船室がひとつあるような2.3人用の小さな船に乗っていたのは、短く切られた銀髪に2m程ある少し細めの体躯をした一人の男だった。
その男が、砂浜近くに船を止めてから降りてきてこちらに向かってきている。
「よぉ、俺はジョージだ、ここに人が来たのは初めてだな。あんたは誰で何しに来たんだ?」
「オレァ、ブァハってもんだ。反対側の近くの島で聞いたんだが、ここによ 日々爆発音みたいな破壊音を発生させる何かがいるらしいんだわ。それを見に来た。」
「あぁ、なるほど。破壊音か。そりゃ、たぶん俺だ。ここで修行してんだよ、多分そんときの音だな。期待に添えず悪ぃな。」
「だァハッハッハ、お前かよ。」
「なぁ、俺から聞きてぇことがあんだがいいか?なんか記憶喪失みたいなもんなのか、なんでここにいんのかよくわかってねぇんだよ」
「記憶喪失かよ!まぁ、いいぜ聞きな」
それから色々聞いた。ここが西の海と呼ばれる海のイリシア王国のある島の近くにある無人島で、こいつは海賊になろうと海を出たがまだ仲間はおらず、1人で旅をしている冒険家のようなやつらしい。 海賊になる なんて聞いて何言ってんだこいつと思ったが、2年と半年前程に海賊王ゴールド・ロジャーという人物が処刑された際、そいつの残した宝があることをほのめかして死んだらしい。そのせいで今じゃ、海賊になる者が急増しているらしい。
「じゃよ、ブァハもそのワンピースとかいう宝を探してんのか?」
「まぁ、それもあるがよ。自由にやりたいように生きなきゃ楽しくねぇじゃねーか。それを実現するのに海賊やんのがちょうどよかった」
「俺の勝手なイメージだが、海賊ってのは略奪とかすんだろ。そういうのやんのか?」
「そりゃ、間違ったイメージじゃねぇな。大体の海賊はやってんだろ。だが、俺はやらねぇ奪うもんは海軍と海賊がいるからよ。それでいいんだ」
そういうブァハは、何か思い出すような感じで言っていた。
「なるほどなぁ、じゃあおれも連れてってくれ。お前となら海賊やりたくなった。あと、海賊が増えてるってことはたくさん闘えそうだからよ」
「いいぜ!俺もジョージを誘おうと思ってたんだよ。てか、お前戦闘狂かよ!記憶喪失でありながら修行してるし」
「俺は世界最強になりてぇんだよ」
「最強かぁ、そりゃでけぇ夢だ!海賊王が死んだ今世界最強に君臨してんのは白ひげって海賊だ。海賊やってりゃいつかかち合う日が来るんじゃねぇか?」
「そりゃ、楽しみだなぁ」
そんな話をして、俺は準備する必要がなかったから早速船に乗り旅に出ることになった。そうして船を次の島に進めながら話をしてると興味深い話題が出た。
「そういや、ジョージは悪魔の実って知ってっか?」
「いや、知らねぇな。なんだその名前からして怪しいヤツは。実ってことはなんかの果実か?」
「おれも、最初はそう思ってたんだがよ。そういう特殊な能力を得られる果実があるんだよ。海に溺れるようになるけどな。滅多に得られるもんでもねぇが、1個最低1億ベリーするようなもんだ」
ブァハから悪魔の実について色々教わった。悪魔の実には大まかに3つ種類があり、ロギア、パラミシア、ゾオンというのがあるらしい。
「へぇ、能力が得られんのか。しかも色々あると。でも、海に溺れるなんて海賊やるには大変だろうな」
「まぁ、そうだが。俺もその悪魔の実を食ったんだよ」
「まじか!なんてやつだ?」
「カゼカゼの実ってやつだ。ロギアに分類されるやつで、風そのものになるし発生させるし、操れるってもんだな」
「はぁ?ロギアのことは聞いたが。風になるって、まじかよ。攻撃当たんのか?てか、風ってくっそ便利そうだな」
