「よし、できた!」
「?」
「これは?」
「俺達の個性を叩き込んだ春夏秋冬、どんな気候でも使える素地だ、これをスーツに流用できないかなと」
「貸して、少し強度に問題があるわ、少しいじってもいい?」
スーツの方向性が決まり、四季の霊は布地を製作していた。機織機を血で作り、一から織るという工程を踏むものだがそれを数時間で作った。
メリッサの意見は強度が足りないからと、素地を預けて帰り支度を始める、残り二日、帰り支度はまだいいのだが、バイクの手続き等をするためだ。
「二人ともここにいたか、デイヴも空いているみたいだ、どこか食べに行かないか?」
「それはいいわね」
「はい、」
「それじゃあ中にいるよ」
霊が出久のなかに入ることで、身軽になる。霊体のため飯は要らないのだ。そのまま店で、食事を終えたあと、研究所に行く道に、武装した集団が現れる。
「なんだい、君たちは」
「デヴィット・シールド以外は殺してもいいとのことだ」
「!オールマイト!」
「わかっている、Detroit Smash!!」
「数が多い、他を出せ出久」
「分かった」
夏月が出久に指示を出し霊魂に呼びかける。
「素材はないぞ」
「〈御霊卸〉時間は三十分、気をつけてください」
「わかってる〈二速〉その前に倒す」
霊が増えたことにより、全員を呼び出せる時間が三十分、故に素体を作るのだ。
「斗流血法シナトベ 刃身の伍
「そうだねエスメラルダ式血凍道
「オールマイト以外は雑魚じゃないのかよ!」
「〈山茶花流・
オールマイトをすり抜けた敵も、デヴィットに届く前に鎮圧される。戦争を知った者達の覚悟には程遠い侵入者は、数は揃えていたが、質は低いようで、ものの数分で片が付いた。
「夏兄さん、周囲は?」
「武装している人間は居ないな、大丈夫だ」
「分かった」
「凄いな、個性だけじゃない、素の実力から違う」
「全員、サポート、道具として見れるような個性ですからそれが攻撃とはなり得ない故に強いんです」
「HAHAHAHA!私の出番が減ってしまったな、しかし与一くんも戦えるとは驚いたぞ」
「まぁ頼ってばかりじゃいられないので」
与一は東雲と暁音に頼んでエスメラルダ式血凍道を学んでそれを習得したため、AFO以外の敵は戦闘出来るのだ。
敵は組織の末端だったため情報は得られなかった。
「デヴィットさんが狙われたってことはその頭脳が目的ですかね?それとも研究内容か?I・アイランドの情報を持ったものは狙われやすいと聞くし、それでもここに侵入するということは裏に大きな存在がいる可能性があるな。ほとんどが末端だった事を考えるに、全力もそれなりと見える、今回は様子見か?でもわざわざオールマイトがいる時に来るとなるとは、組織がでかいならヴィランも考えるだろうしブツブツブツブツブツブツブツブツ………………」
「戻ってこんか、」
「え?ああ、すいません」
「いや、ありがとうその先で探ってみよう」
出久の襲撃者に対する予想が続きそれを止める冬蝶、流石に圧倒されたデヴィットだったが、的を得ているため、それを活用しようと動く。
「とりあえず、護衛は必要だろ」
「それについては私が、行く!」
「イズクくんメリッサを頼むよ」
「はい!」
その後は護衛の要請手続き等、いろいろあって帰宅まで休まらない日だった。
「それではまた!」
「ええ!」
帰国してからは、訓練をして、雄英高校への受験対策等に明け暮れた。
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「で、何の情報も得られずに帰ってきたと、使えねぇなぁ、仕方ない気は進まないが日本に行くぞ!」
逃げおおせたヴィランは組織の上の者にかの報告で、日本行きとなった。I・アイランドにはまだ不穏な空気が残っているのであった。