俺だって世界最強になってみてぇ   作:ユーーーー

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ここはとある島の浜辺

そこで1人の男が目を覚ました。

 

「…イテテテテテ んぁ?くぅ、全身が痛え、つーか ここどこだよ!?なんで浜辺なんかにいんだよっ!さっきまで普通に下校してたじゃねぇか! ん?…あ、そうだ!思い出したっ!下校中赤信号で突っ込んで来やがったあの車に轢かれたんだっ!くそっ躱す暇もなくやられちまったんだ!ふざけんじゃねぇ、死んだってことじゃねぇかっ!」

 

思い出し、ひとしきり怒った後段々と冷静になった

 

「あれ?でも生きてるよな?痛かったりするし、普通に心臓うごいてるじゃん、

 

ピコン!《意識が覚醒を確認…感情の起伏の減少を確認…自己情報を開示します》

 

ブォン

_________________________________________________

 

名前:ジョージ

所属:なし

職業:無職

 

筋力:E+

器用:G -

※※:-

 

《才能》

・ヒュペリオン体質 ・超回復 ・収納

※※※

__________________________

 

 

目の前に情報が表示された。

 

「うぁっ!、なんだよ急に!ってかこれ知ってんぞ。異世界転生ってやつだろ、あんまそういうの見たこと無かったけど、友達に教えてもらったやつで気になったんだよなぁ、たしかこれ自分の実力が分かるってやつだろ?これだけは聞いた時に欲しいと思ったんだよな。確認できるっていいよなって」

 

「いや、その前にまあ死んでんだから異世界転生したってことだろ。まじかー、そういうの読んどきゃ良かったかなぁー。まさか自分がこんな目に会うとは思わんだろ。」

 

 

してしまったものはしょうがないとして、諦めをつけこの何も分からない状況をどうにか出来るかもしれないと思い、表示を確認してみることにした。

 

「えぇと、上から早速名前がジョージになってんな。苗字が無くなってるし、う が伸ばし棒になってるし変わってんな。次が、所属でこれは「なし」になってると、職業は「無職」。まぁ、感覚的にはさっきまで高校生だったんだからしょうがないわな。で、次が筋力でこれが「E+」で次の器用が「G-」になってるな。一番下がG-だとしたら筋力はだいぶ高いだろうけどどうだろうか。その下がまだ表示されてないっぽくて、その下に才能が表示されてると。」

 

「えぇと、才能の欄に書いてあるのが、ヒュペリオン体質と超回復と収納か、収納ってなんだよこれ? でも、これは知ってんぞ。俗に言う英雄体質っていうやつと、筋肉が大きくなる時の作用だろ。これは前の世界じゃこんな才能じゃなかったから、十中八九こっちに転生した時のこの身体に宿ってる体質ってことだろう。まぁ、見るからに前よりムキムキだもんな。てか気づかなかったけど、目線高くね?これ2m超えてんだろ!これでムキムキって。」

 

 

「………最高かよ!マジかよwwおいおいこりゃーよぉー、自分の実力がわかってヒュペリオン体質で超回復する体質っおいっ!強くなるしなるしかねぇよなぁ!そんで世界でいちばん強くなっちまったりしてなぁ〜。こんな18歳になる年だったけどよ、憧れたこともあったんだ。俺だって世界最強になりてぇ!!」

 

 

そんな思いを抱き、せっかく異世界に来たんだからと世界最強をめざして、鍛えることにした。

 

世界最強をめざして鍛え始めたからと言って、やることは至って単純で砂浜を走り込んだり知ってる筋トレしたり、ひたすら木を殴る蹴るを行ったり食糧確保ついでに海に潜って肺活量を鍛えたりした。

 

そうして一日が過ぎ気づいたことがある。

 

「異常に腹が減んなぁ〜ヒュペリオン体質ってこんなに体の維持のために食わなきゃ行けないもんなのか?……超回復にも必要ってことか?確かに激しい運動して体いじめ抜いたけど、寝たら全然なんともないし絶好調だからな。普通では筋肉が修復されて新しく筋肉がより作られるようになるって筋肉痛が伴うはずなんだけど、筋肉痛無いんだよなぁ。まぁ、これがこの世界の当たり前で《才能》があるから当たり前ってことだったら、それは俺が納得するしかないんだけどな」

 

 

また、気づいたこととはそれだけでなくヒュペリオン体質ってのは並外れてすげぇーってことだ。最初は体を動かすのには慣れなかったが慣れてくると、走る速度が明らかに早いし、木を殴ったり蹴ったりしても筋肉、骨、血管が強靭なおかげで自分を痛めることなく木を殴り倒せるし、蹴り倒すことが出来る。

肺活量も今までの自分じゃ考えられないくらい長く海に潜って活動できた。

 

 

「このヒュペリオン体質ってのも異世界仕様なんかね?いい方向にあるんなら大歓迎だけどさ」

 

 

それからは、自分がどのくらい強くなっているのか表示を確認しながら、鍛えていった。途中から木を殴ったり蹴ったりして壊すのが物足りなくなってからは岩を殴った。岩を殴って怪我をすることが増えたが寝て起きたら治ることに気がついてからそれはもうひたすら岩を相手にした。

 

 

そんな世界最強を目指すため、ひたすら自分を鍛える生活を1ヶ月続けたとき、自分の鍛えた成果を確認してる時ふとあることに気がついた。

 

