【カオ転三次】雑多な黒札や現地民の短編集   作:名無しのレイ

6 / 11
明けましておめでとうございます!
今年もよろしくお願いします!(本日二回目)

掲示板の話題とAI相談してるときに浮かんだネタを色々ミックスしてみました。

マカーブル様からイラストをいただきました!どうもありがとうございました!

【挿絵表示】



過激派聖母クローン転生者

 ……半終末時、ヨーロッパのとある場所。過激派中規模シェルターである『中カテドラル』

 そこでは人道など全く無視された行為が繰り広げられていた。

『休息場』と名付けられた無数の脳缶が納められた死人安置場のような静寂のみが支配する場所。

 

 また他の地下深くの『安息地』では人間たちがまるで家畜のように飼われており、人間たちが特殊な液体で肥え太るか、まるで家畜のように男女たちが交尾を行っていた。

 この人間牧場では、大まかにふたつのグループに分かれている。

 

 優秀な人間である優秀な霊力を持った人間たちを交尾させ、より優秀なテンプルナイト候補を作り出そうとする計画。優秀な女性は『聖母』としてただ子供を産み落とされる生体機械へとなっていた。

 

 次は霊力的に劣った人間は「食用人間」として特殊な液体によって知性を失わされてひたすら肥え太って、ほかにも肥え太った女性と交尾させられている。そして交尾が終了した男性はそのまま「肉」として解体されるのだ。

 そんな表面上は綺麗ではあるが、地下ではまさにケダモノの地獄が繰り広げられていた。

 

 

【人造メシア】【箱船作成】【マリア選別】【地球全土洗礼計画】【千年王国建国】etcetc……

 色々な多種多様な研究や実験を行われている中で、そして、そんな中ミレニアムの内部では、とある実験が行われていた。それは『聖母クローン作製』である。

 

 様々な優秀な人間たちを掛け合わせる、また『聖血の聖遺物』からDNAを解析してそれを培養してそれら優秀な人間たちと掛け合わせる。

 そして、そこから生み出されたのは『聖母クローン』たちである。この『聖母クローン』はさらにいい『メシア候補』を生み出す苗床、生む機会として活動してくれるのだ。

 ガラスのシリンダーの中に浮かんでいる急性成長された少女を見ながら、博士たちは喜んだ。

 

「よし! 聖母の新しいクローン体を生産したぞ! 性格の調整もバッチリなはずだ」

 

「従順度100、感情表現100、好奇心0、恐怖耐性100、社交性100の完璧な個体ですね!!」

 

「うむ、人格安定装置も完璧だ。脳に微細なナノ信号……『讃美歌』を送り、従順度、感情表現、社交性の最適化に成功。美少女クローンにこの性格調整を施せば天使たちもお喜びになるだろう!!」

 

 そうして彼女『C4-621』は穏やかに微笑んだ。全ての存在を魅了するほどの完璧な美貌。

 そして完璧な美貌の彼女の笑みは、研究者のみならず、天使たちですら魅了するほどの完成度だった。

 

「~~♪」

 

「……教授。人格安定装置に多少バグが……。この装置の能力が『逆流』しているのでは……?」

 

「いや、問題はない。何も問題はない」

 

『讃美歌』による人格安定装置の機能が逆流したらどうなるか? それに考えがいたらない時点で、彼らはすでに洗脳されていたのかもしれない。そんな彼らの疑問も彼女の微笑みの前では全て溶けていった。

 彼女の微笑みには【マリンカリン】の効果があると誰も気づいていなかったのだ。『彼女を守らなければならない』『彼女の指示に従うことこそ幸せ』そういった概念が研究者の中に流れ込んでいたのである。

 

 博士たちは、『C4-621』の指示のままに「人格安定装置」を改造。『C4-621』を安定させるのではなく、その効果は反対に博士たちに向けられていたのだ。その結果、博士たちは完全に『C4-621』の言いなりになっていた。

 

「うむ! この子は素晴らしい! 全てこの子に従っていれば我々は救われる!!」

 

「そうだ! この子こそが聖母であり救世主なのだ!!」

 