「まぁな、便利だ。船動かすのに使えるし、俺自身空飛べるし、攻撃が効かねぇし、攻撃力もある。いい能力を引いたと思うぜ」
「かぁ〜いいなぁ、俺も悪魔の実見つけたら食ってみるか。」
「あぁ、食べんの考えてもいいと思うぜ」
悪魔の実を食べるとしたらどんな能力が得られるのか想像しながらこんなのがいいなと、ブァハとおもろしおかしく話ていると鳥が上を飛んできて、それを見たブァハが鳥にお金を見せるとその鳥が船に降りてきた。 話を聞くとその鳥は、ニュースクーという新聞を届ける鳥らしい。さっきやったようにお金を見せると、新聞を買えるようだ。
ブァハが買った新聞を早速見ていると、大きな事件があったらしい。
「ジョージこれを見てくれ。西の海にあるオハラにバスターコールが発令されて島が殲滅されたらしい。」
「なんだそのバスターコールってのは。てか、島が殲滅ってすごい規模だな」
「あぁ、知らなかったか。バスターコールってのはな
まとめると、バスターコールっていうのは海軍が行う島という大きな規模の殲滅作戦らしい。今回のこのオハラで行われたのは、オハラで世界政府が禁じてる古代文字の研究やら空白の100年とやらの研究をしているのが発覚したから行われたらしい。それに伴って、ニコ・ロビンという8歳の少女が唯一の生き残りとして7900万もの懸賞金で手配されていた。
「すげぇな、8歳の少女に7900万もの懸賞金かけんのかよ。世界政府とか海軍ってのは」
「たぶん生き残りってだけじゃねぇだろ。何かしらその少女がそれほど危険視されるほどの力があるんじゃねぇかな」
「あぁ、なるほどな。そういうのが知られていてってことか。」
「なぁ、ジョージ。俺はこの子を保護する」
「あぁ、いいぜブァハ。お前が船長だろ。やりてぇようにやってくれ。俺はそれについて行くって決めたからよ」
「ありがとよ。そうと決まれば早速オハラ近隣の島に向かうか!そんな遠くねぇし、風吹かして進めばそんなにかかんねぇはずだ。」
ということで、ロビンの保護をすることに決まった。早速向かうということで、ブァハは船の後方に陣取ると手を後ろに向け、風を発生させて船を加速させた。
加速させて強引に船を進めること1日が過ぎた頃、無事オハラの近くの島に到着した。その島には奇妙な氷でできた線のようなものが2本伸びていた。俺は、異世界だしそんな不思議なこともあるんだなと気にせず、島に降りて町に聞き込みをすることにした。
食料など必要な物資の買い込みついでに聞き込みすること半日、手配書のことは回っているようで似た人物を見たという人がちらほらいた。だが、見つけられることはなくいったんブァハど合流して情報をすり合わせることにした。
「ジョージどうだった?」
「買い物ついでに聞いてみたが、似た人物を見たって人が数人いたくらいだった。」
「そうか、俺も同じだ。もうどっかに行った可能性もあるか。一旦近くの島を回ってみようか」
「あぁ、そうしよう。」
一旦次の島に行き、情報を集めることにした。買った荷物を持ち上げ船に積んで行く。そして、船にあるからの樽の中に詰められるものだけ詰めていく。そこで、2つ目の樽を開けた時そこに女の子がいた。
「あ!」
そこで一旦樽の蓋を閉めた。
「ブァハ!船出してくんねぇか!」
「どうしたジョージ!まぁ、出す予定だったから出すがよ」
そうして、船を出して島を離れること5分
「で、どうしたジョージ。慌てたような、びっくりしたような感じだったがよ。」
「部屋の中にある樽の中を見てくれ。ロビンがいたぞ」
「何!?まじか。」
2人でロビンと対面することにした。樽を一応ノックしてみる。
㌧㌧
「開けるぞ〜」
そこにはやっぱり、女の子が樽の中からこっちを見ていた。