悪魔と呼ばれ慣れて 2nd   作:ボルメテウスさん

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HEROES:RISING Ⅱ

デルタが、この島に来てからの平穏な時間。

それは、自分でも驚く程に満喫している事に不思議に思っていた。

本来の任務である緑谷の護衛も、続けながらも。

 

「ねぇ、サラ姉さん」

「・・・なんですか?」

 

そうしていると、デルタは活真から話をしていた。

 

「サラ姉さんは、その僕もヒーローになれると思うかな?」

「・・・いきなり、何の話ですか?」

「えっと、そのね、僕もヒーローになりたいと考えている。けれど、その僕の個性じゃヒーロー向きじゃないと思って」

「・・・個性ってなんだっけ?」

「あっ、そう言えば話してなかった。その僕の個性は細胞を活性化させる事が出来て、怪我を治したりする事が出来るの」

「・・・ふぅん」

 

それを聞いたデルタは特に気にしていなかった。

 

「やっぱり、弱いのかなぁ」

 

デルタのその特に気にしていない態度を見て、活真は少し不安に思う。

やはり、個性として弱いのか。

そんな不安を。

 

「・・・ボスだったら、強いって言う」

「えっ、ボス?」

 

その言葉にデルタは頷く。

 

「けれど、その為には痛い事を沢山あるです」

「っ」

 

デルタは、そう活真を睨む。

 

「弱いままじゃ、ヒーローは無理です。だからこそ、ヒーローになる為には、それこそ死ぬような痛い事が待ち受けていても、戦う覚悟があるです。そんなの、持っているんですか」

 

デルタは、この穏やかな島で、姉に守られている活真にはヒーローになれない。

そう、考えていた。

弱い活真では、無理。

そう考えていた。

 

「それでも」

「・・・」

「僕はヒーローになりたい。皆を助ける、ヒーローになりたい」

 

そう言った活真の言葉を聞いたデルタは驚いた。

それは、本当に。

 

「サラ姉ちゃん?」

「・・・なんでもないです」

 

活真を見て、デルタは自然と笑みを浮かべていた。

弱い事は変わりない。

もしも、子供の頃のデルタが活真に会っても余裕で倒せる程に、力の差は明らかに大きい。

それでも、活真は、デルタにとっては、今はどうでも良い故郷の。

母以外の奴らよりも好きになれる。

そう思えた瞬間だった。

 

「もしも」

「えっ?」

「もしも、本気でヒーローになる気があったら、今は無理でも、今度、特訓に付き合ってやるです」

「特訓?サラ姉ちゃんが?」

「あぁ、今は無理ですけ」

 

デルタは、そこで会話を止めた。

突然の事で、首を傾げる活真。

だが。

 

「・・・さっさと姉と一緒にどっかに隠れていろ」

「えっ、サラ姉ちゃん」

「さっさと行くです!」

 

そう言ったデルタは、これまでに見た事のない程の恐怖を感じた。

同時に、地響きがした。

 

「サラっ!活真!!」

「お姉ちゃん!」

 

すると、真幌がこちらに来ていた。

 

「ヴィランがっ、ヴィランがっ」

「っ」

 

活真は、その一言で理解した。

 

「早く逃げないと、サラもはやくっ」

 

そう、彼女が言い終える前に、デルタは、その身に纏っていたワンピースを脱ぎ捨てた。

そこには裸ではなく、黒いタイツ。

同時に、頭にはこれまで隠していた狼の耳に尻尾。

 

「えっ、狼の耳に尻尾」

「それに、その姿は」

 

デルタもまた、この瞬間、穏やかな生活が終わるのを悟る。

しかし。

 

「狩りの時間です!!」

 

獰猛な獣としての本能に身を任せ、真っ直ぐと島に上陸した敵達に向かって行く。

3rd舞台となる世界は?

  • 魔法少女リリカルなのは
  • 魔法少女まどか☆マギカ
  • アカメが斬る!
  • ブルーアーカイブ
  • 戦隊レッド異世界で冒険者になる
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