ソード・ロイミュードの顔が歪んだ。予期せぬ介入者に対する怒りと警戒が入り混じっている。
「誰だ貴様ァ!?」
「通りすがりの仮面ライダーだ。名乗るほどのもんじゃない」
俺は軽く首を捻りながら挑発するように言った。ライドブッカーを握る右手に力が籠もる。
「ふざけるな!邪魔する者は全て抹殺する!」
ソード・ロイミュードが猛然と斬りかかる。風を切る音と金属音が轟く。その剣閃は確かに速いが——
「遅いな」
俺はシフトレバーを数回倒した。胸部装甲のタイヤが高速回転し、視界が引き伸ばされるように変わる。
「ハァッ!」
渾身の蹴りがソード・ロイミュードの剣を受け止めた。衝撃波が路上の塵埃を舞い上げる。
「くっ……!」
ソード・ロイミュードが後ずさる。その顔に焦りが見え始めていた。
俺はライドブッカーを剣形態に変えた。エネルギーの刀身が月光を反射する。
「だがな」
地面を蹴り、一気に間合いを詰める。敵の攻撃を紙一重でかわしつつ、逆袈裟斬りを繰り出す。
「エンデヴァーの息子か何か知らんが」
剣同士が激突し火花が散る。俺はそのまま体重を乗せて押し込む。
「俺の弟子に手ェ出すなら容赦しねえ」
轟が驚いたように目を見開いたのが視界の隅に映った。だが今はソード・ロイミュードに集中しなければならない。
「調子に乗るなァ!」
ソード・ロイミュードが両腕を広げた。剣先から無数の刃が生成され、こちらへ殺到する。
「甘いんだよ!」
俺はシフトレバーを更に操作。全身のタイヤが超回転し、体表面から熱波が噴き上がる。疾風の如きスピードで刃の雨を掻い潜る。
「な……!?」
呆然とする敵の腹部へ、渾身の膝蹴りを叩き込んだ。
「ゴフッ……!」
ソード・ロイミュードが大きく吹き飛ぶ。アスファルトが放射状に砕け散る。
俺は悠然と歩いて距離を詰める。ライドブッカーの照準を定めながら冷ややかに告げる。
「その程度か」
ソード・ロイミュードが必死に起き上がる。その目には怒りと焦燥が宿っていた。
「馬鹿め……まだ終わっておらん!」
両腕から長大な刃が出現し、全身を覆うように構えられる。明らかに最後の手段だ。
「いいだろう。こっちも本気で相手してやる」
俺は腰に手を当てるとカードを取り出し、ベルトに滑り込ませた。
『FINAL ATTACK RIDE D D D DRIVE』
それと共に、赤いスポーツカー型のマシン、トライドロンが現れ、そのままソード・ロイミュードを吹き飛ばす。
それと共に、ソード・ロイミュードの周りをトライドロンが周回する。
その円環状の中心に俺はいる。
「さあ、終わりにしよう」
俺は高く跳躍し、空中で身体を縦回転させる。トライドロンの周回速度と同期しながら螺旋状に加速していく。
落下とともに連続蹴りを叩き込む。一撃ごとに火花が咲き乱れ、衝撃波が周囲の街灯を次々と粉砕する。
「ギィアアアア!!」
ソード・ロイミュードの絶叫が夜空を切り裂く。俺の蹴りは止まらない。五十連蹴り、八十連蹴り……
そして—
「フィナーレだ!」
最後の一撃を胸元に炸裂させた。衝撃でソード・ロイミュードのボディが空中で分解し始める。
道路に着地した俺は、深く息を吐く。
「さて、それじゃな」
「えっ、ちょっ」
そうして、何かを言われる前に、俺はそのままトライドロンに乗って、その場を去った。
3rd舞台となる世界は?
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魔法少女リリカルなのは
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