抜きゲーみたいな島に住んでいた狂犬はヒロアカ主人公に憑依したらどうすればいいんだ? 作:神剣狩刃
バカデケエ雄英の門を潜り抜け、これまたバカデケエ1-Aの扉を開ける。メガネとクソウニが言い合いをしている。俺は二人に近づいて、机の上に足を乗せてるクソウニの足を踏みつける。
クソウニ
「ってえな!?誰だお前!?ぶっ殺すぞ!?」
精
「机の気持ちが分かったかクソウニ。悪いなメガネ、うちのクソウニがうるさくて。」
メガネ
「君たちひどいな本当にヒーロー志望か!?」
メガネが何かブツブツ言っているので適当に聞き流しながら、教室を見る。
蛙みたいな女の子、ピンクで角の生えた女の子、耳たぶがイヤホンジャックの女の子、巨乳の女の子…
精
「まるで美女のバーゲンセールだな…」
メガネ
「人の話を聞いているのか!?」
クソウニ
「足退けろやクソナード!声聞くまで分からなかったわ!」
クソウニを踏んでいた足を退けて、自分の席に着
お茶子ちゃんが教室に入ってきた!
精
「あっ、お茶子ちゃん!*1同じクラスだね!放課後どこ行く!?映画館!?遊園地!?水族館もいいよねえ!?」
お茶子ちゃん
「わわ!?もしかして緑谷くん!?派手になったね!?というか、いきなりデートするつも」
???
「お友達ごっこしたいなら他所へ行け。ここは…ヒーロー科だぞ。」
足元からする声に目を向けると、寝袋に人が入っていた。個性的な生徒がいるもんだ。まるでオッサンみたいだ。見なかったことにしよう。
精
「初日にデートは早いか!じゃあ、お茶でも」
???
「人の話を聞け特待問題生。合理性に欠くね。」
俺の口元が何かで塞がれる。噛んでみる。質感的に布か何かだが、ただの布ではない。妙な繊維が入っている。
澤先
「担任の相澤消太だ、よろしくね。」
コイツが担任?信じがたいが…実力は本物だ。俺は布を噛みちぎって発言する。
精
「ぷはあ、だったら教員らしい格好してくださいよ。老け気味の生徒かと思いました。」
澤先
「…っ、早速だが、体操服着てグラウンドに出ろ。」
澤先は何かに驚いていたが、それを取り繕うように指示を出す。
グラウンドに出た俺達は、個性把握テストなるものをやることになった。"個性"ありの体力テストをやるとのことだ。デモンストレーションで爆轟が死ね!!!とか言いながらボールを700mほど飛ばす。
???
「なんだこれ!!すげー面白そう!」
誰かがそんな言葉を発し、それに澤先が反応する。
澤先
「……面白そう…か…ヒーローになるための三年間、そんな腹づもりで過ごす気でいるのかい?」
ゴオとただならぬオーラを放つ。
澤先
「よし、トータル成績最下位のものは見込みなしと判断し、除籍処分としよう。」
澤先のとんでも発言に皆がどよめく。
相澤
「理不尽を覆していくのがヒーロー…放課後マックで談笑したかったならお生憎。これから三年間、雄英は全力で君たちに苦難を与え続ける。"
澤先が人差し指でクイクイと挑発する。俺はそれを見てにやりと笑い言葉を返す。
精
「教員が面白く盛り上げてどうするんですか。幾重にも辛酸を舐め、七難八苦を越え、艱難辛苦の果て、満願成就に至る…苦難を超えた上で、放課後デート決めさせてもらいますよ。」
最下位が除籍?だったら最下位にならなければいい。実力のないものが淘汰されるのは世の常だ。そうならないために心も体も技も、俺は鍛えてきた。
第1種目 50m走
俺はクソウニと一緒に走ることになった。スタートと同時に足に力を入れる。
精
「出力20%で十分だ!!!」
クソウニ
「なんだと!?」
入学までの期間で出力のコントロールができるようになった。限界は25%だが、ギリギリは危ない。ちょっとミスったら怪我をする。調整した"個性"を使いスタートダッシュを決める。勢いを殺すためにも"個性"を使う。相殺の負担が足に来る。
精
「っとと…ブレーキのこと考えたら10%にするべき」
クソウニ
「どーいうことだこらワケを言えデクてめぇ!!」
クソウニが爆発しながら突っ込んできた。迎撃の体勢をとる。布のようなものがクソウニを捕らえる。ついでに爆発も収まった。
澤先
「炭素繊維に特殊合金の鋼線を編み込んだ『捕縛武器』だ。…噛みちぎるやつがいるとは思わなかったがな。あと、"個性"を使わすなよ…俺はドライアイなんだ。」
澤先の"個性"は見た人の"個性"を消すものらしい。強くね?身体能力で負けてたら敗北確定じゃん。もっと鍛えないと。ちなみに記録は2秒ジャストだった。メガネが驚いていたな。*2
第2種目 握力
精
「まだ出力を考えるので精いっぱいなんだよな…!持続できねえ…!」
男子
「それでも100キロて!1/5ゴリラかよ!」
第3種目 立ち幅跳び
精
「飛んでからの"浮遊"!…だー!まだ長く持たないか…!」
入学までの間に"浮遊"のトレーニングもした。結果として、数秒浮けるようになった。
カエルの子
「それでも私の何倍も跳んでいるのはすごいわ。」
20%の射出と浮遊を合わせた跳躍はそれなりの記録になった。
第4種目 反復横跳び
"個性"を使って飛ぼうものなら相殺の連続で、足が砕けてしまう。
第5種目 ソフトボール投げ
精
「本気でぶん投げたいところだが…腕壊すと洒落になんねえ。ほどほどで行くか!
