抜きゲーみたいな島に住んでいた狂犬はヒロアカ主人公に憑依したらどうすればいいんだ?   作:神剣狩刃

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とんでも展開が起きます。そういう作品だと受け挿れてください。


3-10 大胆な告白は女の子だけの専売特許じゃねぇぜ!!

 俺の発言に1-Aの大半が口をぽかんと開けている。無理もない。俺だってこんなことを言われたら同じ反応をするだろう。

 

 精

「流石に根拠がほしいだろうから……まずは轟、俺はお前の親父の名前を間違えた時覚えているか?」

 轟

「あ、ああ……確か……ベンドバーって言ってた……っ!」

 精

「いくらNo.2でも名前は間違えないだろ? それに俺はヒーローに免許がいることを知らなかっただろ?」

 轟

「た、確かに……」

 精

「次に飯田、俺のヒーローに対しての考え方は変じゃなかったか?」

 飯田

「変という言い方はするつもりはないが……確かによくある考え方をしていなかったな……」

 精

「規則に則るならグレーゾーンも平気で歩む……ちょっとヒーローらしからぬ感じだろ?」

 飯田

「そういわれたら……確かにそうだが……」

 

 俺を間近で見た2人は納得しかけているが、他の皆は何が何だかという顔だ。

 

 精

「というか、このことは爆豪には話してある」

 

 皆が爆豪の方を一斉に見る。

 

 爆豪

「……最初っからそういえや。回りくどいんだよ」

 

 同じ中学の幼馴染の人間がそう言っているのだ。流石に信憑性が出てきただろう。

 

 精

「もっと言えばオールマイトにも話してある。あとで聞いてみてほしい。アレがウソを言えるようには見えないだろ?」

 梅雨ちゃん

「仮にそうだったとして……何で今言ったのかしら?」

 精

「今回の事件の重要人物、九玉さんについて話す必要があるからだ」

 八百万

「さん……? もしかして緑谷さんはあの敵について何かご存じなのですか?」

 

 皆にも警察で話した九玉さんの話をする。

 

 精

「これに関してもオールマイトから聞いてほしい……俺だけじゃ証明できな──」

 八百万

「いえ……私は信じます……私は平行世界に飛ばされかけましたから」

 

 何と合宿で敵が襲撃した際に百ちゃんは体験したという。

 精

「……ここまで話しておいてなんだが、信じる信じないは勝手だ。だが、いつか来る別れの時がきつくなる……と思う」

 お茶子ちゃん

「別れ……? デクくん、いなくなっちゃうの……?」

 精

「正確には本来の緑谷出久に戻る、だからこの体自体はこの世界に残るけど……今の俺の性格の緑谷出久はいなくなる」

 

 あのオドオドしているかと思えば、俺をも超える覚悟を決めるとんでも緑谷になる。間違いなく別人になるだろう。

 

 精

「俺の最終目標は『本来の緑谷出久に戻せるぐらい安全な世界を作る』ことだ。だから……俺といつまでも居たかったら、この世界を平和にしなければいい……けど……皆はヒーローを目指しているだろ? だからいつか別れなきゃいけない」

 三奈ちゃん

「そんな……今の緑谷はこの世界にはいたくないの!?」

 精

「……いつまでもいたいさ。俺は散々な過去を過ごしたせいで、まともな青春を過ごしていなかったんだ。この世界でこのまま緑谷出久として過ごすのも悪くないかもしれない……でも、俺の帰りを待っている人がいる」

 

 淳之介君やNLNSの皆、郁子先輩に桐香様、何より礼先輩とセレンとレイラ。向こうでは1日と経っていない時間で帰れるだろうが、1日でも待たせたくない。

 

 精

「……まずは今まで黙っててごめんなさい。入学の段階で言っても信じてもらえなかっただろうけど、少しでも言っておくべきだった」

 透ちゃん

「た、確かに入学の時に言われても困ったけど……でも、今言われても……」

 精

「そして……別れるまでの間は仲良くしてほしい。別れるのに仲良くなるなんて辛いかもしれないけど……別れるからと言ってひどく扱われたら流石に悲しい」

 響香ちゃん

「そんなつもりはないけど……でも……うーん……」

 