「……だが、この子はこのままでいいのか? 天使様たちに弄ばれるなどと……」

 

「私に考えがある。この子の素晴らしさは我々だけでなく、このシェルター全てに伝えるべきだ。そう、天使たちも……ね」

 

 にこにこと微笑む『C4-621』は天使たちを次々と自室に引っ張り込んで乱交しまくっている。

 まるで彼女は性処理道具のように扱われているのを見て、彼女を作り出した博士たちは不満に思っていた。

 彼女こそがこのカテドラルを統治するにふさわしい救世主であり聖母であるべき存在。

 そんな選ばれ存在である彼女が、私たちが育てた彼女が道具になるなどと! 天使様とて許せぬ! 

 ということで、彼らは一つの企みを行うことになった。

 

そんな中、一人の天使が研究班のところに来てとある事を聞いてくる。

 

「ふむ? ところで、ここ最近天使たちが次々と行方不明になっているのか知りませんかね?」

 

「いえ? 知りません。そんなことあったのですか?」

 

「まあそれはいいでしょう。それより今夜もまた実験体を私たちの部屋に……」

 

 その瞬間、「中カテドラル」の全てのスピーカーから音楽が流れ始めた。それはメシアンたちが使用する精神安定のための【讃美歌】である。何故いきなり讃美歌が?と思った瞬間、それと同時にミレニアムのモニター全てに絶世の美貌の微笑みが写し出される。

 

「【魅惑貫通】【マハマリンカリン】】【讃美歌】」

 

 彼女の微笑みと歌声に魅力された一瞬の空白、そこに大規模魅了魔術であるマハマリンカリンが叩き込まれる。そのシェルター内に響き渡る讃美歌と【マハマリンカリン】を通し、天使もメシアンたちも一瞬で何もかも『C4-621』に無意識のまま服従・魅了されていった。

 完全に洗脳ともいえるこの讃美歌は、天使たちに気づかれず天使たちの無意識化で完全に彼らを洗脳していったのだ。

だがそれでも通用しない天使も少数ながら存在した。

 

「き、貴様!! 貴様何なんだ!? なぜこんな!?」

 

「【魅惑貫通】【マリンカリン】【エナジードレイン】」

 

……そうして、この過激派の中規模拠点、『中カテドラル』は完全に聖母クローンの支配下に置かれることになった。そして、そんな彼女の目論見とは……。

 

(うぉおおおおおおおおおああああああああ!! やったあああああ!! 私は生き残ったぞぉおおおおおお!!! 

苗床にもならず!! (そんなに)悪いこともしないで生き残ったぞぉおおおおお!! 

クソどもざまぁああああああ!!! まあ天使の性処理道具にはされたけどなぁああああ!!)

 

 そう。『C4-621』の正体。それは『転生者』の一人である。そして転生先が……『メシアン拠点内部』『過激派のクローン』『超美人』の三重詰み状態である。

 誰かに助けを求めようとしても当然求められるはずもない孤立状態。

 正直、即自害が一番の救済だろう、と誰もが思う詰みっぷりである。

 

 だが、クローンとはいえ他の霊力の素質ある人間の血を引き、霊地(メシアンの聖地だが)で長年過ごした彼女は、即座に覚醒を済ませていた。(成長も促成栽培されたので問題はない)

 

 当然覚醒した彼女は『聖母』としての役目を行われようとされたが……そこで目を引いたのが彼女の『美貌』である。

 この美貌は単純な『聖母』にするのは惜しい、と天使たちは判断。生むだけの道具にされることは避けられた。

 ……避けられたが、天使たちの性奴隷としての日常までは避けられなかった。

 

 献身的に天使たちに奉仕しながら彼女は逃げ出す隙を狙っていた。

 だが、鉄壁で完璧な過激派シェルター内部から逃げられるほど甘くはない。そこで彼女は手段を切り替えた。

 覚醒した際に身に着けたスキル【エナジードレイン】を最大限に生かす行為に出たのだ。

 

