田舎ニキ以外のいろいろな短編集を書いていく予定です。
画面の中のその光はあまりに強く、優しく、眩しかった。
──―私も光でありたい。人々を照らす光に。
──―半終末に入る前の東京に一人の女性が存在していた。
『城戸兎衣』
ごくごく普通の女性であり魔法少女に対して熱狂的な思いを持っている彼女は、魔法少女の姿をして人々を助ける事を行っていた。もちろん、それは霊的なものなど欠片もなく、ただの魔法少女の服にただのステッキをもっただけの女性は、夜な夜な魔法少女のコスプレをしながらチンピラなどに絡まれている弱い人々を救っていた。
最近では『行方不明』『失踪』『死亡者』の数が跳ね上がっているらしく、治安の悪化から夜中に女性が出歩くことがそんな事は彼女には全く関係はなかった。
「私はイナバ! 魔法少女イナバ!! か弱いものの味方だよ!!」
そして、覚醒もなにもしていない、ただのコスプレ女性がそんな事をすればただですむはずもなかった。恨みを持たれたチンピラから攫われた彼女は、山奥の廃建物の中に連れ込まれて服を剥かれて半裸になっていた。手足を複数の男に押さえつけられた状態では、下着姿のただの女性が逆らえるはずもなかった。
「うおおお! この子結構可愛いじゃん! 早く脱がせよ!!」
「よーし、好きなだけやりまくっていいぞ。このあたりには熊が出るらしい。やりまくって火炎瓶で燃やして熊に食わせれば身元なんて分からなくなるからな。このために火炎瓶を何本も持ってきたんだからその費用の分は割を取らないとな。」
そんな風に話している半グレの人間たちに手足を抑えられ、頭をほかの男にゴンゴンと殴られながら、彼女は無表情で考えていた。抵抗はしない。イナバの服は他人のために着る服であって、自分のために着る服ではない。この件には関係ないだろう。そう考えている彼女は、完全に自分と外を切り離している。これは幼い頃から虐待を受けていた自分の心を守るための手段である。例え強姦されたとしても自分には関係ないし、彼らも自分も責めるべきではない。単に犬にかまれたとでも思ってやりすごすべきだろう。だが、そんな彼らの元にグルルル……と唸りを上げながら奇妙な生物……やせ細って腹だけ膨らんでいる人間のようなものは姿を現す。その奇妙な生物『ガキ』は唸りを上げながら半グレへと襲い掛かり、次々と彼らを切り裂いていく。未覚醒の人間がガキに敵うはずもなく、面白いように切り裂かれていき悲鳴の嵐の中、兎衣だけは違っていた。
「──―悪者」
半グレを襲うガキを見た瞬間、彼女の目はキラキラと輝きだした。そう、こんなところに『怪物』『魔法少女が戦うべき敵』がいたのだ。
なぜ彼女が不可視の悪魔を見ることができたのか? それは彼女が『覚醒』したからである。*1覚醒条件には『悪魔に襲われたショック』があり、彼女はそれによって覚醒したのである。そして、チンピラを襲うガキの姿を見た彼女の感情は『怯え』でも『恐怖』でもない。それは『歓喜』だった。魔法少女として戦っていい『敵』が存在する!! 自分が正義の怒りをたたきつけることができる『敵』だ!! 歓喜に包まれた彼女はさっと逃げ出すと、イナバの服とステッキを手にして、チンピラたちに襲い掛かっているガキに対して堂々とイナバは宣言する。
「正義のマントを覇王って参上!! 魔法少女イナバ!! か弱いものの味方だよ!! さあ早く逃げて!!」
今まで自分を犯そうとしていた半グレを逃がそうと堂々とガキの目の前に立ちふさがる兎衣……もといイナバ。彼女の中では「犯そうとした半グレ」ではなく、「守るべき弱いもの」なので一切の理論破綻はしていないのだ。獲物に逃げられ、ガキはグルルル、と不機嫌そうな声をあげながら、兎衣と向き合う。なお、彼女は当然の事ながら魔術的・霊的な礼装など持ち合わせていない。魔法少女のコスプレはただの服。ステッキも霊的素材もないただの棒でしかない。実質霊的には彼女は丸裸のようなものである。
