その気配を感じると共に、俺の中にあった先程までの焦りは無くなった。
「おや、どうかしたのかい?」
「いいや、ただ単に少しだけ落ち着いただけだ」
「落ち着いただって?」
「あぁ、ほんの少しな」
互いに仮面で素顔を見る事は出来ない。
だが、その言葉と共に、俺は。
「勝利条件が変わった。それだけだ」『FORM RIDE GAVV CAKING!』
俺の言葉に対して、疑問に思ったのは一瞬。
背後にあった瓦礫が破壊する。
そこから飛び出たのは巨大な氷の柱が現れる。
そこから聞こえる音と共に、俺は、その手に持つガヴホイッピアの袋を握り絞める。
次の瞬間。
「なっ」
飛び出たホイップ兵達が、人質である爆豪君を狙う敵達を足止めにする。
「オールマイト!」「なるほどっ!」
俺が行おうとする行動の意味を理解したオールマイトもまた頷き、走り出す。
これまでの俺達の行動としては、彼を救った後にすぐにその場を離脱しなければならない。
だが、オール・フォー・ワンは、それを阻止する為に動いていた。
だからこそ、こちらの行動がどうしても後になってしまう。
だが、今の俺達は。
「今度は、こちらの番だっ」「ちっ」
オールマイトもまた、これまでは、爆豪君の救出を最優先にしていた動きから、全力でオール・フォー・ワンの足止めに専念する事が出来た。
オール・フォー・ワンが変身するダークライダーとその個性の組み合わせは確かに厄介だ。
しかし、それは、長い年月、多くの個性を持つ敵と戦ってきたオールマイトならば、彼らが脱出するまでの足止めをするのには十分過ぎる。
そして、俺は。
「この、クリームみたいな奴っ厄介過ぎるでしょ!」
「本当に、なんなのっこいつは!」
数で劣っていた状況を変える事が出来るケーキングフォームのおかげで、それを阻止出来る。
そして。
「来いっ!」
聞こえた声と共に見つめれば、その先では、人質である爆豪君が無事に脱出する事が出来た事を意味する。
「さぁ、どうする」
それを見届けると同時に、俺はそのままライドブッカーを構えながら、オール・フォー・ワンに向けて、告げる。
「ここで、大人しく投降して、刑務所に怪我なく入れるか」
「それとも、私達に倒されて、刑務所にぶち込まれるか!」
その問いかけに対して。
「・・・なるほど、本当に厄介だな、ならば」
すると、オール・フォー・ワンは。
「逃げさせて貰うよ、せめて、彼らだけはね」
その言葉と共に、再びオーロラカーテンが現れる。
ホイップ兵達はすぐに敵達を捕らえようとしたが、オーロラカーテンに弾かれてしまった。
自ら使っていたとはいえ、ここまで厄介だとは。
3rd舞台となる世界は?
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魔法少女リリカルなのは
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魔法少女まどか☆マギカ
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アカメが斬る!
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ブルーアーカイブ
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戦隊レッド異世界で冒険者になる