職場体験は、瞬く間に終わりを迎えた。
ステインが引き起こした事件、謎の敵のヴィランによる襲撃、さらにはソード・ロイミュードによる騒動。
平穏な街に起きた3つの事件。
その事件の影響もあり、マスコミが多くが騒ぎになっていた。
「それにしても、まさかこんな事になるとはな」
「・・・すいません、迷惑をかけて」
轟は、そう言いながら、頭を下げた。
「まぁ、指示を出したのは俺だからな。とりあえずは無事で良かったよ」
「・・・師匠」
そうしていると、轟はこちらに問いかけた。
「俺達だけで、勝てたと思いますか」
「それはどっちにだ」
「ステインに、ヒーロー殺しに」
その問いかけに対して、甘えなのか、それとも。
「俺が言わなくても分かっていると思うが、あの場にデルタがいなければ、お前達との力量の差は明らかに大きい」
「・・・やっぱり、そう思うよな」
そうして、轟もまた、それを自覚したように握り絞める。
状況をしっかりと理解している証拠ではある。
「あの時、デルタさんがいなければ、俺達は死んでいた。それは誰もが分かっていたし、あの怪物の時、飯田が逃がしてくれなかったら、俺達は死んでいた」
「・・・けれど、それを理解しているんだったら、良い」
それ以上、俺から言う事はない。
「雄英に戻る時期は既に迫っている。それを考えれば、この職場体験で、俺はお前をこれ以上、強くする時間はない」
「はい」
「まぁ、けど」
そうしながらも、俺は告げる。
「林間合宿、その時には存分に鍛えてやる」
「えっ」
俺からのサプライズな発表に、驚きを隠せなかった。
「実はこの前の体育祭の時に、相澤先生と再会してな」
『・・・やっぱり、轟はお前の弟子だったか』
『えっと、バレましたか?』
『当たり前だ、お前を一年だけだが担任したからな』
『やっぱり、とんでもないな、相澤先生は』
『お前ら、問題児を相手に、胃は空けられたからな』
『・・・それで、何か頼みたい事があるんですよね』
『察しが良いな、お前に頼みたい事は林間学校でお前に指導して貰いたい、理由は分かるな』
『・・・敵側に情報が流れている可能性があるっと』
『その通りだ、そして、流れていない可能性のあるお前に頼むつもりだ』
『それは信用し過ぎでは?』
『お前達は確かに問題児だ。はっきりと言うと、お前以外の3人はほとんど敵に近い思考だと今でも思う。けれど、それでもヒーローだと言えるのは、お前達にある信念』
『・・・了解です。そこまで言われたら、断れませんよ』
そうして、俺は轟に、それらの説明をした。
「・・・それは、嬉しいですが、一応聞きますが、デルタさんは」
「・・・まだ、検討中だ。デルタかゼータのどちらにしようか悩んでいる」
「どちらにしても、ヤバいと思いますが」
3rd舞台となる世界は?
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魔法少女リリカルなのは
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戦隊レッド異世界で冒険者になる