
『FINAL ATTACKRIDE FA FA FA FAIZ』
「はぁっ!」
俺は左足を高く上げ、そして地面に向かって振り下ろす。
その瞬間、俺の左足には赤い炎のようなものが纏わりつき始め、俺はそのまま地面を蹴って飛び上がった。
空中で高速回転しながら右足を突き出し、そのまま一直線にアルマジロ・オルフェノクに向かって突進していく。
そして、俺の右足がアルマジロ・オルフェノクに命中した瞬間―――
「ぐおぉおお!!」
轟音と共に爆発が起きる。
それと共にアルマジロ・オルフェノクの身体は崩壊を始める。
それと共に、こちらに迫る攻撃。
俺は、瞬時にその攻撃を避ける。
「君は」「・・・オールマイト、マジかよ」
そこにいた人物に驚きを隠せなかった。
同時に、そのままディケイドへと元に戻る。
「なぜ、彼を殺したんだ」
そう、問いかけられた。
この世界において、オールマイトという存在は確かに知っていた。
ヒーロー全体を見ても、俺はこの世界は比較的に平和だと思う。
それを作ったのが、オールマイトであり、彼の目の奥を見ると。
(似ているな、火野さんと)
そう、感じた。
「・・・勘違いするな。別に殺していない、見てみろ」
「えっ」
そうして、見ると、爆散している真ん中にはアルマジロ・オルフェノクとなっていた人物が気絶していた。
そして、その近くにはスタンプの残骸がある。
「これは」
「・・・さっきの怪人化は、このスタンプが原因だ。俺のこの姿はスタンプだけを破壊出来るようにされている」
「そっそうだったのか、てっきり彼を殺してしまったかと思ったぞ」
「まぁ、見た目が派手だからな」
それと共に、俺はそのままスタンプの残骸を拾い上げる。
そして、ポケットの中に入れると同時に、気絶した男の状態を見る。
「ふむ、命に別状はないようだな、じゃ「あのっ」んっ?」
俺がそのまま立ち去ろうとした時。
「あなた、ディケイドですよね」
「・・・」
その少年の言葉に、俺は止まる。
「えっ、嘘?」
「・・・何を根拠に言っているんだ」
「だって、さっきの動作なども、ディケイドさんに似ていますから!それに声も!!」
「・・・」
「あれ、本当だ」
これは、どんなに言っても、変わらないだろう。
「・・・まぁ、こちらもオールマイトの秘密を知ったからな」
そうしながら、俺は変身を解除した。
「ディケイド、君は一体」
「・・・どうやら、秘密の話をしなきゃいけないようだな、そこにいる少年を含めて」
3rd舞台となる世界は?
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