ツカサが、突然現れた敵との戦いを行っている最中。
それは、ゼータの方でも感知していた。
「全くっこんな時に襲撃してくるなんて!」
そうしながら、ゼータが森の中で走っていた。
ゼータは、周囲から感じる殺気。
その殺気が、こちらに見つめている事に気づいていた。
それと共に、ゼータが服から取り出したのは、ワイヤー。
普段の隠密活動をしているヒーロー活動において、武器としても、移動手段としても、敵を拘束する手段としても使える便利なアイテムだ。
「悪いけど、生徒達を巻き込まれるのは困るのでね」
ゼータはそう呟くと共に。
ワイヤーを放つ。
そのワイヤーは素早い速さで襲い掛かる。
そのワイヤーから逃げるように、木の上から出てきた敵がいた。
敵は、短剣を持って襲い掛かる。
それを見ながら。
ゼータは、ワイヤーで攻撃をしながら距離を縮める。
そして。
その手首に触れる。
そして。
「あっ」
敵の身体の動きを封じる為の関節技を仕掛ける。
痛みと共に動けなくなる。
「ぐっ」
「悪いけど、今は手加減なんてしないからね」
「くそっ」
敵はそのまま意識を失う。
それを見ながら、ゼータは拘束を解除することなく。
そのまま近くの木に括り付ける。
「さてっと」
ゼータは再び動き出す。
次々と現れる敵の位置を探知しながら、倒していく。
(まさか、ここまで敵が多いとは思わなかったな)
肝試しをやっている生徒達がいる以上は下手に大規模な攻撃は出来ない。
だからこそ、相手がこちらに向けて襲ってくるならこちらも容赦はしない。
そう思いながら、ワイヤーで拘束していく。
「全く、敵がこんなに多いとなると、一体どれだけの人数が裏切ったのかしらね」
そう呟くゼータだが。
その敵に対しては一切の慈悲もなく拘束をしていく。
(ぐぅっ……!)
大地にめり込んだ踵が敵の胸板を押し潰さんとする寸前だった。突然、側方から強烈な熱源反応。本能的に脚を引き抜くと同時に跳躍した。
間一髪。さっきまで彼女がいた空間に蒼白い粘液が放射された。地面に接触したソレはジュウッと溶解音を立てながら白煙を上げる。
「新手か!」
振り向いた視界の隅で、森の影から人影がぬるりと這い出てくる。その手に握られているのは――忌々しい黒い印鑑、怪人スタンプ。
(コイツも同類か)
「ぐっ……ガ…ァ……!」
苦悶の吐息と共に、奴の身体が異形へと変貌していく。表皮が翡翠色に変色し、ところどころが薄緑色の燐光を放つ。昆虫の複眼を思わせる双眸が爛々と輝き、手足の爪からは透明な糸状の何かが滴り落ちた。
「成る程、ホタルか」
そこに立っていたのは、蛍を思わせる怪人。
その正体を理解したゼータは。
「ホタルアマゾンね、怪人相手だったら、仕方ないか」
そうして、ゼータは既にプログライズキーを起動させる。
「変身」『プログライズ!AMETHYSTBAT!』
3rd舞台となる世界は?
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戦隊レッド異世界で冒険者になる