それは、《才能》という項目に書かれていた「収納」というものである。これはてっきり収納の才能、つまり何かにものを整理して収納するのが才能があるってことだと思っていたが、何かとは見えない空間の中であり収納したいものに触れながら「入れたいという意思」で念じると収納出来て、出したい時は「出したいという意思」で念じると見えない空間から出すことが出来た。

 

「まさか、こんな便利なものだとはな。たまたま肉が沢山余った時に保存しときたいと思ったことがこんな発見に繋がるなんて、ラッキーだったなぁ〜。これで食糧事情が結構楽になるな。毎回腹が減る度に海に潜ったり獣を狩ったりしなくても食糧確保しておけるなんて、便利なもん手に入れてたんだな。」

 

 

そんな発見がありながら、自分を鍛えていく中でも発見があった。それは、筋肉を引き締めるようにしながら殴ったり蹴ったりすると、あきらかに硬度が上がってまるで鉄のような感じだ。これができるようになってから格段に威力が上がったし、怪我をすることも減った。

 

また、ちょっとしたコツを見つけて、それを意識して思っきり殴ったり蹴ったりすると衝撃波を飛ばすことが出来るのだ。まるで漫画のような出来事にだいぶ興奮した。おかげで、鍛えてるあたりの木や岩が粉々に吹き飛びなくなってしまうということが起きた。

 

 

「まぁ、しょうがないと思うんだ、だって衝撃波を飛ばせるようになるなんて興奮してもしょうがないことが起きたんだから」

 

 

なんて、言い訳をしながら鍛錬を再開した。

ちなみに、この時自分の情報を確認した時に変化が起きていた。

 

_________________________________________________

 

名前:ジョージ

所属:なし

職業:なし

 

筋力:D

器用:F-

※※:-

 

《習得》

・六式(鉄塊 嵐※)

《才能》

・ヒュペリオン体質 ・超回復 ・収納

 ※※※※

__________________________

 

 

 

表示には、新しく《習得》という項目が追加されていて、その項目には六式(鉄塊 嵐※)と記載されていた。

 

 

「ん〜、……六式か、表示されてる感じ的には六式という技術があるっぽくて、その中の鉄塊ってやつができるようになったってことか。…鉄塊の字面的には、あの筋肉を引き締めるようにしながら殴ったり蹴ったりするやつの事だよな。単純に鉄みたく筋肉を引き締める事っぽいか?それが基礎で攻撃するんかな?…もしくは防御技か?あと、嵐※の方は、完全には習得出来てないってことかね、嵐か……なんかそれっぽいのあるか?やってる事と言えば衝撃波くらいだけど、風みたいなことか?それがただ衝撃波飛ばすだけじゃ、不十分ってことみたいだな」

 

 

表示に書いてある文字からそう推察する。以前に、岩を殴ったり蹴ったりする時に、筋肉を引き締めるようなイメージをすると、明らかに鉄のように硬くなっていることを感じたことがあった。鉄のように硬くなるってことは、攻撃にも防御にも活用ている感じだろう。

 

嵐※の方は、読みが当たっていれば、これまでただ衝撃波を飛ばしていたのをどうにか工夫するかすれば習得できるだろうと思っている。さしあたって思いつくのは、鎌鼬みたいな事だろう。こればっかりはやってみるしか無さそうだ。

これをどこかでは、体系化された技術として使われているんだろう。羨ましい限りだ。

 

 

「六式って言うくらいだから、鉄塊 嵐※以外の技術があと4つあるっぽいよな。おいおいこんな感じで判明していくといいけど、どっかで習えたりするもんなのかね?強くなれるんなら習ってみてぇな」

 

 

3日がたった頃やはり読み通り、衝撃波を起こしていた要領で腕や脚で鎌鼬をおこすように素早くそして鋭く振り抜いていたところ、《習得》の項目の六式に嵐脚と表示された。どうもこの技は脚技のようで、脚で鎌鼬を起こすことを指すらしい。試している最中では、腕でも起こせたのでこれは嵐腕だろうか?まあ、表示されないっていうことはないみたいだ。

 

それからも、海に潜って心肺機能を鍛え水中で闘えるように素早く動く工夫を考えてみたり、大岩を持ってトレーニングしたり、崖のようになっているところがあったので、崖の岩肌にひたすら打ち込んだりした。

 

水中では、水を捉えられるように素早く動かす必要があるらしい。らしいというのは、やったらできてしまったのでそういう認識だ。また、ちょっとした思いつきで、水蹴れたから次は空気かな?てな感じで試してみたら、行けそうな感じがして練習していたらできるようになった。その時には、六式の欄に月歩という記載が増えていたので、この技術が体系化されこの世界では使われているようだ。もしかしたら、闘えるものには必須の技術として広まってる可能性もあるだろうと思ってしまった。

 

 

色々発見がありながらも3ヶ月がたった。

その3ヶ月の成果がこちら

 

 

_________________________________________________

 

名前:ジョージ

所属:なし

職業:なし

 

筋力:C-

器用:E-

※※:-

 

《習得》

・六式(鉄塊 嵐脚 月歩)

《才能》

・ヒュペリオン体質 ・超回復 ・収納

 ※※※※

__________________________

 

 

 

筋力という点だけでも結構化け物じみてきた。初期段階のE+からC-まで5段階上昇しているのは伊達じゃなく、練習台にした崖はもうボコボコになりクレーターだらけである。

 

3ヶ月の鍛錬成果を確認して満足し、そろそろ実践で戦ってみたくなりどう動こうか考えていたところ、この場所に向かって小さな船が向かってきているのが見えた。来訪者のようだ。

 

 

 

 

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