目の前にいるもう1人のディケイド。
そのディケイドに対して、俺が最初に行ったのは、その場にいる他の人を巻き込まない事。
だが。
「それにしても、これはかなり便利だけど、使いづらいよねぇ!」
「っ」
それと共に、俺達はその場を既に移動していた。
オーロラカーテン。
その向こう側から見えた影。
それらの正体を俺達は知っている。
「脳無だとっ、それも」
見渡す限り、かなりの数の脳無達が現れていた。
そして。
「さてと。これならどうかな?」
そう言って、黒いディケイドはその場にいた他のメンバーに目を向ける。
「っ!やめておけ!そいつらは連れて行っていいから」
「それじゃあ駄目なんだよぉ!」
そう叫ぶと同時に、オーロラカーテンが再び展開される。
そして。
「ぐっ!」
展開されたオーロラカーテンに対応するのが間に合わず、そのまま襲いかかる脳無。
それにより受けた攻撃。
その衝撃と共に吹き飛ばされてしまった。
「君も結構な相手だよ」
「チッ!」
舌打ちをしてしまう。
そうしている間にも。
「じゃあね」
そう言うと同時に、黒いディケイドはオーロラカーテンを使って他の敵と共に行ってしまった。
俺はその光景を見てしまう。
だが。
「クソガァ!」
爆豪の怒号が聞こえる。
その直後。
「あぁあああ!!!」
叫び声。
それは、オールマイトの叫び声だろう。
守るべきの生徒がまた目の前から消えた。
しかも目の前で。
そうしている間にも。
「ぐっ」
俺もまた目の前にいる脳無を倒そうとするのだが。
「オールマイト!ディケイド!ここはワシらがなんとかする!お前らはさっさと追え!」
「ですが」
「良いから、早く行け!」
そう言われてしまうと同時に。
「分かりました!ディケイド君!」
「あぁ!」
その言葉と共に、俺はすぐにオーロラカーテンを展開した。
先程、僅かに転移した奴の姿が見えた。
だからこそ、俺はすぐにその場所へと向かう。
オーロラカーテンの中へと飛び込んだ俺。
暗闇のような空間を通り抜けながら、すぐさま状況を判断する。
『KAMEN RIDE!KABUTO!』
瞬時に、カブトへと変わるのと同時に、俺はそのまま現場にいる敵よりもまず初めに人質の救出を優先する。
「速さで勝負しようぜ……!」
『ATTACK RIDE!CLOCK UP』
時間流が歪み始める。世界の速度が鈍化していく感覚。オーロラカーテンの内部でさえ超高速移動が始まった。
(あの黒ディケイドのオーラ……間違いなく“本物”だ)
空間の裂け目を感じ取りながら更に加速。風圧が頬を切り裂くような錯覚を覚えつつも、ただ一つの目標に意識を集中させる。
「だけど、今は」
裂け目に向けて跳躍すると同時に。
裂け目を突破した先で——。
『KAMEN RIDE……DARK KABUTO』
目の前の影が一瞬で漆黒の装甲を纏った。
それは、まさに俺のカブトと鏡写しのような存在。
「ダークカブトか」
互いに同速度領域に入った途端、空気が張り詰めた。まるで世界が凍りついたかのように静寂が支配する。
「へぇ、それが本来のカブトか、確かに面白いね、けどね」
そう呟いた時。
「膂力増強」
「っ」
身体が宙を舞った。壁に叩きつけられる寸前で何とか回転して着地する。
「……っ」
衝撃波が胸部装甲を軋ませる。内部で血の味が広がるのを感じながら、俺はゆっくりと立ち上がった。
「随分と派手に吹き飛んだねぇ」
ダークカブトの影が不自然に揺れながら近づいてくる。
「今のは」
「カブトの性能じゃないって?まぁ、そうだね。このダークカブトは原典と同じさ。けれどね、使用者が違い過ぎる」
そう、奴は呟く。
このクロックアップの最中、声は俺達にしか聞こえない。
「怪人スタンプを通じて、君達の事を知れてね、僕の友達が協力してようやく作り出す事が出来たこのディケイド。本来のライダー達の力のコピーに加えて」
そう、ディケイドは腕に力を込める。
「僕の個性が合わさる事によって、本来のライダーを遙かに超える力を持つ」
風圧が周囲の瓦礫を粉砕する。ダークカブトの拳が地面に沈むほどの威力に、俺は背筋が凍るのを感じた。
「冗談だろ……」
装甲の亀裂から冷却液が滴る。通常のカブトではあり得ない破壊力だ。
「どうだい?これが『オール・フォー・ワン』との融合だよ」
ダークカブトの複眼が赤く脈打つ。不気味なことに、完全に同一なはずの外装なのに、そこだけが異様に生物的だった。
そうして、変身は解除された。
それと共に、オールマイトは。
「ディケイド、これは」
「あぁ、かなりヤバいな」
この状況で、眼前にこれまで見た事のない強敵に俺達は、構える。
3rd舞台となる世界は?
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魔法少女リリカルなのは
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魔法少女まどか☆マギカ
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アカメが斬る!
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ブルーアーカイブ
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戦隊レッド異世界で冒険者になる