三日目。
特に大きな問題もなく、順調に合宿は進んでいる。
この調子ならば、特に問題なく、終われる。
「ねこねこねこ……それより皆!今日の晩はねぇ……クラス対抗肝試しを決行するよ!しっかり訓練した後はしっかり楽しいことがある!ザ!アメとムチ!」
そう、少しでも気分転換になるように、肝試し大会が実施された。
今回は、イベントを盛り上げる事に対して、ワイルド・ワイルド・プッシーキャッツが担当してくれた。
「とりあえずは、ゼータは合宿所で頼むよ」
「了解、まぁ、そんな大きな問題は起きないと思うけど」
そうしながら、俺達は各々が別々で、警戒を続けた。
かなり地獄の特訓を行っている為、生徒達には少しでも気分転換になるのを願って。
(……来る)
微かな葉擦れの音。ただの風ではない。意思を持った何かが茂みを掻き分けている。
足元の落ち葉が不自然に沈む。気配の方向へ目を凝らせば――闇の中に赤い光が二つ揺れていた。
「……誰だ」
問いかけは返らず。
代わりに木々の隙間から飛び出してきたのは黒装束の影。
腰のナイフを抜く動きが月明かりに浮かぶ。
咄嗟に横へ跳ぶ。空振りした刃が地面を削る音。金属が土を噛む異音が不快だ。
「ここは私有地だ。武器は下げてもらおうか」
警告は届かない。敵は低く唸りながら再び突進してきた。
動き自体、素人でない。だが――
(遅い)
拳を叩き込む。相手が反応する前に顎先を打ち抜く。
ぐらりと崩れ落ちる背中に膝蹴りを入れた。
「ぐふっ……!」
呻き声とともに敵がうずくまる。動脈を押さえつけながら尋問しようとした刹那。
「やはり、ディケイド。こういう時は強いようだな」
「何?」
すると、奴が持っていたのは怪人スタンプ。
同時に、そのスタンプを自分の身体に押しつけると共に。
「っ」
(こいつ……まさか)
眼前に立つ巨躯の怪物。禍々しい十枚の顔が歪んだ笑みを浮かべている。怪人スタンプからの変化は一瞬だった。筋肉質な体格が膨張し、無数の牙が並ぶ顔が次々と表面に隆起していく。
「十面鬼ユム・キミルか」
その存在に関しては、知っている。
対ディケイドにおいては、おそらくは最強の存在と言える存在。
ディケイドが変身する事が出来るライダー達の力を、そのままカウンターする事が出来る怪人。
それは、つまり、俺の力の多くは封じられている。
「けれど、やるしかないよな」
それと共に、ここに、既に敵がこの場所を知っている事を理解した。
俺は同時に、そのままネオディケイドライバーを腰に回し。
「変身」『KAMENRIDE_DECADE!』
ディケイドへと変身を行う。
「悪いが、こっちはすぐにでも行かないといけないからな。お前は早々に倒す」
「・・・倒せるんだったらな」
3rd舞台となる世界は?
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魔法少女リリカルなのは
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魔法少女まどか☆マギカ
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アカメが斬る!
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ブルーアーカイブ
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戦隊レッド異世界で冒険者になる