巨人が可哀想になる物語   作:桜散る度に増える社畜

1 / 23
暖かい目で見てもらえると幸いです。


ゴルディオン・クラッシャーぁぁぁぁぁぁぁ‼︎‼︎

コミケにて18禁の同人誌を50冊程買い漁り、『そろそろ帰るかな』なんて思っていたら上から叫び声が聞こえた。

しかも、俺が知っている中で当たったら死ぬ+避けられない技だ。

ゴルディオン・クラッシャー

振り下ろすだけなのに掠っただけで粒子化していくという反則極まりない極悪な技だ。

視界にナニかが写った時には誰も逃げられない状況だった。

 

 

 

 

 

眼が覚めるとやたらでかい人がいた。

放心しているとケツを思いっきり叩かれた。

他人によって視界が簡単に変わったから気付いた。

他の人がでかいんじゃなくて俺が小さいんだ。

とりあえず……

 

「オギァァァァァ(なんでじゃぁぁぁあ)」

 

おれ、転生したみたいですね(泣)

 

 

 

 

あれから10年俺は色々な問題にぶち当たった。

悲しい事にバカみたいに身体がデカくなってしまった。

これに関しては主神とやらからのお詫びが関係している。

全知全能の神様によると雷神トールが自分のハンマーより強いハンマーを創造した人間に対しての武力抗議したらしい。

37564人を巻き込んだ武力抗議をした雷神トールには関係者全員に対して罪滅ぼしとして直接の被害者には転生、被害者の大切にしている家族や友人にはFate風に言うならLUCKをEXにしてその書類を全てトール一人で処理する事になった。

主神はランダムで転生する事になった人達に最低3つの特典を渡した。

俺にはBLEACHの能力や身体が渡された。

十刃のバラガンの部下のポウの身体。

斬魂刀(物理)の鬼灯丸。

双天帰盾。

上記の3つが俺の特典である。

そしてこの世界は巨人というバケモノ?に支配されている。

ここで思い出して欲しいのはバラガンの部下であったポウの大きさだ。

ワンコ隊長こと狛村よりデカイ。

知らない人達からは巨人の子供と言われるくらいにすくすくと成長している。

最終的には4メートル弱、500kg超えするからあながち嘘じゃない。

巨人の世界で巨人のようにデカくなる。

笑えない話だ。

更に悪い事に両親が病死してしまった。

イェーガー夫妻に引き取られなかったら殺されてた。

十歳だけど180㎝超えてるからそこらの大人じゃどうにも出来ないけど……

 

 

 

 

「ポウ、また修行してくれよ」

 

エレンが食事をしながら脈絡もなく言い放つ。

母さんは俺が強いのを知っているからエレンが無理に強くなるのを良しとはして無い。

母さんはエレンに見えないようにバツを手で作っている。

仕方ない……

 

「今日は座禅するぞ」

 

「えー、ポウは強いのになんで座ってばっかなんだよ。 俺に内緒で修行してんじゃないのか⁉︎」

 

こいつは……

強くなりたいのはわかるが焦りすぎだ。

俺は限界を超えて運動して治してるだけだ。

十分無茶してるな。

空中に立てるし、響転出来るし……

解放は出来ないけど……

 

「一担、二力、三クンフー。 エレンは冷静でいられないから座禅で精神統一して、もしもの時に冷静に判断が出来るようにするんだ」

 

「そのいっ……なんとかってどういう意味だ?」

 

「戦いにおいて大事なのは一に心構え、つまりどんな時でも平常心を保ちなさいって事だ。 二に力、腕力や脚力などの鍛えられる力が大切だ。 三にクンフー、技術……技だ」

 

うんうんと唸りながら理解しようとしてるがまだ難しいようだ。

ここでエレンの隣にいる黒髪の少女が余計な一言を口にしてしまう。

 

「大丈夫、エレンは私が守る。 だから、ポウは私に修行をつけるべき」

 

アルミン…… 助けてくれ……

脳筋を抑えられるのはお前だけだ。

 

「邪魔すんなよミカサ。 ポウに先に頼んだのは俺だぞ。 それに俺はいつまでもミカサに守られてない‼︎」

 

そんな感じで朝は過ぎていった。

薪割りするかな。

 

 

 

薪割り場まで薪を50本くらい背負って運んでる途中エレンが横を走り去った。

アルミンの所に行くんだろうな。

外かぁ…… まぁ、檻のように感じてしまう様に壁に囲まれてるからな。

喰われたくないから『まだ』外には興味持てないけど……

夢くらい探し始めようかな。

子供らしく生きるなら必要だ。

そういやじゃが芋が多めに買える量の薪だな。

頑張って割りますか…… なんか騒がしい?

様子見に行くかな。

 

「君達が暴力振るうのは僕の意見に対して反論出来ないからだろ……」

 

またか…… 肉体の異端が俺なら考えの異端がアルミン。

子供は残酷ですぐに暴力を振るう。

イライラする。

俺の様に殴られても、蹴られてもなんともない奴には手を出さずにアルミンの様に身体が弱い人間に手を出す。

 

「おい、お前等何やってんだ⁉︎」

 

そんな事を考えていたらエレンがアルミンを殴った奴等に向かって突進していった。

ミカサもついてるし大丈夫かな?

成り行きを見守ることにしたがこれがまた酷い。

周りにいた子供を呼んで数の暴力でミカサを無効化してエレンとアルミンを殴る蹴るの暴行を加えてる。

流石にやり過ぎだし激おこっすわ。

 

「そらよっと」

 

一気に近付いてミカサを囲んでる奴等に拳骨を落としていく。

一応加減はしている。

本気出したらザクロになるし。

 

「ポウが出た‼︎ 巨人の子供だ‼︎」

 

暴言吐いたな?

俺はエレン達の様に逃げた奴を見逃す様な事はしないからな。

全員一発は覚悟しろよ。

そのあと全員にタンコブをプレゼントして快く帰って貰った。

 

「エレン」

 

「ポウ…… ごめん、俺の所為でまたお前が悪口を……」

 

「よくやった。 友達を守る為に無謀な事に挑んだ事は立派だ」

 

乱暴に頭を撫でる。

それはもうガシガシと。

そして手の動きをゆっくりと止める。

 

「ただな…… 同時に無茶をし過ぎだ」

 

「ポウ…… 痛いし、足が地面についてない……」

 

アイアンクローである。

エレンは褒めると調子に乗る傾向があるので理由を付けてでも叱らないといけない。

 

「ミカサも一人で解決出来なそうなら俺を呼べ。 大抵の奴は俺を見たら他を放り出して俺を襲いに来るんだから」

 

「それはポウを生贄にしろと言っているの?」

 

「違う、俺はお前等より出来ることが多い。 お前等が出来なくても俺には出来る。 家族なんだから頼れ」

 

薪を背負ったままなので両脇に三人を抱えて人気の少ない場所へ移動する。

家族とアルミンには医療の心得があるのを伝えてあるのでアルミンを俺が治療しても問題ない。

巨体が治療する。

この世界にしては皮肉が効いてるな。

アルミンを治療した後、俺は薪割り場に行きサクサクと薪を割って必要な分を残して売り払い家に戻ろうとした時それは現れた。




ちなみに主人公は最終的にポウの体型になるだけで技は使えない筈。
なのに勘違いだけで使ってます。
いろんな意味で馬鹿なんです。
ぶっ飛んでるのはこいつだけじゃありません。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。