悪魔と呼ばれ慣れて 2nd   作:ボルメテウスさん

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二日目の平穏

個性強化訓練が本格的に始まった。

始まると同時に。

 

「ほらほら、もっと来いやぁ!」

「はっはい」

 

俺は虎とのコンビで、A組とB組の増強型の個性を持つ奴らを相手に組み手を行っている。

単純な増強型を含めた面々は、その能力を高めるには、身体能力を上げるのが一番の近道だ。

それは単純な筋トレだけではなく、実戦形式の組み手によって、自分の身体をより理解する事が出来る。

 

「ほら、そこ!ビーストになるんだったら、もうちょっと体格を上手く使え!」

「すいませぇん!」

「回転は、この程度で根を上げるなぁ!」

「無茶だろ!」

 

そうして、俺は次々と生徒達を相手にしていく。

 

「・・・なぁ、あの人って、本当にオーロラカーテンだけで、身体能力強化系とかないよな」

「・・・個性を使っているはずなのに、それで全然力で勝っているって」

 

その様子を見ていた全員が思わず呟いた。

そうして、夕方まで、個性の特訓は続いた。

二日目で行われた個性による特訓という事もあり、全員が疲れ果てていた。

 

「さて、二日目の食事に関しては、自分達で作る事になっているが、まぁ道具の手入れや作り方が分からない時は遠慮無く言えよぉ」

(((あれだけやったのに、息切れ一つしていない。本当に身体能力系の個性じゃないよな)))

 

俺は、そのまま、何事もなく料理を食っていると、全員が何か言いたそうな視線をしていた。

 

「悪いが、今、作っているのは、お前達以外の面々の分だからな」

「いや、そういう訳じゃないですけど」

「それじゃ、俺は少し仕事があるからな」

 

それだけ言い、俺はそのまま生徒から離れる。

 

「よっ、ゼータ、お疲れ」

「お疲れ様、それにしても、こういう風に人がかなりいる仕事はあんまり慣れないね」

「そう言うな、こういう風に若い奴らが育つのを見るのは、結構良いぞ」

「まぁ、そうだよね」

 

そうして、ゼータは呟きながら。

 

「それで、どうだ?周辺は?」

「そうだね、ラグドール達にも確認しながら、侵入しそうな所は調べて、リストにしておいた。とりあえず、ディケイドはこれからその周辺を?」

「あぁ、侵入された場合、すぐに向かわないといけないからな。もしかしたら、そこから逃げる為の手段がある可能性があるからな」

「・・・まぁ、これは最悪の可能性だからね、出来れば、それは起きて欲しくないけどね」

 

ゼータは、その一言と共に、どこか暗かった。

 

「・・・正直さ、こっちに来てから色々と変わったよ。命の重さも、向こうとは全然重く感じるよ」

「嫌だったか?」

 

俺がそう問いかけると。

 

「まぁ、どうだろうね。少なくとも、面倒ではあるね、でもまぁ」

 

その時のゼータの笑みは。

 

「・・・あっちで感じた窮屈さは、あんまり感じなくなったかな」

3rd舞台となる世界は?

  • 魔法少女リリカルなのは
  • 魔法少女まどか☆マギカ
  • アカメが斬る!
  • ブルーアーカイブ
  • 戦隊レッド異世界で冒険者になる
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