高山は、久しぶりの休暇で内房線のローカル線巡りをしていた。
この日、高山は7時30分発の特急「ビューさざなみ3号」に乗って日帰り房総ローカルを楽しんでいた。
ファーン!
と、警笛を鳴らして山谷が乗った特急「さざなみ」は定刻通りに発車した。
特急「さざなみ」は東京から千葉県の舘山と千倉まで結ぶ特急列車である。
94年のダイヤ改正で特急「さざなみ」は「ビューさざなみ」と愛称で車両は255系で運てなされている。
9時24分、高山が乗った特急「ビューさざなみ3号」は定刻通りに館山に到着した。
内房線は千葉県の蘇我駅から安房鴨川駅までを結ぶ路線。千葉駅~蘇我駅間は外房線と共用で、始発駅は千葉駅。房総半島を南下し、太平洋沿岸までを走る。多くの区間で車窓からは海が望め、運がよければ富士山が見えることもあり、車窓の美しい路線でもある。沿線最大の見どころは、房総エリア屈指の観光スポット鋸山にある日本寺と日本を代表する水族館の鴨川シーワールド。魅力溢れるスポットが点在しているので、人気を呼んでいる。
そして、高山は鋸山ロープウェーに乗って日本寺へ向かった。
日本寺
725(神亀2)年聖武天皇の勅詔(ちょくしょう)と光明皇后のお言葉を受けた行基によって開かれた寺院。日本寺がある鋸山は室町時代から1982(昭和57)年まで房州石を切り出していたため、垂直のがけが随所に残る。約33万平方メートルの広大な境内にあるこの寺の御本尊で、日本一の大きさを誇る大仏ともいわれる高さ約31メートルの「薬師瑠璃光如来」は必見。
「うわー、凄いなぁ。」
と、高山は写真を撮っていた。
1553体のさまざまな石仏が並ぶ「東海千五百羅漢道」も見どころ。約1時間30分で周遊できるので、のんびりと散策をした。そして、高山は鴨川にある水族館も観光した。
鴨川シーワールド
「海の世界との出会い」がコンセプト。生命の大切さや素晴らしさを感じさせてくれる日本を代表する水族館。約800種1万1000点という川や海に棲息する生物に出会うことができる。
「うわーっ、凄いや。」
と、高山は大興奮。
そして、特捜班では。
「へぇー、高山は休暇で内房線巡りか。」
「うん、新型の「ビューさざなみ」に乗ってローカル線巡りをするとか言って日帰りで行くんだと。」
「いいな、ローカル線巡り」
「本当ね。」
「私の高校の頃は、寝台特急に乗って北海道や九州と山陰へ行ったもんだよ。」
「青春ですね、主任は。」
と、菅原は言った。
そして、次回は事件が起きる。