だが、それでもイナバはハンマーに見えるステッキを振り回してガキ*2に対して攻撃を仕掛ける。当然の事ながら、礼装でも何でもないただのハンマーで殴ったところでガキがあっさり死ぬはずもない。ガキはそれを回避してステッキを切り裂いて破壊すると、さらにイナバへ向かって爪を振るい、その爪は彼女の肉体をいとも容易く切り裂く。
「!!!??」
ガキの爪はイナバの肉体を容赦なく破壊する。肋骨骨折、鎖骨解放骨折、肺挫傷。並みの人間では間違いなく致命傷である。黒札であってもあまりの激痛に泣きわめくほどである。アナライズも悪魔召喚システムも防御用の礼装も攻撃用の礼装も何も持ち合わせていない彼女が実質三倍のレベル差の相手に素手で殴りあうなど無謀極まりない。だが、それでも彼女はステッキを振り回し、ガキへと立ち向かう。だが、彼女には『切り札』があった。それは先ほど半グレたちの話していた『火炎瓶』*3である。先ほど着替えるついでに半グレたちの用意したそれをくすねてきたのだ。
「イナバ──―クロージングエクスプロード!!」
イナバは手にした火炎瓶をガキの口の中に突っ込み、腕を犠牲にしながら火炎瓶に火をつけてガキの顔面を火炎で覆いつくす。アイテムである火炎瓶には『アギ』の効果がある。さらに一応覚醒者である兎衣の血肉も一緒に燃えているので、十分『アギ』としての効果があるのだ。
口から火炎瓶による火を噴きだしながらよろめくガキ。だが弱点の炎とはいえ、この程度ではガキは倒れない。さらに、彼女は折れたハンマーの切っ先を手に取ると、偶然血が滴っているそれを武器としてガキの胴体に突き刺していく。
「イナバ、ホッピングフィーナレ!!」
その切っ先はガキの胴体に突き刺さり、滴った血はガキへと流れ込んでいく。それは炎で弱ったガキを倒すのに十分だった。サイレンの音が聞こえてくる中、片腕を失った彼女は床に倒れて気を失った。
──―目を覚ました後、そこは教会のベッドの中だった。どうも兎衣を救ってくれたのは『メシア教』の神父との事である。
その神父は『天使エンジェル』すら使役するまさに神の使徒そのものである人物であり、悪魔騒動をどうにかするため出動したらしい。エンジェルの『ディア』によって彼女の肉体の傷は通常の人間では致命傷なところをほぼ完全に治癒されていた。(腕までは流石に治せなかったが)それだけでも奇跡そのものである。
ここで普通の人間ならばエンジェルの霊圧などでメシア教に熱狂するだろうが、魔法少女としての『光』に心の底まで焼かれ切った彼女には通用はしなかった。
そして、メシア教の司祭と繋がりを持った彼女は様々な霊的礼装や霊的攻撃用グッズ、さらには失った腕を補強する『あるもの』を得て『魔法少女』としてさらに戦う事になった。
──ーしばらく後、夜の街に徘徊する悪魔『幽鬼グール(LV13、女神転生if)』が出没する場所。
平気でそんな怪物が出現するようになってしまった半終末の魔都『東京』。そんな人食いの怪物に対して立ち向かうという『魔法少女』の噂が世間に少しずつ広まりだしていた。そして、そんな噂にこたえるように、人食いの怪物であるグールの前に立ち向かう魔法少女の姿が存在した。
「そこまでだよ!!イナバアイ(アナライズ)は全てお見通しだ!!」
メシア教の司祭からCOMPやアナライズなどを与えられた今の彼女は、人外ハンター協会に所属しており、それを通してガイア連合が作成した礼装……魔法少女の礼装の生地を流用して、自分自身で『魔法少女イナバ』の服へと仕立て直している。
