名前
ジョーヌ
種族
悪魔種/低階位
年齢:50歳(見た目は15歳ほど)
見た目
赤いツーサイドアップの髪型に、気怠げな目つき。
背中には小さなコウモリのような羽があるが、普段は服の中に隠している。
性格と特徴
・基本はダウナーギャル系
・寝るのと人をからかって遊ぶのが大好き
・弱くても気にしていない、マイペースの塊
・敵わないと察するとすぐ逃げるしすぐ隠れる
・いざという時は意外と責任感が強い(自覚はない)
能力
・悪魔種特有の「契約魔法」を扱えるが、力が弱いため簡単な契約しか結べない。
その契約が余りにも簡易な契約しか結べないため罰則も縛りも設けることが出来ない。
それ故にある意味無敵の存在、嘘、敵前逃亡、情報漏洩何をしても咎められないが
本人はその事実を自覚していない。
・弱小ながらも本能で強者を見分け、危機察知能力は妙に高い
現在の立ち位置
・任務中にもかかわらずノクスに救われて情が移ってしまい、
現在は完全に遊び相手兼保護者兼居候
・ノクスの優しさに惚れているが、素直になれずツンデレ気味な反応をすることも
・モルテとアミーからは「悪い虫」扱いで警戒されている
・本人曰く「ノクスが懐いてくるだけで、あーしは何もしてない」
幕間 ――「報告書:極めて平凡なる家族」
それは、とある静かな夜。
町の外れ、山裾にぽつんと立つ一軒の屋敷。
その地下の隠し通路を抜けた先にある、薄暗い石造りの部屋。そこに密偵組織の男の姿があった。
彼の前には一枚の羊皮紙――悪魔召喚によって契約を交わした「ジョーヌ」からの報告書が置かれていた。
「ふむ。ジョーヌ……確か低位の悪魔種。依頼時点では寝ぼけた返答しかしなかったが……これは……?」
蝋を剥がし、開かれた報告書。
【極秘監視報告書:対象“未亡人一家”】
■1. 対象の活動状況
・未亡人:昼はよく飲んだくれている、夜は鍋奉行。魔力反応ゼロ。清貧。やや根暗(笑)。
・子ども:元気。かわいい。天使。ややわがまま。将来有望。好き。
・執事:完璧。料理上手。主婦力たかい。目つき悪し怖い。石に興味あり?
・その他:見てない。出てこない。特に怪しい動きなし。
■2. 疑惑について
・なし。むしろ近所のママ友にいじめられてる。
・会話がうまくいかず無言で笑って場が凍る。コミュ障。
・なお本人が“私がこの地を制圧してやる”と発言したが、たぶん冗談。多分。
■3. 危険度
・極めて低い。むしろ放っておいた方が幸せそう。
・近所の鶏を盗んだ猫の方がまだ戦闘力ある。
■4. 総評
・よく寝るし、よく食べるし、よく笑ってる。いい家庭。
・ノクスはかわいいので任務延長希望。
・昼ごはんに出たシチューがめっちゃ美味しかったです。レシピもらいたい。
・ノクスが好き。あとお昼寝したい。
男は無言のまま報告書を読み終えた。
一拍置いて、眉をひそめ、首を傾げ、そして――噴き出した。
「……これは、なんだ? 本当に、監視報告か? いや、絵日記か? メモ帳か? おままごとか?」
部下の一人がそっと覗き込み、苦笑交じりに言った。
「ですが、内容自体はごく平凡。あのエスティとやらが只ならぬ者という疑念とは、だいぶ差がありますね。報告者が稚拙とはいえ……少なくとも“異常な力の使用”の痕跡は確認されていませんね」
男はもう一度報告書をめくり、最後の一行を見て肩を落とした。
ノクスが好き。あとお昼寝したい。
「……まあ、いいだろう。契約魔法的に嘘は書けん、彼女らが“ただの家族”であるなら、これ以上詮索する必要はない。逆に、ここで余計な手を出せば、無関係な子どもが傷がつく可能性もある」
部下がうなずいた。
「監視は継続しますか?」
「……一時中断。もし何か兆候があれば、即座に再調査だ」
「はっ」
男は報告書をそっと封じた。
どんなに弱くとも“悪魔”と呼ばれた存在が、ただの子供に興味を、強いては愛情を抱いている、それはそれで、面白い。
「……平凡な家族、ね。」
小さく笑いながら、彼は蝋印を押した。
次の報告を、楽しみに待とうと。