「仮面ライダーレフリジェだとぉ?」
その名は知っていた。
怪人スタンプを受け取った際に、要注意しておくべき名だと。
だが。
「ふん……だが所詮はプロヒーロー崩れの雑魚だろう!この俺に勝てると思うなよ!!」
咆哮と共に放たれる漆黒の雷撃。それは轟音と共に床を溶解させながら一直線にイータに向かって突き進んだ。
「どうだろうね」
冷ややかな声と共に右腕を軽く振るう。その動作に合わせてシルバーのゲルが腕全体に流れ込み、肘から先が瞬時に青白く輝く氷晶へと変容した。
虚空へ向けられた掌から放たれるのは蒼い光条。それは空中で弧を描きながら急激に膨張し──出現したのは銀色に輝く巨大な冷蔵庫だった。
扉を開け放ちながら迫り来る雷撃に対し、冷蔵庫本体が盾となる。衝突の瞬間、紫電が四方八方へ飛び散り炸裂音が轟いたが……冷蔵庫の表面には僅かな焦げ目すら付いていなかった。
「馬鹿な……あの一撃を防いだだと?」
王雷は目を見開いた。
自分が放った雷撃を簡単に防がれた事。そして、その方法だ。
「この個性はスライムだけだと思っていたがっ」
「さぁ、どうだろうね。けれど、おかげで面白い物が手に入れる事が出来た」
それと共に、先程、王雷が放った雷が宙に浮かぶ。
イータは、その雷の氷を、一瞬で砕け散らせると共に、その手にはあったフルボトルに入れた。
「さぁ、実験を始めようか」『ライトニング!』
イータは、既に右腕に生成したツインブレイカー。
そのツインブレイカーに、フルボトルを装填する事によって、鳴り響いた音声。
同時に、イータがツインブレイカーを真っ直ぐと構えると共に、放たれたのは、先程の王雷が放った雷、そのもの。
「なっ!」
驚きを隠せない王雷は、その攻撃を正面から受け止める。
その威力は、確実に自分が放った物だと理解していた。
「威力は、まだ足りない」
「何が起きているんだっ」
「このレフリジェは、任意の事象をゲルで生成した冷蔵庫に保存する事ができる。だから、それを粒子にして成分化し、エンプティフルボトルに入れる事で、フルボトルにする事が出来る」
それと共にイータは懐から取り出したのはコイン。
それを上空に投げ、先程と同じ動作を行い、新たなフルボトルを生成し、そのままツインブレイカーに装填する。
『ライトニング!メダル!ツインフィニッシュ!』
鳴り響いた音声と共に、再度放たれた。
先程よりも鋭い一撃が、真っ直ぐと
「ぐっ!」
王雷は、すぐに防御しようとしたが、反応出来なかった。
致命傷を避ける事は出来たが、それでも身体にダメージが入っているのは理解した。
「元々使っていたシステム。あれは確かに使えた。その中で、元々開発していたフルボトルの発展型であるスクラッシュゼリーを炭酸化することでさらに発展させたスクラッシュゼリーの集大成として作ったんだ。けれど、これが意外にもフルボトルを生成するのにも適した能力があったんだ」
「さっきから、何をそんなに」
「・・・私、あまりヒーロー向きな性格ではない事は理解している。けれどね」
そうして、王雷に目を向ける。
「ツカサと出会ってから、少なくともこれから見るだろう未知の可能性を持つ彼らを破壊する奴らは許さないからね」
そう呟きながらも、ゆっくりと近づく。
『スクラップフィニッシュ!』
その音声が鳴り響くと共に、王雷は、その場を動く事が出来なかった。
「何がっ」
それと共に、王雷の身体を貫いた箇所から、身体が凍っており、身動きが取れずにいた。
「ぐっ」
王雷に対して、イータはゆっくりと歩く。
能力を発動しようとした。
「先程の攻撃で、電気信号を止めた。行動する事も出来ない」
「ぐっ」
「被害を最小限にする為にっと」
それと共に、イータは、その脚に冷気を纏う。
そして。
「はぁ!!!!」
そのまま、回し蹴りが王雷に当たる。
それによって、その身体は氷と共に粉砕した。
「がっがぁぁ」
王雷は、その怪人体が、崩れ落ちる。
それによって、戦いの終わりを迎えた。
3rd舞台となる世界は?
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