当然のことながら、きちんと完成されている礼装をバラしてその生地だけ流用するなど、霊的な防御力は格段に落ちることになってしまう。だが、魔法少女イナバである彼女はイナバの魔法少女の服でなければ纏うことができないのだ。金さえあれば自分オリジナルの魔法少女礼装を作成するサービスもガイア連合にはあるらしいが、到底彼女に届く金額ではなかった。
そして度重なる悪魔退治により、今の彼女はガイアLV10にまで到達した十分な対悪魔戦力だ。
「食らいなさい!! イナバホッピングスマッシュ&イナバクロージングエクスプロード!!!!」
イナバがそう叫ぶと手にした聖水*4をかけたハンマー……もといステッキをグールへと叩き込む。
グールは破魔に対しては弱く、聖水が振りかけられた武器でも十分に攻撃が可能である。ハンマーを食らって吹き飛ばされたグールに対して追い打ちをかけるように、さらにイナバは弱点である炎をつく『火炎瓶』をグールへと叩き込む。
それによって火だるまになるグールではあるが、さすがはガイアLV13もの強敵。いかに弱点を突かれてもその程度で倒れるほどやわではなかった。そのため、イナバは自らの切り札を切ることにしたのである。
「ならば切り札を出すしかないようね……。イナバ、ウイニングショットッ!!」
イナバがそう叫んだ瞬間、彼女の手袋をつけている右腕。その手袋が弾け飛び、その中から金属で構築されているいわゆる『義手』が姿を現す。メシア教過激派などが主に使用しているサイボーグ技術、それは穏健派にも流れ込んできており、穏健派の手足を失った人間の義手などをカバーするために作成されることもあるのだ。聖別した鋼と天使素材で組み上げられたこの義手は通常は“天使優位”の調整がなされているはずだが、珍しく人間優勢の調整が行われており、自由に動かすことができるのだ。
彼女の右腕はすでに悪魔に食われている。そのため、繋がりのあるメシア教穏健派の司祭によってサイボーグ……金属製の義手を装備させてもらったのである。その金属製の掌が左右に割れてそこから『何か』が射出されてグールへと突き刺さる。メシア教は人体改造、サイボーグ手術にも長けており、こういった自らの意思で自由に動く聖鉄性の義手など作れるのも珍しくはない。
そして、その義手から飛び出した『矢』はグールへと深々と突き刺さり、グールは悲鳴を上げる。
「ギィイエエエ!!」
そう、それはイナバが穏健派の神父から購入した『毒矢』である。この義手は自分の思ったように動くだけでなく、中に仕込み武器……矢を射出する事ができるのである。
毒矢が突き刺さったガキは、悲鳴を上げながらのたうち回る。毒はメガテンでは極めて有効な状態異常である。
それを活用しない手などない。さらにイナバは指を握りしめて金属の拳を作り出し、肉食獣のようにガキへと襲い掛かってマウントポジションを取り、そのまま金属の拳でガキを殴りつける。
猛速度で繰り出される聖別された鋼の拳は、まさに文字通りの意味で鉄槌に等しい。その鋼の拳で殴る、殴る、殴る。グールに対してマウントポジションを取りながら鉄拳で殴りつける彼女。まるでケダモノのように狂気の笑みを浮かべているイナバは心の底からグールに対して感謝を行っていた。
ありがとう! ありがとう悪魔さん! あなたたちのお陰で私は本物の魔法少女になれる!! 本物のヒーローに!!
もっともっと悪い悪魔たちを倒さなきゃ!! 私は悪魔を倒して本物の魔法少女になるんだ!! 人間という下らない枠を捨てて『魔法少女』という『理想』そのものになる!!