 皆が明らかに困っている。どう返答していいか分からないのだろう。だから、ここで俺が一つ革命を起こす。

 

 

 精

「もちろんただで仲良くなってほしいとは言わない……だから俺は責任を持って1-Aの女子全員と交際関係を持つ」

 1-A一同

「「「……は……?」」」

 

 今なんて言った? と言わんばかりの顔だ。前後どころか一行で矛盾している文を見たような、差別と低学歴が嫌いと言った奴を見るような。

 

 爆豪

「おい待てクソデク……女と付き合うのがどうすれば責任を持つことに繋がるんだ……!?」

 精

「睡眠不足が脳まで来て頭の中が花火大会か? 早く寝た方が良いぞ?」

 爆豪

「てめェが起きろって言ったんだろうが!!」

 

 爆裂しそうな爆豪は放っておいて説明をする。

 

 精

「ひどい話をするけど……自分だけ辛い思いをして、俺は何もなく別れるってのが納得いかないんじゃないかな?」

 梅雨ちゃん

「本当にひどい話ね…………でも、私にその思いがないと言ったらウソになるわ」

 

 1-Aガールズが驚いた顔で梅雨ちゃんを見る。

 

 梅雨ちゃん

「USJで敵に襲撃された時、緑谷ちゃんは私の仇だと言って脳無を倒したわ。もちろん私は生きているから仇な訳はないのだけれど……それだけ本気で思っていたのだと私は考えるわ」

 実

「そういや手と足をズタボロにしてまで戦ってたな……」

 梅雨ちゃん

「それに救助訓練の時もリップサービスをして、家族の分の水羊羹までもらって……なのにただバイバイしましょうで済ませるなんて……私は嫌よ、出久ちゃん」

 

 梅雨ちゃんが俺を下の名前で呼んだ。

 

 梅雨ちゃん

「そして、私はどんな罰でも受けると言ったわ。これが出久ちゃんが私に科す罰なのだとしたら、受け入れないと道理が通らないわ」

 精

「言っておいてなんだけど……梅雨ちゃんって結構湿度高め女子?」

 梅雨ちゃん

「ケロケロ……私の部屋を見て分からなかったかしら?」

 

 これは一本取られた。

 

 お茶子ちゃん

「わ、私だって! デクくんに助けられたし、体育祭の時は一緒に訓練もした! すっごく嬉しかったよ! 正直言って好きだよ! 急にお別れするなんて言われてもいやだよ!」

 

 お茶子ちゃんも続いてきた。

 

 お茶子ちゃん

「だったらお別れするまではデクくんとお付き合いしたい!」

 精

「少なくとも梅雨ちゃんと一緒に付き合うことになるけど……」

 お茶子ちゃん

「私にはデクくんって命名した実績があるもん! ね、飯田くん!」

 飯田

「ええ!? た、確かにデクくん呼びは麗日くん発祥だが……」

 梅雨ちゃん

「ケロケロ……出久ちゃんの背中は温かかったわよ?」

 

 そういえば救助訓練の時に背負ったっけ。

 

 百ちゃん

「……で、でしたら! 私もお付き合いしなければ道理が通りませんわ! それに私は副委員長! 委員長の近くで支えるべき存在でしょうから、出久さんとお付き合いするのも当然ですわ!」

 三奈ちゃん

「それ言ったらアタシも付き合わないといけないじゃん! でも…………出久はいいやつだから、きっと楽しい思い出を作ってくれる! 別れる辛さを吹っ飛ばすぐらい楽しい思い出を作ってくれる! だったら付き合いたい!」

 

 これで救助に来たガールズはお付き合いすることになった。

 

 透ちゃん

「うーん……えーい! 悩んだって考えたってダメだ! 出久くんはきっと悪いお付き合いなんてしない! だったらまずは付き合っちゃってから判断してもいいはず! それに私は透明だからいつでも近くに居れる!」

