このまま行くと僕自身も不燃焼気味で終わるかもしれない
誰か東方のヤンデレジャンルを復活させてくれ
僕だって一応は楽しく生きていることを前提に考えて欲しい。誰がこんな生活望むんだ。とりあえず…幻想郷を荒らすことになったのは責任感じてるよ。紫にすまない。まあ僕はそんなもん知らんと生きていきたいがな。いやもうほんと、どうすんのこれ…アリスに言われて気付いた巫女さんもこれ動くの?異変でもなんでもないよ?動くの??動かないよね?じゃあ無理だ。どうしよ。
「ゆー、やはり命蓮寺に身を寄せた方が」
「いやぁそれをするには知り合いを作りすぎて」
「息子の人間関係が不安で仕方ないわ」
「…ゆーは今年でいくつでしたっけ」
「あー?…待って今日西暦何年何月何日?」
「えっ」
カレンダーを見せてもらい、一つずつ日付を数え、うーんと自分の誕生日を思い出し答えに辿り着く。31か32だわ、僕。肉体の限界を迎えつつある年齢だ…そろそろ落ち着かないと本当にまずい年齢だったとは…いやまあ、蓬莱のクソどものせいで僕は長生きすることにはなってるけど。くっそどうすっかな。外の世界に出ても浦島太郎に加えて何年生きるかもわからないときた。どうしよう聖…魔法修めたのにこのザマだね…
「…魔法とは持ち主の心に影響を受けます。ゆー、貴方の心が弱れば貴方の魔力も弱り、強くいれば魔力も強く居る。そういうものです」
「聖…」
「ですから、どうか外の世界に帰るなど言わないでください。」
「すげーぞマミゾウ、僕にはですのでの意味がわからん。」
「鬼かお主は」
その時、僕と聖の間に矢が刺さる。弓道習ってるやつでも空間に矢刺すやつ知らねえぞ。いやまあこう言うことできるの数人しかいねえとは思うんだけど。まあ多分永琳だろう。逃げることにする。僕は知らないね、空間に矢を刺す奴が何しに来たんだ。恐ろしい。聖のおかげで指の傷も塞がった。少し歪だけど。魔法の森だってのに矢が正確に僕の周りを刺してくるのはなんなんだ。恐ろしい。
「何やってるのよ永琳。随分と外すじゃない」
「あまり急かさないで輝夜。ゆー相手には流石に手が震えるんだもの」
「永琳、輝夜…」
「あの二人なら来ないわよ。永遠に…いえ、永くあそこにいるもの」
「ゆー。指は外したようね。この際、誰に取らせたかは聞かないわよ」
「っ!」
魔力を足に流し込み地面を蹴り上げる。が、土の塊どころか土煙すら立たない。何故?土を踏む。するとどうだろう。土の形一つ変わらない。こういうのは一度経験したことがある。昔永遠亭で嫌がらせに柱に傷をつけてやろうと思ったら一切傷付かなかったことと同じだ。ふむ、ということは僕は永遠亭の周りを囲んでいたらしい結界の類似品に誘い込まれたと言うことか。え、じゃあもっとやばいじゃん。
「さあ、ゆー。こっちに来て?みんなで暮らしましょう。永遠亭なら皆幸せに暮らせるのよ」
「ダメよ輝夜、そう言う誘い方をしちゃダメ。こうよ」
「あっ?」
いつのまにか後ろに回られた永琳が僕の腕に何かを刺した。頭が一瞬もわっと蒸れたかと思えば唐突に吐き気が僕を襲った。薬を打ち込まれたらしい。メディスンの毒に対する免疫を作るのと同じ感覚で免疫を捻出すれば…ダメだ、吐き気が酷すぎてまともに免疫なんぞ意識的に作れない。頭がもわっとしながら地面に向かって吐き続けるとは、人生に難あり谷あり全てありである。
「ぇ、永琳…?」
「無駄よ。だってその作用、免疫によって発生しているんだもの。貴方の体質については指から大体わかってたのよ」
「永琳のやり方は廃人になる可能性があるでしょ。やめて欲しいわ」
「ゔ…っ!」
一瞬吐くのを押さえて輝夜の頭を掴み、顔面に吐き散らかす。その後転がるように地面に落ちるも、そのまま走り出す。いやでも多分永琳には追いつかれるだろうから、どうするかな。逃げ出したまま走り出したまま、魔法の森を抜ける。いかん本当に吐くのが止まらん。そろそろ脱水症状になるぞ僕は。この際誰でもいいから助けてくんねーかな。この状況から。聖もなんか足止めされてるっぽいし。じゃあもう純孤さん呼んで幻想郷壊すか?
「おー、ゆー!」
「ぉゔ」
「うわ汚な…」
「泣くぞルーミア…水、水場連れてって」
「分かったー」
ルーミアに引きずられる間も吐き気は治らず。いやでも治ってはきたな。ただ、治りかけたのが水分不足なのか腹にものがなくなったからなのかは要検証って奴だが。霧の湖で水を啜りながら、ここの水って飲んで良かったのかなと無粋なことを思う。あれ、これ下手打ったか?まあいい。水を飲んでも吐かないことからおそらく水分不足による治り方ではないと思うし。飯食えねえなこれ。しばらく動きたくねえよ。ルーミア匿って?
「良いぞ」
「えっ」
「暗闇の中に身を委ねるのだー」
「うわくらっ」
「…これでゆーと二人きりなのだ」
「チルノもいると良いんだけどな」
「チルノはダメだ」
「ん、そう?」
ルーミアの暗闇とは便利なものだ。光を遮断する魔法(らしい)ので、僕はこの中に入って春に入りかけの日差しにおさらばを繰り出し少しの快適な空間にできる。ちなみに少しすると寒くなる。まあでも、ルーミアがこうしてる間は誰も来ないだろうし。肝心のルーミアも膝元に寄せてれば危険はない。なくはないんだけど、まあないに等しい。そんなわけで僕からしたらこの空間は安全なんだ。暗いけど。
「…なのに、なんで来るかな」
「なんでって…元同僚、現想い人の困ってる姿は見過ごしたくないもの」
「咲夜ぁ…」
「人間不信になる背中を押したのは私たちのようなもの。だからこそ、こう言う時には助けてあげたいの。どう?」
「だってよルーミア」
「駄目に決まってるでしょ?食べても良いの?」
ルーミア「エクストラモードとロリモードどっちもいけます」
ちなみにこれは「ロリ相手にヤンデレ発動されても普通の人はあしらうだけだよな??」と言う気持ちから発動したものです。