そうして、夢中で鋼の拳でグールを殴りつけ、完全にグールの顔を殴り潰した彼女は、魂に伝わってくる激しい高揚感によって、自分自身のLVが向上したことを感じとっていた。そんな彼女の心の中では「魔法少女イナバ」の曲である『ドレスアップ!魔法少女イナバ』が心の中で流れていた。
通常時、悪魔を倒した後は義手のメンテナンスを行うために教会を訪れるはずなのだが、そちらの教会にはいけないので自分の家に来てほしい、と聞いた神父は、わざわざ自ら彼女の家へと訪れていた。
何でも荷物を抱えているので教会の結界内に入れないらしい。異様なほど綺麗に片付けられたイナバ関連以外には何もないような部屋。だが、その部屋の中には極めて異質な物体があった。
「ギ、ギィエエエ!!」
ジタバタと暴れまわりながら悲鳴を上げる麻袋。それを見ながら神父は恐る恐る彼女に問いかける。
「あ、あの……こ、これは一体……?」
その神父の言葉に、彼女はにこやかに笑いながら答える。
「手足をもぎ取ったガキです! DDSに『強くなりたければ悪魔を食べろ』『限界突破したければ悪魔を食べろ』って載っていましたので、何とか食べています!! 正直腐ったゴムのような味がしますが、強くなって皆を守るためには仕方ありませんね!! この前はオンモラキが出て来ちゃったのではしたなく涎を垂らしてかじりついちゃいました! それじゃ、いただきます!!」
そう言いながら彼女は、麻袋から手足をもぎとったガキを取り出すと、その胴体部にかじりついて、その肉をブチブチと噛み千切る。フーッフウーッと荒い息をつきながら凄絶な表情でグチャグチャとガキの肉片を咀嚼しているその姿はどちらがガキか全く分からない状態だった。
「ひ、ひぃいいいいっ……」
目の前でガキの肉をグチャグチャと咀嚼している狂気に捕らわれた兎衣を見ながら、メシア教の神父は腰を抜かしながら床にへたりこむ。さらに無理矢理ガキの肉を飲み込み、再びガキの胴体部に噛みつきを行う兎衣の姿は完全に狂気に捕らわれた姿であり、普通の人間なら迷いなく逃げていて当然の状況だった。ガキの肉を咀嚼しながらそれをメシア教の聖水を飲んで無理矢理飲み下す。*5そんな神父と兎衣の姿を見て、神父のCOMP内のエンジェルは強く警告する。
(逃げましょう! 早くここから!! あの人間はもう狂っている!! 救いようがない!!)
何故エンジェルがこれほどまでに怯えているか。それは彼女から微妙に漂ってくる天使のMAGである。つまり、彼女はガキだけでなく、天使の羽根を千切ってガイア連合に売り払い、不用なエンジェルの肉体を頭から喰らったのだろう。ガキだけではダーク寄りになってしまうため、属性を戻すため&強くなるために羽根と両手両足を失った天使を同じように喰らったのだ。ぐっちゃぐっちゃとガキ肉を食らう彼女だが、普通の人間がフード系悪魔でもないそんな肉を食えるはずもない。腐ったゴムのような最低最悪の味わいをしているその肉はさすがの彼女でも数口食べるだけで限界であり、用がなくなった手足のないガキを、彼女は無表情のまま頭を破壊し消滅させる。
その狂気溢れる彼女にドン引きしながら、マッカと引き換えに神父は様々なオカルトアイテムを渡していく。
「……ともあれ、これを持ってきたから……義手のメンテナンスもするから……。」
神父が持ってきたのは『聖水』の補充、『ペンタグラム』*6えんまくだん*7だった。これは少しでも彼女の生存の力を高めるためである。さらにきちんと義手のメンテナンスを行うと、彼女は満面の笑みを浮かべる。
「ありがとうございます。神父様! これでイナバはまだまだ戦えます!!」
「ああ……。うん……。それと君もCOMPを持っているんだから仲魔を持ったほうがいいよ。君が前線に突っ込んでいくんじゃなくて何か前衛用の仲魔を使役した方がいいから……。何ならエンジェルやホーリーゴーストじゃなくていいから……」