I'm coming!!!」
ドキュゥゥゥン!!!
20%の"個性"で叫びながらボールを投げる。ボールが点のような小ささになる。結構な距離にはなるだろうが…
お茶子ちゃん
「すごいじゃん緑谷くん!2位は決まりだね!」
麗らかな笑顔を浮かべるお茶子ちゃんは無限を叩き出している。"無重力"か…どんな辛い体位もできるよね?覚悟しててね。それにお茶子ちゃんのせいで嘔吐フェチに目覚めたんだから、責任取ってよね。
第6種目 上体起こし
これに関しても"個性"の出番はない。実力勝負だ。
精
「しっかり押さえていろよ、飛ぶぞ!」
腕がいっぱいある男子
「うおお…!?すごい力だ…!」
第7種目 長座体前屈
"個性"の出番もなければ、苦手な競技だ。
精
「ああー!無理無理カタツムリ!柔軟は限界がある!」
お茶子ちゃん
「緑谷くん、筋肉凄いもんねえ…ガチガチだね。」
そう言われると別の所もガチガチになっちゃうよ、お茶子ちゃん。脳内再生ASMR『麗らか学生の『自主規制』*3!ゲロリもあるよ!』を何回使ったと思ったんだ。
精
「うあああ!I'm coming!!!*4」
第8種目 持久走
巨乳の子が"個性"で作ったバイク*5で走り出したから追いかける。
精
「バイクはずるいって…1分しか追いつけないって…!」
巨乳
「1分も追いつける方がすごいと思いますわ…」
こうして終わった個性把握テストは俺が一位だった。当然だぜ、元『金色の狂犬』に勝てるもんか。ちなみに澤先の除籍処分は嘘だった。合理的虚偽とかなんとか言ってたが、教員が嘘をつくのはどうかと思う。
初日が終わり、放課後になる。誰から攻略していこうか悩んでいると、後ろからメガネが声をかけてきた。
メガネ
「初日からなかなかやるじゃないか、緑谷くん。」
精
「お…えーっと…飯田で合ってるか?」
メガネ
「意外と話は聞いていたのだな。下の名前は覚えているかな?」
精
「…天麩羅?」
天麩羅
「惜しいな…天哉だ。」
お茶子ちゃん
「おーい!お二人さーん!」
ツッテケテーとお茶子ちゃんがかけてくる。俺と天麩羅の二匹の子ヤギが振り返って話を弾ませる。
天麩羅
「君は∞女子!」
お茶子ちゃん
「麗日お茶子です!えっと飯田天哉くんに緑谷…デクくん!だよね!!」
精
「え…『イズク』だけど…」
あのクソウニがデクと叫び散らかしたせいで、お茶子ちゃんは誤解しているらしい。クソウニ特有の蔑称であると訂正する。
お茶子ちゃん
「でも『デク』って…『頑張れ!!』ってかんじで…なんか好きだ私。」
精
「お茶子ちゃんが呼びたいように呼んでくれていいよ!」
天麩羅
「緑谷くん!!浅いぞ!!別称なんだろ!?」
俺は快く受け入れた。こんなかわいい子が呼んでくれるなら何も問題ない。
精
「俺がいいって言ったらいいんだよ、天麩羅。」
お茶子ちゃん
「テンプラ?」
天麩羅
「天哉だ!…いや、愛称で呼んでくれているのか…?だとしたら受け入れるのが正解か…?」
土口君は女の子に興味津々で男子のことは適当です。だから、アドベンチャーノベル風に名前を出す必要があったんですね。