悪魔と呼ばれ慣れて 2nd   作:ボルメテウスさん

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野生と野生

これまで、この姿にならなかったのには訳があった。

 

というのも、この世界において、この姿はあまりにも強すぎた為である。

 

仮面ライダー達の力は通常でも強力だが、その全ての力を解放したと言っても良い姿。

 

その姿を発動出来、様々な姿に変える事が出来るこのレジェンダリーコンプリートフォームでは、周囲の建物に大きな被害が出る可能性がある。

 

だからこそ、これまで、この姿は使わなかったが。

 

「少しは、遠慮無く戦えるからな、さて」

 

そうして、俺は2枚のカードを取り出し、そのまま装填する。

 

『AMAZONΩ!KAMENRIDE_AMAZONNEO』

 

「っ」

 

その音声に疑問に思っている間にも、俺はその引き金を引く。

 

それと同時に、俺の姿は変わる。

 

全身を覆う翠のアマゾンオメガの装甲が光を反射し、その上に重なる銀色のアーマーが無骨な輝きを放つ。バイザー越しに見える景色は鮮明だ。樹木の一本一本、落ち葉一枚までくっきりと輪郭を結んでいる。

 

「ッ!?」

 

眼前の奴は、驚きを隠せない様子だった。

 

だが、そんな奴を余所に、俺は両腕に力を込める。

 

瞬時に展開される金属製の剣──アマゾンニューブレードが甲高い金属音を立てて形成される。同時に、銀色のアーマーの節々から蒸気が噴き出し、熱と圧力を帯びていく。

 

「行くぞ」

 

大地を蹴った瞬間、風景が歪む。加速した身体が森の木々をすり抜け、枝を押し潰す音すら置き去りにする。

 

目標までの距離は一瞬で詰められた。

 

「な──」

 

奴の口が動く前に右腕を振り抜く。空中で閃いた刃が奴の左胸を切り裂く。だが、奴も即座に反応して跳躍したため深手には至らない。それでも血飛沫が舞う。

 

「それはっアマゾンっだがっ」

 

「言ったろ? こいつは俺の最強形態だってな」

 

左手首から伸びるアマゾンネオブレードを射出する。ワイヤー付きの鋭利な鉤爪が弧を描いて敵の脇腹に命中し、そのまま引っ張り寄せた。

 

拘束された獲物へ向けて右足を振り上げる。膝部の装甲から生成した小型のブレードで蹴り飛ばす。

 

吹き飛んだ巨体が木々を薙ぎ倒し止まった地点へ追撃をかける。

 

「まだまだ!」

 

両腕から伸縮自在の鋼糸状武器——アマゾンネオクローを展開。これを使って奴を宙吊りに持ち上げて壁面へ叩きつけた。

 

衝撃波が空気を震わせる中、さらに手首から展開させた針状の銃器——アマゾンネオニードルを掃射。細長い針弾が連続して奴の身体を貫通し穿っていく。

 

だが異形もタフだった。肉体内部から溢れる金色の液体によって急速再生が始まる。

 

「ぐっ対応出来ないっ」

 

「お前の能力は基本的にカウンターだ。故に!」

 

俺は瞬時に、片腕にアマゾンニューブレードを握り、もう片手に手首から生えたアマゾンネオブレード。

 

アマゾンによる二刀流の形状で奴へと迫る。

 

「ッ」

 

奴は必死に対応しようとする。

 

だが。

 

俺の動きはそれを上回る速度だった。

 

まるで嵐のように振り下ろされる刃が次々と敵の皮膚を切り裂いていく。

 

「ぐっ、ならば、アマゾン返っ」

 

俺は、地面に脚を力を込めて、避ける。

 

それによって、奴の技を効かない範囲にまで跳び。

 

FINAL ATTACK RIDE A A A AMAZONNEO!』

 

それと共に、俺は構える。

 

踏み込みの衝撃で周囲の木々がしなる。全身の筋肉が極限まで収縮し、爆発寸前のバネのように――

 

「落ちるぞ……!」

 

叫びと共に垂直跳躍。

 

高度50メートル到達。眼下の十面鬼が口を開いた。

 

(来る)

 

奴の掌に黄金のエネルギー塊が凝縮される。カウンター技【アマゾン返し】の予備動作だ。

 

「遅ェ!」

 

落下開始と同時。俺の両脚が弓なりにしなる。加速する勢いそのままに踵が流星のごとき弧を描く。

 

ズゴォォォン!!!

 

踵が炸裂する一点で地面が半径20メートルに及ぶクレーターと化した。衝撃波が扇状に広がり周囲の木々が根本からなぎ倒される。

 

「ごァああああ!?」

 

地中から十面鬼の絶叫が反響する。土煙の柱が天を衝く。

3rd舞台となる世界は?

  • 魔法少女リリカルなのは
  • 魔法少女まどか☆マギカ
  • アカメが斬る!
  • ブルーアーカイブ
  • 戦隊レッド異世界で冒険者になる
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