そんな神父の声を聴きながら、COMP内の天使はイヤッイヤッ!と叫ぶ。デビルシフターや喰奴でもないのに天使やガキを喰らう人間に使役されてる同胞など可哀想で見ていられないというのが本音である。ともあれ、何とか彼女の家を脱出してCOMP内で一息ついたエンジェルは、神父に対して話しかけていく。
(神父……。もう彼女と関わり合いになるのはよしましょう。いくら穏健派が色々やらかしたから贖罪しなければならないとは言え、ほかのことでいくらでも贖罪はできます。)
「……いや、ダメだ。主の愛は無限だ。穏健派とはいえ、メシア教が人類を亡ぼしかけた大罪を犯し、私もそれに加担したのも事実だ。だから私は彼女を救い続ける。これが私に課せられた罪の重さなのだ。」
その神父の言葉に、COMP内のエンジェルは深いため息をついた。
──―終末後。魔都東京。
終末を迎え、空間的に完全に隔離された東京はLV50の大悪魔が平気で闊歩する魔界へと変貌を遂げていた。
そして、そんな中では人間たちが外に出れるはずもなく、ガイア連合の各支部をシェルターとして生存している人々がほとんどであり、かつての大都市東京は完全に寂れ切って、廃墟のビルが立ち並ぶまさしく魔都と言わんばかりの惨状だった。そして、そんな中では悪質な悪魔やヒャッハーなモヒカンたちが人間たちを奴隷のように虐げているとあるシェルターも存在していた。
「あ、アイツ僕の手に負えない。じゃぁ僕は逃げるから。え? 契約? 僕が倒せる程度の悪魔と戦えってだけの契約だから」
「俺達もつれてってくれ~!! 奴隷は切り捨て……ゲビュ!!」
「え? 一体何が……ガボッ!?」
人々を奴隷のように扱っていたモヒカンたち、そして弱い人たちに圧政を敷いていたマホロアの姿をした悪魔は瞬時に消し飛ばされながら、結界を突き破って『何か』が飛び込んできた。
そして、茫然としている人々の前、地面に叩きつけられている『妖鬼プルシキ(ガイアLV34、真女神転生1)』に対して、その人型はさらなる攻撃を仕掛ける。
「キ、貴様ァアア!! い、一体何者だぁあああ!!」
プルシキも必死に攻撃を仕掛けていくが、その攻撃を回避しながら、さらにその女性の人影は猛烈な勢いでプルシキに対して連続攻撃を仕掛けてボコボコにしていく。
そこらへんのデビルバスターたちを容易く一撃で粉微塵に粉砕するDLV100オーバーの妖鬼プルシキ。プルシキはヒンドゥー教のガネーシャと同一視されているが、ヒンドゥー教と対立関係にあるスリランカではそれが反転して『悪魔』として位置づけられているガネーシャの反転ともいえる悪性存在である。プルシキが放つザンマを容易く回避してさらにプルシキに対して激しい一撃を叩き込みながら、その魔法少女の衣装を纏った女性は堂々と宣言する。
「私はイナバ!! 魔法少女イナバ!! 弱き人々を照らす光だ!!」
>種族:狂魔人*8『魔法少女イナバ』(ガイアレベル50)*9
「アハハハハハハ!! アハハハハハハ!!」
・イナバ
いわゆる『野生の天才』……だが指導者も仲間もおらず、デビルシフターでもないのに悪魔を食らうなど無理矢理な事をし続けた結果、完全に人間から外れ悪魔へと変化している。
完全に人間らしさを捨て去って『魔法少女』という概念の元に動いている。
『東京で悪さをすると魔法少女が来る』とか伝承で言われてそう。術式【ソウルジェム】*10とか知ったら多分やべーことになる。(魔法少女の素晴らしさをみんなに伝えなきゃ!!みんな魔法少女の『光』に包まれましょう!!)
・穏健派の神父
元々は穏健派の幹部候補であり、骨の髄までメシアンだったのだが、イナバの狂気に触れてかなりまとも寄りに戻った。一応穏健派だがまともになったので一神教寄り。イナバのバックアップを行っている。この後ボロボロのシェルターの運営やイナバの制御に無茶苦茶苦労する事になる。何で金札とかじゃなくて穏健派なの?黒札や金札頼りになると自分自身で上り詰めたイナバの狂気が薄れるからネ!
・エンジェル
神父の守護天使。骨の髄までメシアンだったのだが、イナバの狂気に触れてまともよりに戻ったが、反動で人間恐怖症になった。仕方ないネ!
(正気度が)平均より下。(なお下限を突破する模様)