悪魔と呼ばれ慣れて 2nd   作:ボルメテウスさん

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速さの先に(ツカサ)

ソード・ロイミュードの顔が歪んだ。予期せぬ介入者に対する怒りと警戒が入り混じっている。

 

「誰だ貴様ァ!?」

 

「通りすがりの仮面ライダーだ。名乗るほどのもんじゃない」

 

俺は軽く首を捻りながら挑発するように言った。ライドブッカーを握る右手に力が籠もる。

 

「ふざけるな!邪魔する者は全て抹殺する!」

 

ソード・ロイミュードが猛然と斬りかかる。風を切る音と金属音が轟く。その剣閃は確かに速いが——

 

「遅いな」

 

俺はシフトレバーを数回倒した。胸部装甲のタイヤが高速回転し、視界が引き伸ばされるように変わる。

 

「ハァッ!」

 

渾身の蹴りがソード・ロイミュードの剣を受け止めた。衝撃波が路上の塵埃を舞い上げる。

 

「くっ……!」

 

ソード・ロイミュードが後ずさる。その顔に焦りが見え始めていた。

 

俺はライドブッカーを剣形態に変えた。エネルギーの刀身が月光を反射する。

 

「だがな」

 

地面を蹴り、一気に間合いを詰める。敵の攻撃を紙一重でかわしつつ、逆袈裟斬りを繰り出す。

 

「エンデヴァーの息子か何か知らんが」

 

剣同士が激突し火花が散る。俺はそのまま体重を乗せて押し込む。

 

「俺の弟子に手ェ出すなら容赦しねえ」

 

轟が驚いたように目を見開いたのが視界の隅に映った。だが今はソード・ロイミュードに集中しなければならない。

 

「調子に乗るなァ!」

 

ソード・ロイミュードが両腕を広げた。剣先から無数の刃が生成され、こちらへ殺到する。

 

「甘いんだよ!」

 

俺はシフトレバーを更に操作。全身のタイヤが超回転し、体表面から熱波が噴き上がる。疾風の如きスピードで刃の雨を掻い潜る。

 

「な……!?」

 

呆然とする敵の腹部へ、渾身の膝蹴りを叩き込んだ。

 

「ゴフッ……!」

 

ソード・ロイミュードが大きく吹き飛ぶ。アスファルトが放射状に砕け散る。

 

俺は悠然と歩いて距離を詰める。ライドブッカーの照準を定めながら冷ややかに告げる。

 

「その程度か」

 

ソード・ロイミュードが必死に起き上がる。その目には怒りと焦燥が宿っていた。

 

「馬鹿め……まだ終わっておらん!」

 

両腕から長大な刃が出現し、全身を覆うように構えられる。明らかに最後の手段だ。

 

「いいだろう。こっちも本気で相手してやる」

 

俺は腰に手を当てるとカードを取り出し、ベルトに滑り込ませた。

 

『FINAL ATTACK RIDE D D D DRIVE』

 

それと共に、赤いスポーツカー型のマシン、トライドロンが現れ、そのままソード・ロイミュードを吹き飛ばす。

 

それと共に、ソード・ロイミュードの周りをトライドロンが周回する。

 

その円環状の中心に俺はいる。

 

「さあ、終わりにしよう」

 

俺は高く跳躍し、空中で身体を縦回転させる。トライドロンの周回速度と同期しながら螺旋状に加速していく。

 

落下とともに連続蹴りを叩き込む。一撃ごとに火花が咲き乱れ、衝撃波が周囲の街灯を次々と粉砕する。

 

「ギィアアアア!!」

 

ソード・ロイミュードの絶叫が夜空を切り裂く。俺の蹴りは止まらない。五十連蹴り、八十連蹴り……

 

そして—

 

「フィナーレだ!」

 

最後の一撃を胸元に炸裂させた。衝撃でソード・ロイミュードのボディが空中で分解し始める。

 

道路に着地した俺は、深く息を吐く。

 

「さて、それじゃな」

 

「えっ、ちょっ」

 

そうして、何かを言われる前に、俺はそのままトライドロンに乗って、その場を去った。

3rd舞台となる世界は?

  • 魔法少女リリカルなのは
  • 魔法少女まどか☆マギカ
  • アカメが斬る!
  • ブルーアーカイブ
  • 戦隊レッド異世界で冒険者になる
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