 天使たちの性行為の際、天使たちから【エナジードレイン】で密やかにMAGを吸収してどんどんレベリングしたのだ。……なんなら、天使が一人でいる時に誘惑して根こそぎエナジードレインで吸い尽くす行為も山ほど行った。

 

 そして彼女は【エナジードレイン】【讃美歌】【マリンカリン】のスキルを覚えた彼女は『人格安定装置』を【讃美歌】でハッキング。【マリンカリン】で博士たちを魅了。さらに天使たちも魅了。

 そしてついに【マハマリンカリン】をシェルター内部に流すことで、過激派シェルター内部自体を占拠したのだ。

 

 ……なお、天使たちの性行為によって妊娠した際は腹の子を【エナジードレイン】で吸ってしまうことすら行った。

 

 ともあれ、ここで過激派中規模シェルターを支配した彼女が選べる道は三つだ。

 1,このまま「中カテドラル」を支配し続ける。

 2,ほかの過激派メシアンの拠点も支配しようとする。

 3,ガイア連合と呼ばれる組織に助けを求める。

 

 このまま支配を続けてもジリ貧だ。あくまで過激派の拠点の一つでしかすぎない。

 それに、地下の人間牧場だのなんだのの運営を続けて平気でいられるほど精神的に図太くもない。

 ほかの過激派メシアンを支配するのも、今回はうまくいったが、ほかのところではうまくいくか分からない。

 失敗したら自我を奪われて人間牧場行きか苗床行きだろう。……となれば、最後の選択肢しかない。

 

(でもガイア連合って何!? た、たぶん大地母神のガイア信仰なんだよね!? 大地母神ガイア信仰ならこのメシアン? とか訳わからん一神教系列よりマシなはず!! いくしかない!!)

 

 そう、彼女は「メガテン」とかいうゲームなど全く知らない人間だったのである。

 通常ならDDSなどで情報収集も行えるのだろうが、過激派からのアクセスをガイア連合が探知しないはずもない。

 これ等すべては過激派の資料から彼女が読み取ったものであり、当然のことながらガイア連合が同じ転生者の集まりなどという情報も知る由もない。ガイアという名前も大地母神ガイアからとったのだろう、と彼女は考えていた。

 

 過激派がDDSにアクセスするとそこから逆探知されて、様々な呪詛やらハッキングやら遠隔魔術やらが飛んでくる、さらに霊的ファイアウォールで焼かれることもあるらしいが、そんなことを言っている余裕などはない。パソコンの知識もない彼女はそのままDDSへとアクセスした。

 

 


 

115:????

 うぉおおおおおおお!! 助けてくださぁああああい!!*1

 

116:名無しの黒札

 なんだテメー。

 

117:名無しの黒札

 おいコイツ過激派の拠点から書き込んでるじゃねーか!! 

 何で過激派が転生者スレに書き込めるんだよ!? 

 

118:名無しの黒札

 ということは……おっメシアンか? やるか? 

 

119:名無しの黒札

 システム部に連絡しろ!! 遠隔呪詛フルで飛ばしまくれ!! 

 

120:????

 違いまぁあああす!! 私はメシアンですがメシアンではありませぇえええん!! 

 

(以下説明)

 

230:名無しの黒札

 えぇ……。(困惑)

 

231:名無しの黒札

 過激派の中で聖母候補でよく普通に生きられたな……。

 

232:????

 ふふ、天使たちの性奴隷にはなりましたがね……! 

 後、自分の子宮の中にできた天使たちの子を【エナジードレイン】で吸い取った感覚は……トラウマですね……。

 

233:名無しの黒札

 ……お前カウンセリング受けた方がいいよマジで。

 

234:名無しの黒札

 これにはアンチメシアンのワイも同情。

 

235:名無しの黒札

 まあ実際何もしてないしねぇ。実質犠牲者じゃんこの子。

 犠牲者を血祭りにあげるとかアンチメシアンとしてどうなの? となる。

 

236:????

 ふっ! 毎日毎日天使のケツ穴と性器を舐めまくって(比喩表現ではない)生き延びてきた私に隙はない!! 

 ……いや本当に悪いことしてないから……過激派なのも生まれついてだから……許して……許して……。

 

237:名無しの黒札

 ……ちなみに棄教する気は? 

