・・・ちょっと妄想でマユリ様がゼロ魔の世界に行ったらって話を考えてカオスになった。
エレン達と合流して話を聞いた。
それを踏まえて考えると後回しにはしにくいな。
頭がでかく、体だけが痩せ細った巨人か……
寿命か、産まれたばかりか……
わからんな。
「それは街に戻ってから考えよう」
「でもよぅ……」
「コニーの言いたい事もわかるが俺一人で情報を整理する訳にもいかない」
ぶっちゃけ間違えた場合の保険が無いからな。
アルミンやハンジさんがいれば話し合いが出来るんだが……
居ないのは仕方ない。
わかる範囲で考えるか。
「エレンと言う前例が居る以上人間の巨人化は考えなければならない」
右手の人差し指を立てて一つ目の意見と言う事をアピールする。
次に中指を立てる。
「二つ目の予想は罠だな。 知能のある巨人が居るのがわかってるから力が弱く多少の知能がある巨人を置いていったって感じだろう」
今ある情報だと二つしか思い浮かばない。
他に何かあるかね?
コニーは苦虫を噛み潰した顔をしていたが納得したようだ。
後者である事を希望にしているようだが……
落ち着いたので地下に入ろうとした時3m級が一体5m級が二体がこちらに走ってきた。
速いな……
刀を抜きながら動きを観察していたらほんの一瞬意識を逸らした隙に3m級が目の前にいた。
刀を横に振るうと皮膚が驚く程硬く弾かれた。
虚弾をゼロ距離で叩き込み弾き飛ばした。
「エレン……」
「わかってる」
そう言って構えるエレンを馬の方に投げた。
この状況でエレンが居ても出来ることはない。
エレンは投げられた事に驚いていたが俺が本気で構えてるのを見て考えを改め、コニーとクリスタを連れて逃げてくれた。
それで良い。
「ニガシタカ」
「雑魚に用はない」
「だが、面倒なのが居るな」
片言の3m級が恐らく一番ヤバい。
どうするか……
下手に動けば容赦なくエレン達を追うだろう。
エレンが相手の実力を間違えたと仮定して援軍が来るのは約30分。
それ以内に三体か……
きついな。
考えがまとまらないうちに手下と思われる二体が響転ほどじゃないけどかなりのスピードで左右から攻めてきた。
一体につき二手で殺したが……
さて…… 無傷で終わるのは諦めたが時間内に倒せると良いなぁ……
アルミンside
エレンの報告を聞いて僕達は一旦集まったが頭が痛い。
正直連れて行くのも置いて行くのもリスクが高い。
隊列はかなり揉めたが命がかかっているからポウの戦いに着いて行けそうな奴が行く事に決まった。
正直まだ不安がある。
ポウが逃走を促す敵に僕達に出来ることはあるのか?
それが不安でたまらない。
良く過大評価するポウだけど今迄に無い事だけに真剣に考えなければならない。
それでも留まるという選択肢は無いけどね。
行こうか。
リヴァイさん、エレン、クリスタ。
四人小隊の為ミカサには悪いが留守番をしてもらった。
オルオさんと数名は一旦帰ってもらい報告してもらう。
壁の中の巨人はもう居ないだろう。
あれだけの数をポウがプチったんだから。
「各員は戦闘より情報を手に入れる事を優先にして下さい。 それでは出発します‼︎」
僕の予想が間違いないならこの中にきっとポウの暴走を止める人がいる。
走り始めて少し経つと轟音と地響きが聞こえる。
焦りが産まれた。
大丈夫だ。
ポウは強いと考えても不安がある。
もしもポウが押されていたら僕達で勝てるのか?
不安が更に増した。
そして見えた光景は左腕を犠牲に刀を突き立てるポウの姿だった。
side out
多分、俺は笑ってるだろう。
強敵だ。
楽しませてくれる。
死んでもアルミンが居るから安心して戦える。
繰り出す斬撃は皮膚によって阻まれる。
相手の拳が当たる度に骨や筋肉が悲鳴をあげる。
それでも楽しくてたまらない。
敵で居てくれてありがとう。
存分に殺し合おう。
「強いなぁ巨人‼︎」
「バケモノメ、ホントウニヒトカ⁉︎」
「人だからこそお前と戦ってんだろうが‼︎」
恐らく巨人の上位種が叫ぶ。
普通に切れないなら叩き切る。
金属音に似た音が周りに響く。
火花が刀と皮膚が接触する度に光る。
自分の中の動の気が大きくなって行く。
笑いながら巨人を吹き飛ばす。
巨人は自分で砂煙を起こし、身を隠して瞬時に背後をとり右肩の肉を食い千切り食べた。
「なるほど、やはり貴様は危険だ。 私が進化するなどあり得ないと思っていたからな」
「あり得ない事なんてあり得ない。 俺の大好きなセリフだ」
1mほど縮み、体格が圧縮された敵を見て少しだけ答えが出た気がする。
もしも予想が正しければこいつらを調べるのは止めだ。
救いはない、巨人は死すべし。
「食えない人を食う。 それは人間に近づく為だな?」
とりあえず爆弾を落としてみた(ゲス顔)
一瞬顔を強張らせて無言になった。
ついでに動きも止まったので首と胴体をサヨナラさせようとしたら避けられた。
「殺す」
「沸点低いなぁ」
図星ついて隙が出来たら攻撃を叩き込む。
うん、俺でもブチ切れるわ。
踏み込みで地面を砕きながら斬撃を叩き込む。
それをさっきより硬度を上げた皮膚で防ぐ。
両手持ちにしていた片方の手を離して刀をぶん殴ると肉に食い込む感触があった。
ニヤァと誰もがイラっとする笑みを浮かべながら刀を肩手持ちに変えた。
「そら、もう一丁だ」
「調子に乗るな‼︎」
調子には乗ってないけどパターンは見切ってんだよね。
痛そうだけど我慢だな。
左手で顔面の中心を殴りつける。
相手は可動域? 何それ食えるの?
みたいな感じで左腕に噛み付いた。
簡単な話、口の中は硬くないだろ。
右手に持った刀をうなじを貫くように突き刺す。
「破道の十一 綴雷電」
そして身体を感電させて焼き尽くす。
ゆっくりと冥土を楽しめ。
それが俺が返せる恩だ。
口には死んでも出さないけどお前のおかげで道が見えた。
まぁ、最後の力を振り絞って片腕を持っていったのは尊敬するぜ。