───翌朝。雄英高校・職員室。
「……本当に、一人しか連れていかれなかったのか」
根津校長の言葉が静まり返った室内に重く響いた。
この学園の教師と共に、私は昨日の襲撃について報告を受けていた。
だが、その内容はあまりにも不可解だった。
「はい。確認できているのは爆豪勝己ただ一人です」
校長が顔を上げると、私を含めた教師陣は沈黙したまま頷いた。
普通なら、複数の生徒を拉致するのがセオリー。
特にプロヒーローが集まる雄英ならば尚更だ。
しかし今回の敵連合は違った。
狙いが極めて明確だったのだ。
「体育祭の優勝者であり、世間からの印象が悪い彼を敵にする。それによって、雄英の信頼を落とす事」
「それに今回の襲撃、明らかに計画的だった。それを考えれば、確実にいるだろ、内通者が」
そう、会議を行っている最中、プレゼントマイクが呟く。
「あぁ、だが、それはおそらくは教師ではないはずだ。なぜならば、教師ならば教えているはずだ、そうだろディケイド」
その言葉に、この場にいる全員が頷く。
「あぁ、怪人スタンプを使った際の奴らは、確実に驚いていた。この場に、仮面ライダーがいた事に対して」
現場での情報を伝える。
そこで見た敵連合の行動。
「敵連合の中にいる奴らは、俺がいる事を知られていた。けれど、俺が仮面ライダーだとは知らなかった」
「そこから考えて、疑いたくないが、生徒の中にいると考えて良いだろう」
「だろうな、輸送ルートの多くはオーロラカーテンを通じて行われた。発信器なども検査を行っていたので、その可能性がない以上は」
「疑いたくない可能性だがな」
互いに頷きながら告げる。
そこから始まる話し合い。
爆豪勝己の救出作戦。
その立案。
様々な手段が講じられる中で。
「やはり一番有効なのは……」
一人が口を開こうとした時。
スマホのバイブレーションが響く。
緊急招集。
警察からの連絡を受けた俺達の行動も決まっている。
「それで、情報は」
「既に情報は集めている。裏ルートも含めて。だからこそ、今度は絶対にやる」
「ツカサ君、一つ聞きたい事がある」
「なんですか、オールマイト?」
「あれの調整はやはり」
「・・・無理ですね、俺も聞いた所、やはり制御を行うAIに問題がある。このまま行っても、おそらくは暴走するだけですから。そうなった場合は」
「そうか、すまない。情けない事だと分かっている。けれど」
「それこそ、俺もやりますよ。その為にここにいるのだから」
ここから始める反逆の為に。
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