 響香ちゃん

「……ああもう! ここで引いたらなんかウチが負けた気がする! こうなりゃヤケだ! ウチとも付き合え出久! ウチは、その、比較的魅力はないかもしれないけど……い、イヤホンジャックあるから!」

 

 自分で言っておいてアレだが、まさかの1-Aガールズ全員が俺とお付き合いできることになった。

 

 

 実

「待て待て待て待て!!! いくらなんでもおかしいだろーが!!!」

 飯田

「そうだぞ!!! 不貞行為もいい所じゃないか!!!」

 

 この二人からのツッコミは想定内だ。

 

 精

「全員合意の上だ。誰とどうやって付き合うかに関しては綿密なスケジュールを組んで決める。あと不貞行為は配偶者を持っていないと成り立たない……じゃあ、成り立つか。でも、マイスイートハニーからは許可をもらっている」

 瀬呂

「えっ、お前結婚してんの!? なのにあんな女の子に色目使ってたのかよ!?」

 精

「故郷では不特定多数と体の関係を持つことがそこまでおかしなことじゃなかったんでな」

 常闇

「何と不埒な……」

 青山

「んん、ノン常識的★」

 上鳴

「お前の故郷どうなってんだよ!?」

 障子

「まあ……生まれた場所の風習なら仕方あるまい……」

 尾白

「いや、流石にツッコミどころしかないだろ……」

 

 多数の男子からブーイングが起こる。だから俺はこの責任の取り方の本質を語る。

 

 精

「6人を偏りなく愛して、それぞれの仲を保ち、それを続ける……そしてその関係には終わりが約束されている」

 

 男子一同が何かを察してくれた。

 

 精

「一番辛い思いをするのは俺だ。6人分の別れを独りで背負わなきゃいけない。俺が出来る責任の取り方はこれしかなかったんだ。他にいい方法があるなら教えてほしいけど……どうかな?」

 

 まさかこれほど考えていての発言だとは思っていなかったらしい。皆納得してくれた。

 

 精

「先に言っておくよ。俺から女子にするのはキスまで、それ以上は女子から求められた時だけにする。この約束を破った時は遠慮なく澤先に言っていいよ。間違いなく除籍処分されるだろうからね」

 実

「緑谷……お前は間違いなく漢だよ……そこまで背負って女の子と付き合うなんて……おかしいとか言って悪かった……!」

 飯田

「俺は君を勘違いしていた……すまない……! 謝らせてくれ……!」

 

 真っ先にツッコミをした2人が俺に向かって謝る。

 

 精

「分かってくれればいいのさ」

 

 俺の今後の方針も決まったところで、ある男がおめでたいことを発案してくれた。

 

 砂藤

「よーし……こうなったら明日はパーティーだ! 緑谷、一緒にケーキ作ろうぜ!」

 精

「いいねえ! チーズスフレケーキ作ろうぜ! あと俺、ココア練るの得意なんだ!」

 砂藤

「マジか! ココアに合うように作らねえとな!」

 

 2人の最強シェフが握手をしてタッグを組む。

 

 お茶子ちゃん

「チーズスフレケーキ! めっちゃ楽しみ!」

 梅雨ちゃん

「出久ちゃんと砂藤ちゃんの合作……きっととってもおいしいものになると思うわ」

 百ちゃん

「私としてはココアが気になりますわ! 出久さんが一から練って作るココア……!」

 透ちゃん

「ココアってお湯を注いで作るものじゃないの?」

 響香ちゃん

「なんかで見たことあるけど、ピュアココアを鍋で練って作る本格的な奴があるらしいよ」

 三奈ちゃん

「出久マジで何でもできるじゃん! できないことあるの!?」

 精

「うーん……妊娠と出産?」

 1-A一同

「「「それができたら流石に怖いよ!!!」」」

 精

「いや、もしかしたら"性転換"の"個性"があるかもしれない。そしたらできないことなくなるかも」

 1-A一同

「「「やろうとしている!?!?!?」」」

 

 いつの間にやら面白い雰囲気になっていた。この雰囲気のまま寝るとしよう。明日からの新生活が楽しみだ。




ということでここから1-Aガールズのハーレム形成です。
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