悪魔と呼ばれ慣れて 2nd   作:ボルメテウスさん

58 / 193
林間学校の誘い(ツカサ)

職場体験は、瞬く間に終わりを迎えた。

ステインが引き起こした事件、謎の敵のヴィランによる襲撃、さらにはソード・ロイミュードによる騒動。

平穏な街に起きた3つの事件。

その事件の影響もあり、マスコミが多くが騒ぎになっていた。

 

「それにしても、まさかこんな事になるとはな」

「・・・すいません、迷惑をかけて」

 

轟は、そう言いながら、頭を下げた。

 

「まぁ、指示を出したのは俺だからな。とりあえずは無事で良かったよ」

「・・・師匠」

 

そうしていると、轟はこちらに問いかけた。

 

「俺達だけで、勝てたと思いますか」

「それはどっちにだ」

「ステインに、ヒーロー殺しに」

 

その問いかけに対して、甘えなのか、それとも。

 

「俺が言わなくても分かっていると思うが、あの場にデルタがいなければ、お前達との力量の差は明らかに大きい」

「・・・やっぱり、そう思うよな」

 

そうして、轟もまた、それを自覚したように握り絞める。

状況をしっかりと理解している証拠ではある。

 

「あの時、デルタさんがいなければ、俺達は死んでいた。それは誰もが分かっていたし、あの怪物の時、飯田が逃がしてくれなかったら、俺達は死んでいた」

「・・・けれど、それを理解しているんだったら、良い」

 

それ以上、俺から言う事はない。

 

「雄英に戻る時期は既に迫っている。それを考えれば、この職場体験で、俺はお前をこれ以上、強くする時間はない」

「はい」

「まぁ、けど」

 

そうしながらも、俺は告げる。

 

「林間合宿、その時には存分に鍛えてやる」

「えっ」

 

俺からのサプライズな発表に、驚きを隠せなかった。

 

「実はこの前の体育祭の時に、相澤先生と再会してな」

 

『・・・やっぱり、轟はお前の弟子だったか』

『えっと、バレましたか?』

『当たり前だ、お前を一年だけだが担任したからな』

『やっぱり、とんでもないな、相澤先生は』

『お前ら、問題児を相手に、胃は空けられたからな』

『・・・それで、何か頼みたい事があるんですよね』

『察しが良いな、お前に頼みたい事は林間学校でお前に指導して貰いたい、理由は分かるな』

『・・・敵側に情報が流れている可能性があるっと』

『その通りだ、そして、流れていない可能性のあるお前に頼むつもりだ』

『それは信用し過ぎでは?』

『お前達は確かに問題児だ。はっきりと言うと、お前以外の3人はほとんど敵に近い思考だと今でも思う。けれど、それでもヒーローだと言えるのは、お前達にある信念』

『・・・了解です。そこまで言われたら、断れませんよ』

 

そうして、俺は轟に、それらの説明をした。

 

「・・・それは、嬉しいですが、一応聞きますが、デルタさんは」

「・・・まだ、検討中だ。デルタかゼータのどちらにしようか悩んでいる」

「どちらにしても、ヤバいと思いますが」

3rd舞台となる世界は?

  • 魔法少女リリカルなのは
  • 魔法少女まどか☆マギカ
  • アカメが斬る!
  • ブルーアーカイブ
  • 戦隊レッド異世界で冒険者になる
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。