少しズレた入学式を終えて、一年A組としての雄英での生活が始まる。ただ、午前中は普通に英語等々、普通科と同じ授業のため、皆退屈そうに受けていた。プレゼント・マイクはうるさい授業だった。
そして、午後。
「私が、普通にドアから来た!」
「オールマイトだ! 本当に先生やってるんだ!」
「画風違いすぎて鳥肌が……」
「今から行うのはヒーロー基礎学! ヒーローの下地を作るための訓練を行う課目だ!
それに伴ってこちら、入学前に送ってもらった個性届と要望に沿って作られた、コスチューム!」
「「「「「「おお!」」」」」
「恰好から入るのも大事だぜ少年少女。自覚するのだ今日から君らは、ヒーローなのだと」
よいうされた、数字入りのスーツケースを各々手に取る。出久は四季の霊達による、意見の結果
「わあ、デクくん、かっこいい!!」
深い黒緑の素地の軍服、当初の和軍服はバイクに合わないだろうと、普通に軍服になった。コートには袖を通さずに、羽織る形だ。
「姉さん達に任せたからね、合わないことはないよ」
「皆用意はできたようだな。今回の戦闘訓練は屋内で2vs2による戦闘を行う」
「基礎訓練も無しに?!」
「その基礎を知るための訓練さ。ヒーローチームとヴィランチームに分かれる。設定としてはヴィランが核ミサイルを奪い、それをヒーロー側が奪取しようとしているって所かな、それと緑谷少年は済まないが一人でヴィランの方に言ってもらう、そのかわり霊への制限はかけない」
「はい!」
「でも、一人余りますよ?」
「その点は問題ない、最初に当たったもののどちらかが最後にもう一度戦う形式をとる」
「なるほど」
「さて、緑谷少年行けるか?」
「もちろん!」
出久が先にビルに入り準備を進める。相手は尾白と耳郎だ。
「緑谷か、何が来るかわからないな」
「出久は個性の底がわからないからね」
『準備できました!』
「よし、二人とも準備はいいな?」
「はい」
「うちも大丈夫」
尾白と耳郎がビルに入っていくのを、暁音が見送る。
「まずは二階……なんでもういるんだ?」
「悪いな、何事にも本気で行うこれが戦場での生き方だ」
二階部分には、駆動と貯蔵が待機していた。夏月の作戦で二階より上にそれぞれ歴代達の配置というものだ、一応無視して抜けることも出来るようになって入る。
「二速」
「心音壁」
速度を上げた、石の投擲を音の障壁が防ぐが、経験の差故に貯蔵に後ろを取られる。
「危ない!」
「はっ!」
準備運動でスクワットを行い既に溜まっている発剄に、尾白もろとも吹き飛ばされる。
「流石に無理でしょこれ」
「流石だねマイヒーロー」
「やりすぎかなぁ」
『緑谷少年、済まない霊召喚は二人に抑えてくれ、流石に可哀想だ』
「了解です」
「どうした?」
「霊召喚が二人になった、いったん下がらせて」
「うむ、」
プロヒーローに手も足も出ずに、負けることを避けたオールマイトが出久に制限をかける。駆動と貯蔵の二人はそのまま霊魂に戻し、作戦を変える。
「ブレングリード流血闘術 39式
「エスメラルダ式血凍道
「急に消えたけどなんなんだ?」
「考えても仕方ないよ、さっさと行かないと……」
階段を駆け上がり、付いた先には、血でできた滑りやすい氷の床と、血でできた、十字架のバリケードが複数突き刺さっていた。
「……どんだけ多才なんだ」
「いや…あくまで足止め、まだ何とかなる!」
尾白の尾を利用しバランスを取り、心音で氷に亀裂を入れる。そんな、突発的な作戦で進んでいく。
「うん、東雲兄さん、下がって、」
「分かった」
「斗流血法 刃身ノ四・紅蓮骨喰」
血でできた大剣を背負い、下の階へ、与一を核のある部屋に残す形で動く。
「さて…行くよ二人とも!」
「っつ」
「鉢砕き」
距離を詰めての大ぶりの唐竹割りに二人は、何とか避けるも、決め手に欠ける二人は避けることしかできない。
「刃身の二・空斬糸 七獄」
大剣から血の糸に変化させ、発火、出久達のいる5階が火の海に包まれる。
「……勝者!ヴィランチーム!」
「お疲れ様〜」
「さて、いろいろ言いたいこともあるが、今回のMVPは誰だと思う?」
「すいませんわからないです」
「うん、今回は見送ろう、制限なしと言った私が悪いな、トップヒーロー相手は速かったか、」
文句無しという評価を得たが好評と言えるものではなかった。出久回りからずるだなんだと言われ、最後の訓練は与一と出久のみとされた。
うん、戦闘シーンは苦手だ、
追記、ヒロアカ二次創作、血界戦線メインを新しく投稿しましたよければそちらも