寵愛な幻想郷   作:覚め

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ただ僕がヤンデレ好きなだけってね。
メル画復活してくんねーかな。あそこに東方のヤンデレ多く存在したんで。
ちなみに魔理沙と早苗と霊夢はヤンデらないよ。こいつらのヤンデレが見たいならお前が作るんだな!!未来はお前らの手の中だぞ!!


翌る日

「…朝か」

 

「おはようございます」

 

ここは僕の家。空を見上げてもそれを確認できることから間違いはない。隣には十六夜咲夜がいた。一時期この人の家で寝泊まりしてから妙に絡んで来るんだよなぁ…と。勝手に思っている。不定期ではあるが家に来るし。それが原因で僕は今青空の下に眠る生活を強いられていた。まあ、原因と呼べるものに十六夜咲夜は入ってはいないのだが。鍵閉めても結界張ってもらってもなんかこいつら家に来るし…

 

「本日のお昼はフルコースを用意しますが、何か希望されるものはありますか?」

 

「…起きるの遅かったし、普通の昼飯よろしくね」

 

「わかりました」

 

外に出て背中を伸ばす。うん、ほとんど家と変わらない空気感。なんでこんな目に。僕自身、なぜこんなに人が来るのかわからない。割と自分勝手だと思うんだけどな?十六夜咲夜の家に住んでた頃は…確か幻想郷に来て最初の頃だったから、一番自分勝手な時期だったはずだ。だと言うのに何故か世話もしてくれる。これがわからない。たまにではあるが、心当たりのないお礼としてレミリアさんからご飯が届く。十六夜咲夜伝で。

 

「んっ…っぁー。今日はいい天気だな。夜通しで晴れてたみたいだし」

 

「それに私にも出会えましたからね」

 

「射命丸か。今日は咲夜がいるから、外出するなら朝飯食った後で許可取ってからだぞ。あと行くなら人里な」

 

「え〜?私はまだお誘いなんてしてませんよ〜?いやー、やっぱり愛されてますねぇ」

 

途端に後ろからナイフが飛んでくる。射命丸がそれを避ける。どうやら十六夜咲夜はこいつに構うつもりはまあまあないらしい。しかし、射命丸とは同じ場所に住んだことも地域にいたこともない、人里で出会っただけの仲なのにもかかわらず、何故か頻繁に会う。外出する前に何回か射命丸を探したが、空でも飛んでいたのか全然見当たらなかった。愛されているのか、監視されているのか。

 

「つーわけだから、ちょっと今日は朝から出かけてくるわ」

 

「わかりました。いつ戻って来られますか?」

 

「んー…」

 

「永遠に帰ってきませんよ!なんてっ!?」

 

「口、空いてたから塞ごうとしたのに」

 

「危ないですね…」

 

「喧嘩しないでくれる?また家壊れるじゃん」

 

この家を壊した張本人である鬼がそれ以降顔を見せに来ない。あいつに修理させようと思っているのだけれど、気まずいらしい。人里は今日も賑わい、できれば僕もここで暮らしたかったなとか思いながら歩き回る。慧音さんと挨拶を交わし近況の報告。その間射命丸はつまらなさそうな顔をして僕の肩に頭を預けていた。長い間やられると痛いから、ある程度したら退いてもらおう。

 

「…そうか。ところで、その妖怪はなんだ?」

 

「あー…」

 

「恋人です」

 

「は?」

 

「んぇっ…慧音さん?」

 

「…すまない。少し取り乱した…ゆー、付き合う相手は選ぶべきだと私は思うぞ」

 

「僕もそう思いますね」

 

笑い、解散。太陽を見たら何やら日が真上を過ぎるかと言う時点。慧音さんと話し過ぎた。そりゃ射命丸も機嫌を損ねた顔をするわけだ。ま、いいが。今は人間関係が多過ぎるんだし、多少は削れても問題はないだろう。射命丸に謝罪を言って解散。少し急がなければならないだろうか。一応使える魔力で身体能力を上げてみる。微々たる魔力なので微々たる強化にはなるが。それでも足しにはなる。

 

「っふっ…はぁー…」

 

「そこまで急いでくれるなんて、嬉しいわ」

 

「っ…レミリアさん…」

 

「咲夜みたいに呼び捨てでもいいのよ?」

 

「咲夜はなぁ…そう呼ばないと拗ねるんだわ」

 

「私も拗ねようかしら」

 

「拗ねても元は変わらない。容姿も中身もね」

 

「お嬢様、もうすぐできますが」

 

そうして食卓に着く。ちなみになんだが、この家はレミリアさんが僕に贈ってくれた家になる。鬼に壊された時はかなり荒れて、鬼殺すぞと歓声をあげていたほどに。この家の修理はこの家を壊した鬼に頼むことを明かした時も門番である美鈴さんを勧めてきていた。もしかしてこの家は美鈴さんが汗水垂らして作ったのだろうか。

 

「妹さんは元気?」

 

「元気よ。貴方のおかげで日光を克服しようと躍起になるくらいには」

 

「今のレミリアさんみたいに透けてると、視認しづらいもんね」

 

「言わないでよ、自分でも見えなくて困ってるんだから」

 

「しかしお嬢様はこうしなければ日光で火傷を負いますから…」

 

「あら…食事を一緒にしたいからって私を誘ったのは誰だったかしら」

 

「美鈴ですね」

 

「しれっと嘘をつかないで」

 

食事の時間が流れていく。基本僕の生活に一人の時間はない。寝る前でさえも誰かと関わるのだ。ちなみに今日は珍しく一人の時間がある日だ。咲夜とレミリアさんが帰るのを見送り、今日一日の予定を考える。やはり疲れてる体を癒すためには眠ることが大事か。どこかの誰かのせいで毎夜酒を飲んでいるので、酒の入らない睡眠というのはかなり貴重なのだ。まあ、睡眠に違いはないけど。

 

「綺麗な寝顔ですね。その内食べられますよ?」

 

「ドレミー、お前が出てくると寝た気がせん。夢見チャンネル閉じろ」

 

「これはラジオ電波のようなものではないので。貴方は今多数の者に夢見られているんですから…私がここにくるのは、そうですね。食べ飽きたとうもろこしの生産地に挨拶しているだけのことですよ」

 

「全くわからん、国語やり直せ」

 

「妖怪に教育はいるのでしょうか。…今の貴方は昔と違ってここに篭らない。それだけで素晴らしい進歩ですよ」

 

「…いっそのこと、関わるなと言われたほうがいい。家が壊されるのはもうごめんだ」




Q.第一話にしては詰め込みすぎでは?
A.僕の面倒くさがりな性格が混じるとこうなります。
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