 

238:????

 ありまぁあああす!! 

 冷静になって考えてみてくださいよ。毎日毎日天使のケツ穴舐めさせられて信仰心なんて抱けますか? 

 ほかの信仰をするかはさておいてメシアンなんてポイーで。

 

239:名無しの黒札

 うーん、メシアンじゃないんならまぁ……。

 

241:名無しの黒札

 ……ところで君メガテン……女神転生シリーズって知ってる? 

 

242:????

 ? 何ですかそれ? ガイア連合って大地母神ガイア信仰じゃないんですか? 

 

243:名無しの黒札

お、おう……。

 

244:????

 というわけで! アンチメシアンの方々には勘弁していただければ……。はい。(土下座)

 私は悪くねぇっ!! 私は悪くねぇっ!! 

 

245:名無しの黒札

 うーん、まあ確かにお前は悪くはないけどさ……。

 

246:名無しの黒札

 お前人間牧場とか知っててスルーしてたんだろ?わりと同罪じゃ?

 

247:名無しの黒札

 冷静に考えてくださいよ!この状態で私に何ができるというんですか!中カテドラルを支配しただけで大功績では!?

 

248:名無しの黒札

 で? これからどうするの? その「中カテドラル」運営するの? 

 

249:????

 まさか!! カテドラル丸ごとガイア連合に差し上げます!! こんなクソみたいな施設なんていりません!! 過激派の内部資料やら情報やらも全て差し上げます!

 その代わり、私とクローンたちは保護していただければ……!! 

 

250:名無しの黒札

うーん、それならまあ。

 

251:名無しの黒札

筋は通ってるしね。いいんじゃない?

犠牲者を恨むほどアンチメシアンも腐ってないし。

 

252:????

名前は……仮称で「しーちゃん」とお呼びください!

 

253:名無しの黒札

お前それでいいのか?(困惑)

 

254:名無しの黒札

ところで、過激派クローンって大半が【寿命が普通の人の半分】らしいけどいいのか?

 

255:????

えっ?マジ?*2 

 


 

 〇クローンネキ(C4-621、聖母クローンネキ)

 よりによってメシアン過激派の聖母クローンに転生してしまった転生者。

 しかも『絶世の美貌』を持って生まれたので、天使たちから非常に愛される(意味深)になった。

 長年霊地にいたことと、聖母クローンの高い霊的素質、転生者であることであっさり覚醒し、

 そのまま「生む機械」になるところだったが、その美貌を惜しんだ天使から性処理道具として扱われながらある程度普通の生活を許された。

 

 覚醒して【エナジードレイン】を覚えたので、性行為で天使たちから【エナジードレイン】し、さらに密やかに天使を誘惑して【エナジードレイン】して吸い殺してレベリングしていた。

 そしてそこで覚えた【魅惑貫通】【マハマリンカリン】【讃美歌】でシェルター自体を全て魅了して支配した。

 戦闘経験はないが、【絶世の美貌】【魅惑貫通】【マハマリンカリン】で大体解決させる。

 

 メガテンのことは全く知らず、ガイア連合も「大地母神ガイア信仰団体?」と思っていた。助けを求められなかったのは、純粋に過激派シェルターだったのでSOSを出せなかったから。

 過激派シェルターを乗っ取ってようやく外にSOSを出すことができた。

 

 生む機械にはならなかったが、それでも天使の性奴隷&天使との子を【エナジードレイン】で吸収したため、「性行為(乱交)」「妊娠」にトラウマを抱えている。

(普通のラブラブ性行為ならオッケー?)

 

 天使たちのケツ穴まで舐めて生き延びた女だ。面構えが違う。多分ネーミングセンスはない。

ロボ部からアーマード・コア6ネタを振られて毎回困惑している。

外見的には、操作能力&美貌で食蜂操祈か、イメージ的に「崩壊スターレイル」のダリア。

 

*1
黒札ではないが転生者ではあるのでセキュリティをすり抜けた

*2
この後無茶苦茶治療した




今回は生まれが平均より下。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。